昨年のガールズグランプリの前日、私は京王閣で石井貴子選手(東京・以下文中選手名敬称略)を見た。
ガールズの入り待ちに出遅れた(笑)私だが、しばらく遠巻きに眺めていてグランプリシリーズに出る選手達を何人か見ることができた。
華やかな舞台で報道陣に囲まれる選手達、それに背を向けるように貴子が出てきて、そしてそのまま多摩川沿いを自転車を引いて歩いていった。
私は追いかけていって声をかけようと思ったが、なんとなくためらってしまい結局できなかった。
何だかとても野暮なことのように思えたのである。
ご存じの通り昨年7月の高知で大ケガを負った貴子、結局昨年はそれ以来レースに出ることができなかった。
いつ復帰できるか分からない状況、ブログにも「このままクビになるのかな」と不安を綴っている。
姉・寛子は言わずと知れたスーパースター、これから華やかな舞台で戦おうというその姉や同姓同名の選手らとそれを避けるかのようにひっそりと歩いて帰る貴子があまりにも対照的で、勝負の世界は残酷だなと思った。
遠くから心の中で「頑張れ!」と言うのが精一杯、こんなところで声をかけてはいけないような気がした。
ひとつだけ安心したのは自転車を引いていたこと、つまりすでに自転車には乗っているということで、それは復帰に向けて着実に前進しているということである。
その貴子が昨日からスタートの和歌山で実に7ヶ月ぶりにバンクに戻ってきた。
初日は⑥着、それでもいいスピードで捲って見せ場は作った。
そして今日の6R、前受けから逃げた増茂るるこの番手に嵌まる絶好の展開である。
私はダイジェスト観戦、車券は増茂を買っているのにいつのまにか貴子を応援していた(笑)。
直線で鮮やかに増茂を差し切って①着!メンバーがどうとか展開がどうとかはどうでもよろしい。
「その瞬間」は思いのほか早く訪れたがここにたどり着くまでにどれほど苦しんだか、リハビリも辛かっただろう。
現在のガールズケイリンはレベルがどんどん上がっていて半年以上も休むのは致命的、しかも休む前の戦力すら維持できるか分からない大ケガを負った選手がこうやってすぐに結果を出したのだからこれはもう見事というほかにない。
本当によく頑張った!感動した!!
もし今度見かけることがあれば、その時はぜひ「おめでとうございます」「お帰りなさい」と声をかけさせていただきたい。
というわけで貴子の復活に沸いた和歌山ガールズケイリン二日目、主役の座を貴子に持っていかれた(笑)荒牧聖未もしっかり連勝で決勝に駒を進めた。
6Rは貴子→増茂→松尾智佳→明珍裕子→濱田瞳→梅田夕貴→猪頭香緒里という初手の隊列、打鐘で増茂が叩くと松尾は早々と貴子後位に降りて貴子が難なく増茂の番手に嵌まる。
貴子と増茂が初手と入れ替わっただけで残り1周では完全に一本棒、貴子にはこれ以上ない絶好の展開になる。
こういう時に慌てて番手捲りにいってしまう選手もいるが貴子は落ち着いて直線勝負、手応え十分に2センターから踏み込むと余裕を持って増茂を交わして復活のゴールに飛び込んだ。
貴子に続いた松尾が②着、逃げた増茂は③着に敗れた。
貴子は7ヶ月ぶりの実戦でいきなり①着、かなりイージーな展開だったことは否定しないが素晴らしいのひと言で他には何も申し上げることはない。
松尾は増茂が仕掛けた時についていかずにすかさず貴子後位を確保、下手についていって並走させられるよりはこれでよかったか。
増茂は打鐘からまともに仕掛けてしまい③着、勝たなければいけないメンバーでこういう淡白なレースをしてしまうのはちょっと甘い。
あとは初日②着の梅田が⑥着、残念ながら初の決勝進出はならなかった。
7Rは高松美代子→荒牧→飯塚朋子→東口純→井上玲美→金田洋世→山口優衣、残り2周を切って2角を通過するあたりから初日同様優衣が一気に上がっていく。
優衣が先頭に立って打鐘、しかしこれを誰も追わずに緩いペースになる。
優衣はどんどん差を広げて残り1周では意を決してそのまま先行、初手で人気順に並んでしまったこともありあまり早く飛び出したくなかった荒牧もようやく高松を交わしてこれを追う。
