競輪でも兄弟選手は多い。しかし、性格も、強さも戦法も全く違う。どちらがよいと言うこともないがやはり比べられるのは苦痛だろうか？
30年近くまえになる、会社の後輩に双子の姉妹がいた。天涯孤独で二人きり仲良く助け合っていた。何故か我が家を気に入りよく出入りをしていたなか、何故か競輪場に行ってみたいとうちの父親に連れていって貰っていた。
とにかく騒がしく元気な姉妹だった。
当たったときの喜びも半端ない。
当時は三連単がない時代なので賭けても２車単とかなんだが、握りしめた車券で絶叫していたようだ。
当たって大喜び、大興奮、近くのおじちゃんがよかったなと声をかけてくれ
まぁ、百円が二百円になった的なレベルだったとも言う。
ある日、二人は行きなれたのか二人で競輪場に行ったらしく
天真爛漫で楽天家の姉と結構現実的でシビアな妹、しかし勝負への熱い思いは同じ興奮度は同じ。
当たり車券を換金に行った姉のあまりのるんるん姿に知らないおじちゃんが
オーねーちゃんご祝儀だーと千円くれたらしく、大喜びの姉、妹に
『てへっ(*´▽｀*)もらっちゃった♪』
妹は、眉に眉間を寄せ
そんなものもらっちゃダメだ！返してこいと、
姉は、えーだれかわかんないし～くれるっていうんだもーん。
競輪場、あるあるのご祝儀だ、気にする必要はないのだが現実主義者で真面目な妹には受け入れられない出来事だったようだ。
百円が千円になるのが大当たりとも思われた時代と百円が一万円でも、あー少なかったなと思う時代。時代の流れは金銭感覚もズレて行くんだろうなぁ。
今日も当たりを求めて右往左往の自分だ