一昨日・昨日のガールズGP・ヤングGP予想と同様に、KEIRINグランプリの過去レースを調査し、今年の優勝者および2車単と3連単の車券予想を行いました。
◆過去のKEIRINグランプリ調査
1.車番別の勝率・連対率
過去10回(2011回~2020年)のグランプリの結果を車番別に(勝率-2連対率-3連対率)を調べた結果です。
1番車(10%-10%-30%) 2番車(20%-50%-50%) 3番車(20%-40%-40%)
4番車(30%-30%-40%) 5番車( 0%-20%-20%) 6番車(10%-30%-30%)
7番車( 0%- 0%-10%) 8番車( 0%-10%-60%) 9番車(10%-10%-20%)
一昨年・昨年と4番車が連続優勝したこともあり、勝率は4番車が 30%でトップでした。
勝率2位には2番車と3番車が同率で 20%でした。
2連対率は2番車がトップで 50%、3連対率には8番車が伸びて60%に達します。
2.能力値順位
ここでは能力値の指数としてG指数を使用しました。
出走メンバーをG指数が高い順に1位~9位とした場合に、過去10回のグランプリにおける
(勝率-2連対率-3連対率)は次のとおりです。
1位( 0%-20%-50%) 2位(10%-30%-50%) 3位( 0%-10%-10%)
4位( 0%- 0%-20%) 5位(10%-10%-40%) 6位(40%-60%-60%)
7位(20%-40%-40%) 8位(20%-30%-30%) 9位( 0%- 0%- 0%)
グランプリ過去10回においては能力値1位の選手が勝利したことはありません。
能力値6位の選手が勝率 40%でトップとなり、勝率2位も能力値7位と8位の選手が同率で 20%でした。
3.調子上昇順位
「グランプリ当日のG指数 - グランプリ2前場所のG指数」が高い順に1位~9位とした場合に、
過去10回のグランプリにおける(勝率-2連対率-3連対率)は次のとおりです。
つまりグランプリ直前の調子上昇順位に対する着成績です。
1位( 0%-10%-40%) 2位(10%-30%-50%) 3位(10%-20%-30%)
4位( 0%- 0%-10%) 5位(20%-20%-30%) 6位(10%-20%-20%)
7位(30%-40%-40%) 8位(10%-30%-30%) 9位(10%-30%-50%)
調子上昇順位も勝率が高いのは7位の選手で 30%でした。
グランプリにおいては、能力値が高かったり、 調子上向きだったりとかが勝利に結びつきにくいようです。
4.年齢の若さ順位
出走メンバーにおける年齢の若さを順位にして、(勝率-2連対率-3連対率)を調べました。
1位( 0%-10%-10%) 2位(10%-10%-40%) 3位(10%-20%-40%)
4位(10%-30%-40%) 5位( 0%-10%-10%) 6位( 0%-20%-40%)
7位(10%-10%-20%) 8位(40%-50%-50%) 9位(20%-40%-50%)
昨年の和田健太郎選手もそうですが、過去10回の優勝者のうち4回は「若さ順8位」の選手でした。
若手よりベテラン選手が勝利しやすいようです。
5.脚質
ガールズGP・ヤングGPの予想では使用しなかったのですが、グランプリでは出走選手の脚質が多様化するので、
出走表の脚質(逃・両・追)別に(勝率-2連対率-3連対率)を調べてみました。
「逃」-- 40選手中 1着 5回 2着 5回 3着 5回 (13%-25%-38%)
「両」-- 34選手中 1着 2回 2着 3回 3着 4回 ( 6%-15%-27%)
「追」-- 16選手中 1着 3回 2着 2回 3着 1回 (19%-31%-38%)
過去10回間で勝利が多いのは「逃」選手の5回ですが、勝率が高いのは「追」選手の19%です。
6. 並び上の位置
選手コメントによるライン上の位置と(勝率-2連対率-3連対率)の関係です。
単騎戦 --- 14選手中 1着 2回 2着 1回 3着 3回 (14%-21%-43%)
ライン先頭 --- 31選手中 1着 0回 2着 4回 3着 3回 ( 0%-13%-23%)