簡単に飲み込まれると思われた優衣だが大量リードを背に大健闘、飲み込まれるどころか最終バックを取ってさらに4角を先頭で回ってあわやの場面を演出する。
しかし最後は圧倒的に地力に優る荒牧が直線一気、結局は飯塚→東口まで引き込んで人気順の決着となった。
見せ場を作った優衣だが結局④着に終わった。
荒牧は思わぬ苦戦も最後は力の違いでねじ伏せて連勝、元々徹底先行タイプではなく初手で後ろが飯塚→東口では早めには出たくない。
前とかなり離れてしまったがギリギリの仕掛け、自慢の瞬発力で計ったように届いた。
飯塚は初手から荒牧マークで最後までそのまま、東口はさらにその後ろでどちらも今日はただついていっただけのレースになった。
むしろ優衣が思い切った先行で見せ場十分、初の決勝進出もあるかと思われたが最後は④着に沈み明珍と同ポイント同着順の競走得点差で涙を飲んだ。
③④着なら決勝に乗れることが多いのでちょっとツイていなかったが今回は動きが抜群にいい。
2/10
和歌山5Rガールズ一般
[車 名 期県]
①山口 優衣 108佐◎
②高松 美代子 102神
③猪頭 香緒里 104岡△
④濱田 瞳 106青○
⑤梅田 夕貴 108井▲
⑥井上 玲美 104東
⑦金田 洋世 106神
今回このなかでは明らかに一番動きがいい①優衣の初勝利に期待したい。
スリーセブンを連発していたデビュー当時とは別人、前々に動いて健闘が目立つ。
今日はなんと先行、同じだけ走れればお釣りがくるメンバー構成だ。
相手は難解だがまず④濱田、一般戦ならほぼ勝ち負けになっている。
⑤梅田の一発も十分、おそらく自力を出してくると思われる。
③猪頭が押さえ、これも差はない。
三連単
①=④⑤→③④⑤
02/10
和歌山10Rガールズ決勝
[車 名 期県]
①増茂 るるこ 102東▲
②石井 貴子 104東○
③飯塚 朋子 102大△
④明珍 裕子 104島
⑤松尾 智佳 102媛
⑥荒牧 聖未 102栃◎
⑦東口 純 108石
難解だが一応素直に⑥荒牧、瞬発力で上回る。
主導権が濃厚な①増茂が最内枠でスンナリ後位なら再度②貴子が恵まれるシーンも、もちろん増茂の逃げにも注意が必要だ。
③飯塚まで押さえる。
三連単
⑥→①②→①②③
連戦のガールズケイリンは小倉ミッドナイトがスタート、こちらは千葉の石井貴子が登場する。
大垣では予選③②着から巻き返して優勝、梶田舞・石井寛子を破った。
今回は梶田との再戦、昨年のいわき平では逆に梶田が完勝しておりこの対戦は互角だ。
実績では上回る中村由香里は昨年当所オールガールズシリーズで小林優香・山原さくらを破って優勝、今年に入ってまだ優勝はないが勝負強さは侮れない。
2/10
小倉1Rガールズ予選1
[車 名 期県]
①石井 貴子 106千○
②松井 明子 102愛
③三宅 愛梨 104岡◎
④矢野 光世 104福
⑤中村 由香里 102東▲
⑥菅田 賀子 104城
⑦福田 礼佳 108栃
力は断然でも予選は淡白な①貴子、⑤中村も早めなら叩き合いで③愛梨の一発に期待したい。
最低でもどちらかを負かす車券を買う。
三連単
③→①=⑤
①⑤→③→①⑤
2/10
小倉2Rガールズ予選1
[車 名 期県]
①戸田 みよ子 102広▲
②青木 志都加 104京
③細田 愛未 108埼○
④日野 友葵 108媛
⑤岡村 育子 102埼
⑥山口 菜津子 102高
⑦梶田 舞 104栃◎
⑦梶田で断然、こちらは予選はまず取りこぼさない。
相手はまず③細田、前回立川では能力を再認識した。
安定感では①戸田、向日町は相手が強過ぎた。
三連単
⑦→①=③
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MAX
いえいえ、度々のコメントありがとうございます。
500デルカ当選よかったですね!
わらしべ長者を狙いましょう(笑)。
一般は山口優衣の動きがいいのでかなり期待しています。
戸田と山口は小倉でごっちゃになっていますね(笑)。
小倉2Rの梶田→戸田→山口でしょうか?
和歌山の決勝はかなり難解です。