ガールズグランプリも今年で11回目です。
過去10回（2012年～2021年）のガールズグランプリで、
「車番、能力値順位、所属地区、選手の年齢、選手の星座」
の5項目に注目して選手の「勝率-2連対率-3連対率」および「レース着点」を調査して、レース着点との関係を示す回帰方程式を作成し、
今年の出走メンバーにこれに適用して車券予想を行ないました。

前半の分析部分は退屈な文が続きますので、特に興味がない方は 結論部分の「◆今年のガールズグランプリ車券予想」だけをお読みください。

◆過去10回のガールズグランプリ調査

1.車番別の勝率・連対率・3連対率
過去10回（2012年～2021年）のガールズGPでの車番別の（勝率-2連対率-3連対率）は次のとおり。
　1番車（40%-40%-70%）　2番車（ 0%-20%-40%）　3番車（20%-30%-40%）
　4番車（ 0%-30%-60%）　5番車（10%-40%-50%）　6番車（20%-30%-30%）
　7番車（10%-10%-10%）

1着20点、2着10点、3着5点、4着2点、5着1点、6着以下0点として、車番別に過去10回分の平均着点を計算すると、
1～7番車の点数配列は　[ 9.8 , 3.4 , 5.9 , 5.0 , 5.8 , 5.2 , 2.9 ]
となります。点数が高い順に車番をならべると次のとおり。
　 1番車→3番車→5番車→6番車→4番車→2番車→7番車
内枠の1番車が最も高く、外枠の7番車が最も低くなります。

2. 能力値順位
ここでは能力値の指数としてG指数を使用しました。（競走得点を用いてもほぼ同様の結果になるはずです）
出走メンバーをG指数が高い順に1位～7位とした場合に、過去10回のガールズGPにおける各順位の（勝率-2連対率-3連対率）は次のとおり。
　1位（30%-40%-90%）　2位（30%-40%-40%）　3位（10%-60%-80%）
　4位（10%-10%-10%）　5位（ 0%- 0%- 0%）　6位（10%-20%-40%）
　7位（10%-30%-40%）

能力値5位は過去10回で一度も3連対率に絡んでいません。いわゆる死に目というものかも知れません。
1着20点、2着10点、3着5点、4着2点、5着1点、6着以下0点として、G指数順位別に過去10回の平均着点を計算すると、
1位～7位の点数配列は [ 9.5 , 7.5 , 8.1 , 2.7 , 0.6 , 4.5 , 5.1 ]
となります、点数が高い順に能力値順位を並べると次のとおり。
　 1位→3位→2位→7位→6位→4位→5位
はやり1～3位の能力値上位の選手が着点も良いです。

3. 所属地区
選手の地区別の（勝率-2連対率-3連対率）です。
　北日本 --　0選手中　1着 0回　2着 0回　3着 0回　（ 0%- 0%- 0%）
　関　東 -- 40選手中　1着 6回　2着 8回　3着 6回　（15%-35%-50%）
　南関東 -- 13選手中　1着 0回　2着 2回　3着 0回　（ 0%-15%-15%）
　中　部 --　1選手中　1着 0回　2着 0回　3着 0回　（ 0%- 0%- 0%）
　近　畿 --　1選手中　1着 0回　2着 0回　3着 0回　（ 0%- 0%- 0%）
　中　国 --　0選手中　1着 0回　2着 0回　3着 0回　（ 0%- 0%- 0%）
　四　国 --　4選手中　1着 0回　2着 0回　3着 0回　（ 0%- 0%- 0%）
　九　州 -- 11選手中　1着 4回　2着 0回　3着 4回　（36%-36%-72%）

南関東の選手が2着に2回絡んだ以外は、関東と九州の選手だけで3連対を占めています。
1着20点、2着10点、3着5点、4着2点、5着1点、6着以下0点として、過去10回の各地区の1選手平均点を算出すると、
北日本～九州の順の点数配列は [ 0.0 , 6.1 , 2.2 , 0.0 , 2.0 , 0.0 , 0.8 , 9.2 ] となります。
点数が高い順に地区を並べると次のとおり。
　 九州→関東→南関東→近畿→四国→中部→（北日本,中国は出走選手なし）
着数は1着・2着・3着とも関東がトップですが、1選手平均点となると九州がトップとなります。

