見た目に山口拳矢の加速は凄かった。しかし見方を変えれば、がんがん引っ張る猿樂楓樹をやっとこさ叩いた山崎賢人のスピードが鈍ることは必定で、しかもスイッチした松浦悠士の横に山田英明がへばり気味なのだから、言い方は乱暴かも知れんけど、内側は「登坂車線」のようなもの、追い越し車線をひとり往くヤマケンは強く見えてあたりまえとも思われた。
かんじんの車券の方は丸出駄目尾だった。齋木翔多から発せられる濃い自在の匂いは嗅いではいたけれど、イン切って好位の策が決勝も功を奏して三着、競輪祭の切符を手にしたのだからたいしたものだ。内心、あの並び――猿樂-松浦-齊藤-渡部幸訓――になったとき期待を抱いた己が恥ずかしい。能ある鷹は爪を隠す。能のない私は水戸黄門を頼る。〽人生楽ありゃ苦もあるさ、のフレーズはいつの間にか頭の中から消え去った。
ブログ
最近のブログ
- 能の無い私は水戸黄門を頼る~岐阜記念決勝観戦記 2026/09/29 22:41
- 楽ありゃ苦もある~岐阜記念決勝 2026/09/28 23:09
- まさに既視感を覚える負け方~共同通信杯決勝観戦記 2026/09/21 17:33
- スマイリー小嶋から始まった~共同通信社杯決勝 2026/09/20 18:33
- せめて最後まで、競輪に「もし」なんてない~向日町記念in奈良決勝観戦記 2026/09/13 17:38


















