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二十八年ぶりのメダル

2026/01/29 11:13 閲覧数(25)
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 音を消したテレビのニュース番組を字幕オンで見、ラジコの洋楽番組をアクティブ・スピーカーに飛ばして聞いていた。ラジオのほうはうま年にちなんだ特集でアメリカの『名前のない馬』が流れ、テレビはスポーツ・コーナーに移動したらしく、画面の右上に「二十八年ぶりのメダル」のテロップがあった。間近に迫った冬季五輪の話題らしく、スピード・スケートの目玉選手の紹介だった。二十八年ぶり。ショート・トラック。画面にやや遅れながら出る字幕を目で追いながら、二十八年前のメダリストが現在競輪選手であることは僕にもわかった。ほどなくテレビの映像は、練習場だか会見場だかに西谷岳文氏があらわれ後輩を激励する、という場面に切り替わった。二十八年前の金メダリストが今は現役の競輪選手だということにテレビは触れることはなかった(すくなくとも字幕とテロップと映像の範囲で「競輪」なる熟語は出なかったと思う)。ま、情報の優先度を決定するのは局側だからしかたないが、競輪びいきの僕としては一抹のさびしさを禁じえなかった。
 ショート・トラック=小回り=短走路。西谷岳文のデューに際して、彼はきっと三三バンクを得意にしそう、などと馬鹿な拙文を記した記憶がある。

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