服部佳代子のreport☆roomへ
ようこそ‼


今回は今日(３月２３日)まで
名古屋競輪で行われていたF1でバンクを去る
愛知の林　巨人選手のラストランをご紹介します





決勝戦は野原選手を先頭に
近畿勢が４人並ぶという強力ラインが相手でしたが
予選から１着を並べて勝ち上がってきた林選手は
前を三重の皿屋選手に任せて
競輪人生を締めくくるラストランに挑みました


















結果は見事に完全優勝




本当にお見事でした



レース後にお話をうかがいました

「僕達の中部は２車でした
それでも仕掛けてくれた皿屋さんのお陰です
これは絶対に何とかしなくてはいけないと
もうガムシャラでした

ここは本当なら泣くところですよね
でもＳ級での優勝回数も３回ですし
これまでＳ級で完全優勝なんてしたことないんです
僕の方が信じられなくて
どうして良いのかわからない感じです

これで僕はバンクを去りますが
本当にここまでの１走１走を全力で戦ってきましたので
やり残したことはありません

競輪は好きなので
これからも競輪は応援していきたいです」


塚崎真吾さんに弟子入りし
塚崎門下として競輪選手デビュー



ラストランは
師匠をはじめ同門の仲間
練習仲間　同期　一緒に戦ってきた選手の皆さん　
そしてファンの皆様が
中継や名古屋競輪のスタンド等から見守る中で
完全優勝という最高の恩返しをして
競輪人生を終えるという
常に感謝の気持ちを忘れない林選手らしい
素晴らしい結果でした



私は検車場でレースを観戦していましたが

「引退レースで完全優勝するなんて
そんな選手　今までにいたのかなぁ～⁉

カッコ良すぎだよね」

モニターでレースを観戦していた選手の皆さんも
ザワついていました


そんな中　
レースを終えて検車場に戻ってきた林選手は


皆に気を遣わせないように
この笑顔でした


選手として　人として
本当にあたたかい気遣いをされる林選手

ですが...


山内卓也選手が近づくと
込み上げるモノが



グッと涙を堪える林選手の後ろ姿を見て
集まった皆さんも我慢できず目を潤ませました




コロナ感染症防止の為に
ファンの皆さんの前で引退セレモニーを行うことができませんでしたが
林選手もファンの皆さんへ感謝の気持ちを届けたいのではないかと思います
またいつかのチャンスで改めて会を行えると良いですね

代表してコメントを預かってきました

「これまで多くの皆さんに支えていただき
今があると思います
本当に皆さんのお陰です

僕はこれで競輪界を去りますが
どうかこれからも競輪を応援いただけたら嬉しいです
競輪をよろしくお願い致します」





どんな時も
このダブルピースで笑顔を見せてくれていました

”林　巨人選手”という素晴らしい選手がいたことを
私はこれからもずっと忘れません