先日、オールスター競輪のファン投票結果が発表されました。
http://keirin.jp/pc/dfw/portal/guest/news/2015khn/07/pdf/20150721_04_01.pdf


結果を見ていて少し気になったんです。

選手によって支持するファン層に違いはあるのだろうか？
もしかして、投票方法の違い＝ファン層の違いではなかろうか、と。


そこで、選手個人の得票における投票方法の割合を計算してみました。

今年の投票方法も例年通り以下の3種類です。
①ネットで投票
②電投会員向け冊子に添付されたハガキで投票
③各競輪場・専用場外で配布する用紙で投票

どの投票方法にしてもファン層の重なりはあるでしょうが、それでも①と③ではなんとなく違う気がしませんか？

ネットを活用する「比較的」若いファンに対して、競輪暦50年・いつでも現場主義の大先輩方って、好きな選手も違いそうですよね。


実際のところ、私はその年によって投票方法が違います。
今年はたまたまネットで投票しましたが、ハガキで投票することも現場で投票することもあるコウモリ野郎です。
と、ここでいきなり前提が破綻してますが(笑)、とりあえず続けます。

ということで、単純に投票方法＝支持層とは決めつけられません。
決めつけられないかな？
決めつけちゃえ。

また、得票数下位の選手は1票の重みがあるため、パーセンテージで表示すると極端な数字になる可能性があります。

ですので「へぇ、今年はそんな傾向があるんだね」くらいでお考えいただければ幸いです。

計算方法は単純です。
選手個人の得票において、それぞれの投票方法が何パーセントずつあるか、です。

今回の対象選手の平均投票方法は以下の通りです。
ネット…16.0%
ハガキ…16.3%
競輪場…67.7%

つまり1,000票獲得した場合の平均値は
ネット投票…160票
ハガキ投票…163票
競輪場で投票…677票
となりますね。

なお、小数点第2位で四捨五入していますので、合計してもちょうど100%にならない場合があります。


それではまずネット投票から。

ネット投票上位3名
①岐阜　　加藤慎平　60.9%
②兵庫　　中村一将　39.9%
③福岡　　八谷誠賢　39.7%

はい、いきなり変な数字が出ました(笑)
加藤慎平選手は得票のうちネット投票が6割を占めています。
ずば抜けています。
何か「祭り」でもあったのでしょうか(笑)

ネット投票下位3名
①千葉　　江守　昇　4.9%
②神奈川　東龍之介　5.1%
③群馬　　手島志誠　5.6%

この辺の選手はネットを使う層からはあまり支持がない、と(笑)


次に電投会員向けハガキ投票です。

ハガキ投票上位3名
①神奈川　髙木隆弘　33.0%
②福島　　山崎芳仁　32.0%
③福島　　岡部芳幸　32.0%

電投会員には、現場に行けなくても毎日車券を買っている人も多いかと思います。
そんなヘビーユーザーから支持されたのがこの3名です。
ちなみに2着と3着の着順は小数点第2位を参考に決定しました。

ハガキ投票下位3名
①徳島　　米澤大輔　3.7%
②千葉　　江守　昇　4.4%
③愛知　　笠松信幸　5.5%

またもや江守選手がランクイン、ということは……


最後に競輪場での直接投票です。

競輪場投票上位3名
①千葉　　江守　昇　90.7%
②徳島　　米澤大輔　89.9%
③千葉　　和田健太郎87.2%

江守選手は現場のお父さん方に訴えかける何かがあったのでしょう。きっと。
「合計の得票数が少ないから」とか言わない方向で。

競輪場投票下位3名
①岐阜　　加藤慎平　29.5%
②福岡　　八谷誠賢　44.5%
③京都　　伊藤保文　47.3%

加藤選手、八谷選手はネットでの支持率が高かったので相対的に現場での支持率は低くなりますが、伊藤選手は……意外ですね。
どの層からも好かれていて、平均に近いパーセンテージになりそうなんですけどね。


ちなみに得票数トップの深谷知広選手は
ネット…10.6%
ハガキ…20.6%
競輪場…68.7%

得票数最下位の紺野哲也選手は
ネット…12.9%
ハガキ…16.5%
競輪場…70.6%

一番平均値に近いのは上原龍選手
ネット…15.3%
ハガキ…16.7%
競輪場…68.0%

残念ながら斡旋保留になってしまった児玉広志選手は
ネット…20.4%
ハガキ…23.4%
競輪場…56.2%

となりました。

いかがでしょうか？

以上のデータから見えてくるモノが……何もありませんでした(笑)

ま、車券以外にもいろいろ
推理して楽しめるのが競輪、と(笑)

意味もないデータにお付き合いいただきまして、ありがとうございました。