ブログ

青森G3 野原雅也

2014/09/30 8:47 閲覧数(2184)
このブログを違反通報します
違反通報のフォーム画面へ移動します。
今、青森競輪場でこの原稿を書いています。
3日目、準決勝の後。

面白いレースがありました。
準決勝12レース。

メンバーは、武田豊樹―内藤宣彦―海野敦男の前に、
96期、28歳の城幸弘。

対して、103期20歳の野原雅也の後ろに、
山内卓也―濱口高彰と続きます。

もう一つのラインが、吉本卓仁―渡部哲男です。

城は、岐阜記念の準決勝で
後ろに平原康多を連れて、まくり不発で終わりました。
平原は車体故障でゴール後落車。

城は、自分の走りを非常に反省したと思います。
そして、今回は武田豊樹。

失敗は許されません。

対して、野原がどういうレースをするか興味が湧きました。

レースは、前団に吉本卓仁の西日本勢。
そして、城率いる関東勢が中団となりました。
後方に野原の中部近畿勢。

この位置取りからも、野原が先行に拘るところが伺えます。

残り3周からレースは動きました。
そして、城も併せて前に出る。
お互い、前に出させたら巻き返すことは難しい…
と本能的に分かっているようです。

失格ギリギリのラインの2周半で城が先頭にでます。

ここから、城と野原の先行争いが始まりました。
残り2周で両者とも全開です。
外側に野原、内側に城といった展開です。
野原の後ろの山内卓也は、見切って関東勢の後ろに入っています。
城は、野原を出させて2番手に入ってもよかったのです。

私は生でレースを見ていましたが、関東の3番手の内藤が
「(野原が)一人、一人!」
と聞こえてきました。

それでも突っ張る城。
城を叩くまではやめない野原。

城が先行に拘る気持ちは分かります。
平原に続いて、武田を連れて失敗となると関東の先行選手としての存在価値が問われます。

野原は、ただ自分の将来を見据えてのものだったと思います。
一歩も引かない度胸に将来性を感じました。

父親は福井で闘将と呼ばれた野原哲也さん。
強い選手の2世は、精神的にもお坊ちゃまのような選手が多い中、
異色の存在だと思います。

また、近畿地区といったところも彼を大きく成長させるでしょう。

今後の彼の走りに注目してみようと思います
  • コメントする
  • 読者になる

コメント(0)

投稿する
※コメント投稿後は編集・削除が行えません。投稿前に内容をよくご確認ください。
※コメントは承認制の場合があります。管理側で内容を確認するため、反映に時間がかかる場合があります。

Gambooでは、人が嫌がるような発言、著作者の許諾のない文章の投稿、公序良俗に反する投稿等を禁止させていただいております。禁止行為が確認された場合、予告なく削除、コミュニティ機能の利用制限、退会等の処理をさせていただくことがありますのであらかじめご了承ください。
コミュニティのご利用ガイドライン
TOPへ