今日もまずは防府「共同通信社杯」から、主役級が次々と脱落するなかでダービー王・新田祐大の強さが連日際立っている。

04/29
防府11RＳ級決勝
[枠車 名 期県]
1①神山　雄一郎 61栃△
2②稲垣　裕之　 86京▲
3③新田　祐大　 90島◎
4④大槻　寛徳　 85城
4⑤原田　研太朗 98徳
5⑥山田　久徳　 93京
5⑦渡部　哲男　 84媛
6⑧萩原　孝之　 80静
6⑨山崎　芳仁　 88島○

並び
③９４ ⑤７８ ⑥２１

③新田の独断場、②稲垣にしろ⑤原田にしろ今回はすでに二次予選で勝負づけは済んでいる。

先行は⑥山田、稲垣が番手から出てもその上を行ってしまうだろう。

首位不動、９連勝で完全Ｖだ。

⑨山崎がついていけるか、今日は再度ドッキングできたが離れているのは不安だ。

こちらは押さえに回して稲垣やその後ろから攻める①神山、捲ってくる原田を本線に挙げる。

二車単
③→⑨
三連単
③→①②⑤

前橋ガールズケイリンは二日目、山原さくらと石井貴子（千葉）がそれぞれ人気に応えて快勝した。

１Ｒは渡辺ゆかり→奈良岡彩子→猪子真実→山原→宮安利紗→飯塚朋子→越田恵美子という初手の隊列、残り２周で飯塚が１車追い上げて宮安の外で並走する。

バックでペースが緩んだところを最後方から越田がカマして一気に後続を大きく突き放す。

渡辺後位から奈良岡が踏み込もうとするがその上を山原があっさり叩いて２番手、渡辺は突っ張り気味に踏んで目論み通り山原後位に収まる。

奈良岡は結局渡辺の後ろになり４番手、山原は最終バックで一気に前との差を詰めて３角では一杯になった越田を捕らえる。

直線では山原が完全に先頭、渡辺がやや離れながらも続いていく。

その後ろの奈良岡は内を掬おうとして下がってきた越田を完全に内から抜いてしまい失格となった。

山原が圧勝、渡辺が②着を死守して③着には飯塚が入った。

山原は越田の奇襲にも落ち着いて対処、決まり手は差しになってしまったが実際は自力で長い距離を踏んでおり連日内容は悪くない。

渡辺は前受けから最終的に山原後位、落車で苦しんでいたがだいぶ復調して安定感を増しつつある。

飯塚は奈良岡が内に行ってくれてラッキーな部分もあったが③着を確保、こちらも決勝進出を決めた。

越田は最後は一杯も見せ場は十分、いったんは後続を大きく突き放してレースが面白くなった。

奈良岡は内側追い抜きで失格、初日①着なのだから普通に回ってくればよかったが慌ててしまったとしか言いようがない。

７Ｒは高橋梨香→青木美優→松尾智佳→中川諒子→増茂るるこ→飯田よしの→石井、残り２周を切ったあたりから増茂以下がゆっくり上昇すると松尾が先に斬って先頭に立つ。

セオリー通りにその上を増茂が叩いて打鐘で主導権、後位は内の松尾と外の飯田で並走になるが松尾が取り切る。

そこを飯田の後ろにいた石井が最終ホームで一気にカマして先行、中川も続いて増茂はやや離れた３番手になる。

絶好の展開になった中川が３角で番手捲りに行くが石井も踏み直して応戦、中川を併せ切るとそのまま力強く押し切った。

中川が②着、増茂が③着でここは人気通りの決着となった。

石井は強い内容、最終ホームで豪快にカマして強敵の中川・増茂を寄せつけなかった。

３角で踏み直して捲ってきた中川を完封、最近のなかでは一番のレースだろう。

中川は直線勝負で十分なところ、手応えがあったのか捲りに行ったのが結果的には勇み足となってしまった。

それでも調子自体は問題なし、前回向日町ではまさかの予選落ちを喫したが今回は③②着とはいえ動きは悪くない。

増茂は一気に行かれてしまい少し離れた３番手、流したわけではないだろうが石井とのダッシュの差で今日は完敗となった。

04/29
前橋１Ｒガールズ一般
[車 名 期県]
①松尾　智佳　 102媛
②飯田　よしの 106東
③越田　恵美子 102石△
④猪子　真実　 104愛▲
⑤青木　美優 　106栃○
⑥宮安　利紗　 106媛◎
⑦野口　諭実可 102群

どこからでも狙えそうな面白い組み合わせ、このメンバーなら自力が通用する⑥宮安を狙ってみたい。

京王閣の一般戦では強風のなかを先行して堂々の押し切り、思い切って仕掛けてほしい。

相手は⑤青木、前回四日市では２勝目を挙げた。

宮安も青木もデビュー時は苦戦したが今や一般戦なら主力、年齢的にもこれからまだ強くなりそうだ。

あとは京王閣で宮安が勝ったときの②着だった④猪子、最後に③越田も再度今日のレースができればこのメンバーなら残れる。

実績では上回る①松尾、補充の⑦野口も力はあるが際限がなくなるのでここは静観する。

二車単
⑥＝③④⑤

04/29
前橋６Ｒガールズ決勝
[車 名 期県]
①中川　諒子　 102新▲
②高橋　梨香　 106埼
③山原　さくら 104高◎
④渡辺　ゆかり 102梨△
⑤飯塚　朋子 　102大
⑥石井　貴子　 106千○
⑦増茂　るるこ 102東

③山原は初日②着に敗れたが連日上々の内容、ここで今年初優勝を飾ってほしい。

現実にまだ１度も先着していない⑥石井が強敵、こちらも優勝から遠ざかっているが最近では一番よさそうだ。

①中川も差はないデキ、枠順も絶好でどんな組み立てになるか注目だ。

あとは首位までは厳しいが連下候補として④渡辺も押さえたい。

三連単
③→①⑥→①④⑥
⑥→③→①④