永らく競輪をやっていて、いろいろな改善や取り組みを見てきているが未だににすっきりしないことがある。審判制度である。
競輪場によって判定がバラバラできっちり判定しているところがあったり、こんなのでセーフかよと言いたいものとか、比較的共通しているのは特に売上を気にしてか地元選手や売れる選手に甘いとかもうひどいものである。
審議結果により一喜一憂してしまうのも人情であるが旧態然とした審判制度を一新してもらいたい。

個人的に私案を提示しておこう。
①審判員の氏名公表
　他のプロ競技では審判員の氏名を公表している、プロ野球やサッカーなどでは開始前に発表したり掲示など行っている。
　氏名公表により責任の明確さとへたな審判はできないと審判員のモチベーションを高める効果がある。
②特別審判員の登録制
　G3以上とＦ１以下の審判員のクラスを分け、G3以上に関しては年間の登録制にする。イメージは最高裁判事のようなもので２０名程度を選抜する。
　G3以上の開催は１日１場で年間約190日前後なので登録された審判員の中から１０名程度をランダムに選び、現地の競輪場に集まって判定を行う。
　基本的に同じメンバのため判定内容に差が出ることも少なくなるし、地元びいきもなくなるだろう。
　年間登録制なので、判定に問題がでてくれば審判員の審査制度を設けて刷新すればよいと思われる。
　Ｆ１以下に関しては要員数の問題もあるので地域ごとの登録制にする。
③審判内容の発表と記録化
　『相互接触によりうんぬん・・・』は聞き飽きてしまった。もっとどの選手がどのような行為をしたことにより失格かセーフかをルールに基づいて明確にして発表してほしい。
　イエローラインから何m上まで押し上げたとか、何回同一選手をブロックしたとか・・・
　また落車しただけで失格になるケースも多いので、技術不足で落車した方に非があったりしてルール内のブロック程度での落車であれば競輪の面白さを半減してしまうので
　落車要因が何であったかをよく吟味して判定を正確にしてほしい。
　これらの審議結果を発表するだけでなく、レースを見れなかった人のために後日見れるようにように記録を残してほしい。