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冗句のセンス、車券のセンス

2017/12/19 4:26 閲覧数(600)
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 平成生まれの人間は駄洒落を言わない。
 と、云うか若者は駄洒落を好まないのだろうか。
 センスなどと大仰なものではないにしても、冗句の選り好みというか、笑いのツボみたいのが似かよった人間とつるむのがやっぱり楽しい。これが車券のセンス(たとえば「食欲の湧く展開」「二段駆けの誘惑」等々)が一緒ならおんなじような買い方をするもので、話さずともほぼ同じ目の車券を応援していたりする。
 誰かの二着強襲で車券を買っていながら、その誰かが頭まで突き抜けてしまう。それじゃ伸びすぎだ・来すぎだと――「来生たかお!」。位置のないマーク屋がカギを握る。番手だろう? いや三番手だった。とその時「そこでイイの?飯野隆一」。丸(信五)が丸一周逃げ切る。押切(学)の押し切り。本田博の捲りは本田博太郎の捲りになり、西郷剛は西郷ドンだ。3番8番7番でゴールすれば「サ・ハ・ナ、サバンナ――!」とまあ、じつに下らない。
 こんな時間にこんな駄文を書いている俺は大丈夫なのだろうか。
♪午前3時の街角で/摂氏0度の息を吐く/白い/非常用の空元気を全部呼び出して/あの車が行ったらこの道渡りきろ(シオン『午前3時の街角で』から)

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