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平成貧窮問答歌 其の千五百三十七

2018/03/14 4:08 閲覧数(729)
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ガールズケイリンは大垣二日目と久留米最終日、今日はまず大垣から振り返ってみたい。

大垣では増茂るること山原さくらがともに連勝、増茂は通算100勝を達成した。

6Rは小坂知子→三宅愛梨→増茂→森美紀→高橋智香→黒河内由実→佐藤亜貴子という初手の隊列、残り2周で亜貴子が上がって増茂を抑えると黒河内がそれを交わして前に出る。

黒河内が先頭で打鐘、抑えられた増茂は引いて亜貴子の後ろに車を出す。

亜貴子は4角から踏み込んで残り1周で主導権、小坂が番手を確保して亜貴子を追った増茂は3番手で並走になる。

ワンテンポ置いて態勢を整えた増茂が2角から捲っていくと小坂も番手捲りで応戦、小坂は一瞬の脚には優れているので併された増茂は簡単には捲れず両者のモガキ合いとなる。

小坂には愛梨、増茂には智香が続いて直線へ、外並走を堪えて直線勝負に持ち込んだ増茂が最後は小坂をねじ伏せて通算100勝を達成した。

以下は接戦で小坂は例によって直線伸びを欠くが②着は確保、両者の間を割ろうとした愛梨が③着で外から追い込んだ智香は届かず④着に終わった。

増茂は外並走からパワーで小坂以下を制して通算100勝、1期生では6人目となる。

ガールズケイリンの開始当初から典型的な穴選手で本人も「下剋上」という言葉を好んで使っていた。

裏を返せば安定感はないということで強い相手に勝ったかと思えば格下相手にコロっと凡退したり、それは今もあまり変わらないが、周りのレベルはどんどん上がっているのだからコンスタントに勝てているということはそれに対応できているということだろう。

ちなみに現在通算100勝で②着もちょうど100回、連勝してピッタリ並んだ(笑)。

小坂はスンナリ亜貴子後位を確保から増茂に併せて番手捲り、短い距離だと強いが結局は増茂に外並走で堪えられて直線では底力の差が出てしまう。

連日立ち回りの上手さでしのいでいるが決め手勝負になってしまうと苦しい。

愛梨は初手から小坂を追走、こちらは小坂とは真逆でエンジンがかかるまでに時間を要するタイプだ。

いつも勝負が決してから突っ込んでくるようなイメージ、ゴール前の脚色は一番だったが結局は決め手がないというのは小坂も愛梨も同じで②③着の量産になる。

102期(ガールズ1期)生
通算勝利数100勝以上(3/13現在)
①加瀬 加奈子 102新231
②小林 莉子  102東180
②荒牧 聖未  102栃180
④中村 由香里 102東175
⑤中川 諒子  102熊129
⑥増茂 るるこ 102東100

7Rは太田美穂が欠場して6車立てで佐々木恵理→土屋珠里→山原→猪子真実→元砂七夕美→白井美早子、今日も打鐘で白井が飛び出してしまう。

3番手になった土屋が最終ホームで仕掛けるがその後ろで車間を切っていた山原が一気にスパート、スピードの違いであっという間に後続を突き放して独走になる。

山原後位に追い上げていたものの離れた元砂と白井の間を割って土屋が2番手に浮上、さらに最終ホームで元砂に踏み負けて後方になった猪子も外から伸びてくる。

山原はぶっちぎりの圧勝、土屋が離れた②着となりさらに離れた③着争いは猪子が元砂を交わした。

山原はここは勝って当然、このぐらいぶっちぎって当たり前でまだ足りない(笑)。

明らかに組み合わせに恵まれて今年初優勝が濃厚、これは負けたら本当に怒る。

土屋は山原にはちぎられたが力通りに②着は確保、もう少し瞬発力がほしいが連日最後に伸びる形になっているのはいい。

現状ではこういう形が合っているし結果も出ているのだから先行で卒業記念レースを制したことは忘れて今やるべき事をしっかりやるべきだ。

猪子は今日もやはり前半は置かれてしまうが山原が圧勝して以下はズブズブという展開で浮上、連日間に合って③③着で堂々の決勝進出となった。

うまく脚をためて回れれば末脚はいいので前半のレース運びが課題となる。

3/14
大垣5Rガールズ一般
[車 名 期県]
①白井 美早子 102大△
②佐々木 恵理 110愛
③佐藤 亜貴子 108神▲
④元砂 七夕美 108奈◯
⑤森 美紀   102福
⑥黒河内 由実 110新
⑦宮地 寧々  110岐◎

