バック取得したラインの番手選手の勝率が高い競輪場ランキングです。
昨年6月にバック取得選手（最終バックを先頭で通過した選手）の勝率が高い競輪場ランキングをブログ投稿しました。だいぶ間が空きましたが、今回はその続編です。

(※) ここでは、バック取得した選手の「予想並び上の番手選手」をバック番手選手としています。実際のレースで最終バック時に番手位置にいた選手とは限りません。

集計の対象はF1・F2戦が全て7車立て、G3以上は9車立ての現状番組となった2020年10月以降、今年3月までの2年半の男子レースです。（ラインのないガールズ戦は含んでいません）
各競輪場の対象レース数は、施設改修期間を含む玉野が709レースですが、他場は1,070レース以上で、最多は小倉の2,936レースです。
対象レースの平均車立ては全場平均で7.0車です。競輪場別では、玉野は7.2車ですが、他場は6.9車～7.1車の範囲内です。

バック番手選手の勝率の高さでランキングの順位付けをしています。
表には付加情報として、「バック番手選手の連対率とその順位」、「バック先頭選手の勝率とその順位」、「バック先頭・番手以外の選手の勝率とその順位」、
および「バック先頭→番手で1･2着となったレース比率とその順位」「バック番手→先頭で1･2着となったレース比率とその順位」も併記しています。
(※) 勝率・連対率・レース比率の単位は % です。

