ブログ

飯塚・G1開設記念レース優勝戦展望~スピード桁違い、新世代王者の止まらぬ進撃~

2017/11/23 7:09 閲覧数(343)
このブログを違反通報します
違反通報のフォーム画面へ移動します。
皆様、おはようございます。

飯塚オートで開催中の、G1・開設記念レースは、今日がいよいよ最終日。最終12Rは8周回4100mの優勝戦となります。
もちろん今日は、この優勝戦の展望コラムにて、皆様のご機嫌を伺います。

予選道中の3日間は良走路となりましたが、昨日の準決勝は湿走路となり、これで地元大エースの浦田信や、永井大といった優勝候補の銘柄級が次々と脱落。勝負処で天候に左右された一節間となりました。
その中で、全国ランクNo.1を誇る鈴木圭はキッチリと連勝を重ねての優出、前節SG日本選手権に続く戴冠を目指します。

・・・それでは、詳しくは以下本文で。
今日も優勝戦は1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。
今日は天候回復の筑豊地方。予想は、「良走路」一本の想定とします。



①浅香 潤 (伊勢崎) ハンデ 10

 地元のG1シルクカップを制したのが今からちょうど20年前。この他G2タイトル4つを保持する伊勢崎の雄が、ここしばらくは主力10m前でもなかなか浮上できない状況が続いていました。直近の数戦で、かつてのスピードが戻って来たかのような印象を見せつけ、主力ハンデとなった準決勝の湿走路をも突破し、この記念戦線に、この名前が戻ってきました。
 オール10mの最内枠と言う事も有り、まずはとにかくスタートがカギとなります。特に中枠にスタート巧者が揃い、ここを凌げるかどうかがポイントとなりそうです。ここを凌いで先手を取れれば、ペースを上げての粘りが期待できるところです。


②越智 尚寿 (飯塚) ハンデ 10

 近況は成績も安定していますが、何よりハンデの恩恵、主力10m前に置かれていた点が大きかったと思います。主力ハンデに戻っての1走目は昨日の準決勝、これは湿走路を巧く乗り切ってのものでしたが、このハンデで良走路でのスピードレースに対応できるかどうかがポイントとなります。スタートが安定しており、巧く先手を取れれば、というところですが・・・。


③岩田 裕臣 (川口) ハンデ 10

 スタート力を武器に、2日目から3連勝での優出となりました。G1は初優出との事ですが、SG準決勝の経験は何度かあるため、8周戦は初では有りません。
 捌きの面では不安があり、とにかくここはスタート勝負。この枠であればうまくカマして出られる可能性は十分有ります。理想はトップスタートからの逃げで、どこまでペースを上げられるか、というところでしょう。


④有吉 辰也 (飯塚) ハンデ 10

 前節SG日本選手権に続く優出を決め、いよいよ本格的に復活の感が出てきました。ここも、SG日本選手権で連日決めていたスタート力が発揮されれば、というところですが、今回はオール10m、角度が付いている分、この枠でもトップスタートまではやや厳しそうな印象で、その場合に周りのペースが上がってしまうと、それを追走して余りあるパワーまでは戻っておらず、ここは追走一杯から粘れるかどうか、という印象です。


⑤藤岡 一樹 (山陽) ハンデ 10

 スーパースターシリーズ戦の精鋭16選手に残った事もあってか、ここへ来て尻上がりに調子を上げています。前節のSG日本選手権では、特に終盤戦で本走3.35前後までタイムを伸ばしており、ここもスタートから好位置に付けられれば、ペースの上昇にも耐えられる機力にはあると思います。オール10mの中枠で、0mオープンよりは切りにくいとは思いますが、元々0mオープンでは中枠からのスタート攻勢が得意な選手でも有り、角度の付いたオール10mでもその実績に違わぬ速攻を見せてくれるのでは、と思っています。


⑥大木 光 (川口) ハンデ 10

 湿走路巧者の実力を如何なく発揮し、最終盤の差しを決めての優出となりましたが、良走路ではやや機力的に見劣りする上、何よりスタート巧者揃うこの優勝戦のメンバー構成においては、序盤の展開から厳しくなりそうで、後方からの追走一杯になるのでは、と見ています。


⑦荒尾 聡 (飯塚) ハンデ 10

 準決勝では全国屈指の湿走路実績に違わぬ見事なレースを披露しましたが、正直予選道中3日間の良走路ではかなり苦戦を強いられた感が有ります。それを抜群のスタート力でカバーしたいところですが、10m並びの内枠にもスタート巧者が揃っています。また、記念戦線では準決勝に強いものの優勝戦では案外な所も有り、人気は集めそうですが、内枠勢のペース次第では苦戦も予想されます。


⑧鈴木 圭一郎 (浜松) ハンデ 10

 初日から1人圧巻の走りを披露。特に本走タイムでは他の追随を許していません。3日目の準々決勝ではあわや届かないかというシーンもありましたが、後半の巻き返しでの1着は、むしろ土壇場の強さを印象付ける結果となりました。
 準決勝の湿走路をも乗りこなしての優出。当面のライバルとなりそうなV候補の主力勢も湿走路で軒並み優出を逸した事もプラスに働いており、優出メンバー中3人は元々10m前の選手という事も有って、正直、死角が見当たりません。勿論、レースは水もの、不可抗力による不利等、何が起こるか分かりませんが、それを前提には予想出来ません。このベスト8の中では良走路で圧倒的なパワーを見せつけている以上、ここを中心視せざるを得ません。5日間パーフェクト、前節SG日本選手権3日目から続く連勝を「8」に伸ばしての完全Vが濃厚と見ています。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2017.11.23] 飯塚
G1開設記念レース・最終日
【12R】優勝戦  4100m(8周)

注①浅香潤(伊)10
 ②越智尚(飯)10
▲③岩田裕(川)10
△④有吉辰(飯)10
○⑤藤岡一(山)10
 ⑥大木光(川)10
 ⑦荒尾聡(飯)10
◎⑧鈴木圭(浜)10

中枠に揃うスタート巧者、特に③岩田裕の速攻をマークする⑤藤岡一の抜け出しを期待するが、何より外から⑧鈴木圭の弾丸スタートが飛んでくる。これをどこまで押さえ切れるか、というところで、中枠勢の抵抗で揉まれると不安は無くは無いが、それでも8周回かけて抜群のスピードで追い上げ、終盤には後続を突き放す勢いで抜け出していると見る。僅かながらの逆転展開は、⑤藤岡一が速攻決めてペースを上げ、逆に⑧鈴木圭がスタート行けずに揉まれる展開か。

<良走路>
本線(3単):8-35-1345
押え(2単):5-8
押えの押え(2単):5-3


さて、5日間の激闘のクライマックス。どんなレースになるのでしょうか。

本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

  • コメントする
  • 読者になる

コメント(0)

投稿する
※コメント投稿後は編集・削除が行えません。投稿前に内容をよくご確認ください。
※コメントは承認制の場合があります。管理側で内容を確認するため、反映に時間がかかる場合があります。

Gambooでは、人が嫌がるような発言、著作者の許諾のない文章の投稿、公序良俗に反する投稿等を禁止させていただいております。禁止行為が確認された場合、予告なく削除、コミュニティ機能の利用制限、退会等の処理をさせていただくことがありますのであらかじめご了承ください。
コミュニティのご利用ガイドライン
TOPへ