低調な組み合わせで補充でも⑦宮地が有力、地元で1勝を挙げる。

相手はここなら大崩れはなさそうな④元砂と連日期待している手前③亜貴子、①白井は近況は差しとマークでしか連対がないのだからあんなレースをされては買っている側はガッカリする。

三連単
⑦→③④→①③④

3/14
大垣9Rガールズ決勝
[車 名 期県]
①山原 さくら 104高◉
②三宅 愛梨  104岡◯
③小坂 知子  104岐
④増茂 るるこ 102東
⑤猪子 真実  104愛
⑥土屋 珠里  110栃▲
⑦高橋 智香  112愛△

①山原の完全V、特に能書きは不要だろう。

大本命と他で力の差がある時は対抗格は苦しくなるもので④増茂はあえて見切って山原マーク一本に絞るであろう②愛梨と逃げない前提で⑥土屋で勝負、着以上に動きいい⑦智香も押さえたい。

三連単
①→②⑥→②⑥⑦

久留米決勝は長澤彩が3場所連続優勝、人気を分けた林真奈美は立ち遅れて惨敗を喫した。

レースは高橋朋恵→戸田みよ子→林→長澤→東口純→中川諒子→小林彩乃という初手、残り2周で中川→彩乃が上がって林を抑える。

このまま打鐘となり動きはなく緩いペースで最終ホームへ、下げて外に出していた長澤が一気に仕掛けるが林は包まれていて反応できない。

長澤が前団を叩き切って主導権、東口も続いて3番手は前受けの朋恵と追い上げた中川で並走になる。

ようやく外に出した林は慌てて捲っていくがこれはもう全然ダメ、後方のまま終わってしまう。

長澤はそのまま押し切って優勝、初手からマークの東口が②着となり③着には中川が入った。

長澤は好機に仕掛けて逃げ切り快勝、当面の相手となる林を内に詰まらせて絶好の展開になった。

これで3場所連続優勝、予選で取りこぼしはあるが連対ははずさない安定感があり車券を買う側としては頼もしい。

東口は初手から長澤マーク、自分が位置を取って迎え入れる例の形ではないが好走はほとんどが初手からマークの形で完全にマーク選手と言っていい。

スタートが極めて上手なので好きな位置に入れる事が多いが、二日目のように自分から動いてしまったり位置が取れなかった時は信頼度が下がる。

中川は林を抑えておいて長澤の仕掛けに飛びつくも東口まで続いてきたので3番手、朋恵に踏み勝って伸びてきたが前には届かなかった。

中川の動きが人気両者の明暗を分けた形、脚力が同等以上ならともかく両方を封じ込めるとなるとなかなか難しい。

林は結局⑦着惨敗、内に包まれているうちに長澤に仕上げられて全くいいところなく終わってしまった。

元々こういう(包まれる)形が多い選手、うまく脚をためるには内のほうが望ましいしこのあたりは紙一重でデキがよかっただけに残念な結果になった。
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コメント(2)

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僧侶

おはようございます。
大垣ガールズ
5R:連日期待を裏切っている3亜貴子だが此処なら。
三連単 3-1,7-1,7,4。

9R:1山原があっさりのメンバーだが今一頼りないので6土屋から。
三連単 6-1,4-1,4,3。

よろしくお願いいたします。
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MAX

僧侶さん

おはようございます。

コメントがダブっていたので片方削除させていただきました。

林も全然ダメでしたがそれ以上に久留米の某大器は地元代替開催であのザマでは喝!でしょう。

山原はさすがにここで勝てないようでは話にならないので。

よろしくお願いします。
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