　　 　　　　 バック番手選手 　　バック先頭 　 他選手　 　 バック先頭⇔番手で12着
順位_競輪場__勝率__連対率_順___勝率_順____勝率_順____先→番_順__番→先_順_
_1　向日町 　 29.7 　53.6　22 　 32.6　15 　 37.8　34　　17.0　31 　16.9　_4
_2　京王閣 　 29.3 　53.4　24 　 27.4　40 　 43.3　_8　　15.0　40 　14.4　24
_3　弥彦　 　 29.3 　57.4　_2 　 30.0　33 　 40.7　24　　18.8　14 　15.2　14
_4　取手　 　 29.1 　54.7　11 　 31.0　25 　 40.2　28　　17.6　27 　15.0　17
_5　岐阜　 　 29.1 　55.7　_8 　 30.3　29 　 40.7　26　　18.2　22 　15.6　11
_6　青森　 　 28.7 　56.0　_6 　 30.4　28 　 40.9　22　　18.4　19 　15.8　_9
_7　和歌山 　 28.5 　52.5　34 　 30.3　30 　 41.2　19　　16.3　35 　15.2　13
_8　久留米 　 28.5 　57.3　_3 　 31.8　20 　 40.0　29　　20.0　_9 　14.9　18
_9　小松島 　 28.2 　53.6　20 　 30.2　31 　 41.6　16　　15.8　37 　14.0　27
10　川崎　 　 28.0 　55.7　_7 　 32.4　17 　 39.8　30　　18.7　16 　16.8　_5
11　佐世保 　 28.0 　53.6　21 　 29.8　35 　 42.4　14　　17.3　29 　16.0　_8
12　松山　 　 28.0 　55.7　_9 　 31.5　22 　 40.7　25　　18.7　15 　15.6　12
13　いわき平　27.9　53.7　17 　 28.3　38 　 44.2　_5　　16.6　32 　13.6　32
14　小田原(3) 27.7 　56.2　_5 　 38.4　_7 　 34.0　39　　21.6　_6 　17.0　_3
15　函館　 　 27.6 　53.3　25 　 31.2　24 　 41.5　18　　18.2　23 　13.5　33
16　広島　 　 27.5 　50.0　40 　 29.0　36 　 43.7　_7　　14.4　41 　16.5　_6
17　平塚　 　 27.1 　53.2　28 　 32.5　16 　 40.8　23　　18.1　25 　14.4　23
18　松阪　 　 27.0 　52.8　32 　 30.6　26 　 42.6　12　　16.2　36 　13.3　35
19　武雄　 　 26.9 　52.7　33 　 30.6　27 　 42.6　11　　16.5　33 　14.6　22
20　豊橋　 　 26.8 　51.4　37 　 30.0　34 　 43.3　_9　　16.4　34 　14.7　19
21　小倉　 　 26.7 　52.9　31 　 32.9　13 　 40.6　27　　18.5　18 　15.2　15
22　玉野　 　 26.7 　53.0　30 　 27.4　41 　 46.0　_2　　15.7　38 　13.7　31
23　四日市 　 26.6 　53.9　14 　 31.4　23 　 42.3　15　　17.3　30 　14.7　20
24　岸和田 　 26.5 　53.5　23 　 32.1　19 　 41.5　17　　18.8　13 　15.7　10
25　別府　 　 26.4 　53.7　16 　 32.6　14 　 41.2　20　　19.2　12 　16.1　_7
26　高知(5)　 26.3 　53.2　26 　 28.8　37 　 45.0　_3　　17.7　26 　13.3　36
27　大垣　 　 26.1 　54.0　13 　 35.4　_9 　 38.8　32　　19.8　10 　14.3　26
28　西武園 　 26.0 　53.7　19 　 36.2　_8 　 37.9　33　　20.7　_8 　15.0　16
29　静岡　 　 25.7 　53.7　18 　 35.1　10 　 39.3　31　　19.5　11 　13.4　34
30　防府(3)　 25.7 　58.1　_1 　 41.4　_4 　 33.3　40　　25.6　_2 　17.1　_2
31　高松　 　 25.7 　53.1　29 　 30.2　32 　 44.5　_4　　18.2　21 　13.1　38
32　名古屋 　 25.6 　52.2　35 　 32.4　18 　 42.4　13　　18.4　20 　14.0　28
33　伊東(3)　 25.4 　54.4　12 　 38.5　_6 　 36.5　36　　21.5　_7 　14.7　21
34　前橋(3)　 25.3 　57.3　_4 　 41.9　_2 　 32.9　41　　24.8　_3 　17.2　_1
35　立川　 　 24.3 　50.9　38 　 31.7　21 　 44.1　_6　　17.5　28 　13.1　37
36　宇都宮(5) 24.3 　51.5　36 　 33.1　12 　 42.9　10　　18.1　24 　12.1　40
37　福井　 　 24.1 　50.8　39 　 34.9　11 　 41.1　21　　18.6　17 　12.6　39
38　富山(3)　 24.0 　55.0　10 　 38.8　_5 　 37.3　35　　24.2　_5 　14.3　25
39　大宮(5)　 23.9 　48.2　41 　 27.4　39 　 48.9　_1　　15.2　39 　11.3　41
40　松戸(3)　 22.7 　53.2　27 　 41.8　_3 　 35.6　37　　24.6　_4 　13.7　30
41　奈良(3)　 21.7 　53.8　15 　 44.2　_1 　 34.3　38　　25.8　_1 　13.8　29
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　　 平均　 　 26.6 　53.7　 -- 　 32.8　 -- 　 40.7　 --　　18.8　 -- 　14.7　 --


ランキング上位には癖の少ない400バンクが並んでいます。
逆にランキング下位には、33バンクや500バンクが並びます。

41位・40位の奈良・松戸は33バンクです。ともにバック先頭選手の勝率は1位･3位と高くなっています。「直線が短いため番手選手が交わせない」または「先行の番手選手は他選手から狙われやすい」といったことが理由でしょうか。他の33バンクでも同様に「バック先頭選手の勝率は高く、バック番手選手の勝率は高くない」という特徴があるようです。

39位の大宮は500バンクです。バック先頭・番手以外の選手の勝率が1位となっており、バック先頭選手の勝率も39位と低くなっています。宇都宮や高知でもその傾向があります。500バンクでは「バック先頭やその番手はそれほど有利ではなく、最終バック以降で捲くられたり、直線で追い込まれたりする」ことが多いようです。

バック先頭→番手選手で1･2着が決まる比率が高い競輪場は、奈良→防府→前橋→松戸→富山→小田原→伊東 の順で、33バンク7場でベスト7を占めました。
バック番手→先頭選手で1･2着が決まる上位7場は、前橋→防府→小田原→向日町→川崎→広島→別府 でした。ベスト3は33バンクが占めましたが、4位以降は400バンクでした。