先日出口眞浩選手が引退した。
1994年のオールスターを制覇したことがあるタイトルホルダーである。
オールドファンの人には出口選手の思い出があっただろう。
2023年の前橋で落車して、長期休養、8月に静岡落車でそのまま引退してしまった。
これが最後のレースとなるとは思わなかった。 ファンは、ゴール線を駆け抜けて引退してほしかったはずだが、これも競輪である。
真剣勝負をしているが故、危険と隣り合わせである。
その世界の中で戦っている全選手たちを称賛したい。

タイトルホルダーではなくても代謝制度で引退してしまう選手も、もうすぐ出てきてしまう。 元、S級にいた選手、穴を開けてくれた選手、個性的な選手。
チャレンジを主に買っている自分からすれば感慨深いものがある。
引退レースは、応援車券を買いたいし、お疲れ様でしたと声をかけてあげたい。
時代の流れに逆らえないので、引退選手もいればルーキーとして入ってくる選手もいる。
選手の引退を悔やんだ分、次世代の選手にはいいレースを見せてほしい。

将来は、息子と競輪場に行って、「この選手は昔強かったんだよ」と思い出話をしたいと思う。