4.選手年齢
出走時の年齢を下の4つの年齢帯に分けて集計しました。
　～24歳　-- 22選手中　1着 4回　2着 1回　3着 4回　（18%-22%-40%）
　～28歳　-- 18選手中　1着 3回　2着 2回　3着 3回　（16%-27%-50%）
　～32歳　-- 19選手中　1着 3回　2着 3回　3着 2回　（15%-31%-42%）
　33歳～　-- 11選手中　1着 0回　2着 4回　3着 0回　（ 0%-36%-36%）

着数とみると面白い傾向があるようです。1着には若い選手が来やすく、2着には高齢の選手が、そして3着にはまた若い選手が来やすくなっています。
1着20点、2着10点、3着5点、4着2点、5着1点、6着以下0点として、過去10回の各地区の1選手平均点を算出すると、
（～24歳）→（33歳～）の順の点数配列は [ 5.5 , 5.9 , 5.7 , 4.1 ] となります。

5.選手の九星
開催年の九星盤における選手の年家九星（一白水星～九紫火星）の方位（中宮～南東）で、ガールズGPと方位の相性を調べました。
方位別の1着数，2着数，3着数と（勝率-2連対率-3連対率）は次のとおり。
　中宮 --　5選手中　1着 1回　2着 1回　3着 0回　（20%-40%-40%）
　北西 --　8選手中　1着 2回　2着 2回　3着 1回　（25%-50%-62%）
　西　 --　7選手中　1着 0回　2着 2回　3着 0回　（ 0%-28%-28%）
　北東 -- 10選手中　1着 1回　2着 1回　3着 2回　（10%-20%-40%）
　南　 -- 13選手中　1着 1回　2着 1回　3着 2回　（ 7%-15%-30%）
　北　 --　7選手中　1着 3回　2着 0回　3着 1回　（42%-42%-57%）
　南西 --　9選手中　1着 1回　2着 1回　3着 1回　（11%-22%-33%）
　東　 --　5選手中　1着 1回　2着 1回　3着 0回　（20%-40%-40%）
　南東 --　6選手中　1着 0回　2着 1回　3着 3回　（ 0%-16%-66%）

1着20点、2着10点、3着5点、4着2点、5着1点、6着以下0点として、過去10回の各方位の1選手平均点を算出すると、
中宮～南東の順の点数配列は [ 6.4 , 8.5 , 3.1 , 4.9 , 3.3 , 9.9 , 4.3 , 6.4 , 4.3 ]
となります。点数が高い順に並べると次のとおり。
　北→北西→中宮→東→北東→南西→南東→南→西


◆今年のガールズグランプリ車券予想

過去10回（2012年～2021年）のガールズGP出走選手の 上の5項目のデータを上で得た点数配列の値にして、
実際の着点（1着20点、2着10点、3着5点、4着2点、5着1点、6着以下0点）を目的変数にした回帰分析によって、回帰方程式を求めました。

着点＝ 0.214×車番点 ＋ 0.712×能力値順点 ＋ 0.583×所属地区点 ＋ 0.544×年齢点
　　　＋ 0.818×九星方位点 － 10.15

今年のガールズグランプリ出走選手データ、および 回帰式で計算した着点は次のとおりです。

No　選手名　 年齢　地区　期 　 G指数　G順　九星　方位　 着点
1 児玉 碧衣　 27　 九州　108　 31.04　3　 五黄　 中宮　11.52
2 佐藤 水菜　 24　 南関　114　 32.12　1　 二黒　 南西　 5.13
3 石井 寛子　 36　 関東　104　 30.10　4　 六白　 北西　 5.77
4 柳原 真緒　 25　 近畿　114　 31.50　2　 三碧　 東　　 5.87
5 奥井 迪　　 41　 関東　106　 26.27　7　 一白　 北　　 8.61
6 山原 さくら 30　 四国　104　 28.08　6　 八白　 北東　 1.74
7 尾方 真生　 23　 九州　118　 29.32　5　 一白　 北　　 7.35
　
着点トップは 1児玉碧衣選手（11.52点）、2位は 5奥井迪選手（8.61点）でした。

___ 2車単予想 ___
　2車単はこの2選手を軸として、着点4位までの選手を連下とし、
　　1→574 　（児玉→奥井,尾方,柳原）
　　5→174 　（奥井→児玉,尾方,柳原）
　の計6点。

___ 3連単予想 ___
　3車単は、着点5位までの選手を3着に絡めて、
　　1→574→5743 　（児玉→奥井,尾方,石井→奥井,尾方,柳原,石井）
　　5→174→1743 　（奥井→児玉,尾方,石井→児玉,尾方,柳原,石井）
　の18点。