ライン二番手 --- 31選手中 1着 7回 2着 3回 3着 4回 (23%-32%-45%)
ライン三番手 --- 14選手中 1着 1回 2着 2回 3着 0回 ( 7%-21%-21%)
やはりライン二番手が有利であり、過去10回のうち7回は二番手の選手が優勝しています。
単騎戦はそれほど不利ではないのですが、ライン先頭の選手は勝率・連対率でも不利なようです。
7. 地区
選手の地区別の(勝率-2連対率-3連対率)です。
北日本 -- 20選手中 1着 1回 2着 2回 3着 3回 ( 5%-15%-30%)
関 東 -- 23選手中 1着 1回 2着 3回 3着 3回 ( 4%-17%-30%)
南関東 -- 3選手中 1着 1回 2着 0回 3着 0回 (33%-33%-33%)
中 部 -- 15選手中 1着 4回 2着 2回 3着 3回 (27%-40%-60%)
近 畿 -- 18選手中 1着 3回 2着 3回 3着 1回 (17%-33%-39%)
中四国 -- 8選手中 1着 0回 2着 0回 3着 0回 ( 0%- 0%- 0%)
九 州 -- 3選手中 1着 0回 2着 0回 3着 0回 ( 0%- 0%- 0%)
過去10回間では中部・近畿の選手がそれぞれ4回・3回優勝しており、他地区を大きくリードしています。
ただ勝率となると出走選手数が少なくして優勝がある南関が上位にきます。
8. 選手の九星
昨年は選手の九星で分類しましたが、私が九星占いに素人であったため九星の使い方が間違っていたようです。
グランプリ開催年の九星盤における選手の九星の方位で、グランプリと方位の相性を調べるべきのようです。
方位別の1着数,2着数,3着数と(勝率-2連対率-3連対率)です。
中宮 -- 5選手中 1着 0回 2着 0回 3着 1回 ( 0%- 0%-20%)
北西 -- 8選手中 1着 0回 2着 0回 3着 2回 ( 0%- 0%-25%)
西 -- 12選手中 1着 2回 2着 2回 3着 0回 (17%-33%-33%)
北東 -- 11選手中 1着 1回 2着 2回 3着 0回 ( 9%-27%-27%)
南 -- 10選手中 1着 2回 2着 1回 3着 1回 (20%-30%-40%)
北 -- 8選手中 1着 1回 2着 0回 3着 2回 (13%-13%-38%)
南西 -- 13選手中 1着 2回 2着 1回 3着 2回 (15%-23%-39%)
東 -- 13選手中 1着 2回 2着 2回 3着 0回 (15%-31%-31%)
南東 -- 10選手中 1着 0回 2着 2回 3着 2回 ( 0%-20%-40%)
KEIRINグランプリともっとも相性が良いのは、九星盤上で '南' に位置する九星の選手で、勝率20%です。
今年は '南' に位置するのは '一白水星' の選手です。
◆今年のKEIRINグランプリ予想
今年のグランプリ出場選手の上8項目の値は次のとおりです。
選手名 車番 能力順 調子順 年若順 脚質 位置 地区 九星と盤方位
松浦 悠士 1 9 2 4 両 二番手 中四国 一白水星_南
郡司 浩平 2 3 7 5 逃 先頭 南関東 一白水星_南
平原 康多 3 2 1 8 両 三番手 関東 九紫火星_北東
古性 優作 4 1 8 3 両 単騎 近畿 九紫火星_北東
佐藤 慎太郎 5 8 9 9 追 二番手 北日本 六白金星_中宮
守澤 太志 6 4 5 6 両 三番手 北日本 六白金星_中宮
吉田 拓矢 7 5 4 1 逃 先頭 関東 五黄土星_南東
宿口 陽一 8 6 6 7 両 二番手 関東 七赤金星_北西
清水 裕友 9 7 3 2 逃 先頭 中四国 六白金星_中宮
※ 能力はG指数値が高い順です。
※ 調子は(今回のG指数 - 2場所前初日のG指数)の値が高い順です。
※ 年若は年齢が若い順です。
※ 九星と盤方位は 選手の九星と2021年の九星盤上の方位です
◇優勝者予想
各項目の上で調べた勝率(%)をポイントとすると、勝率のポイント表は次のようになります。
----- 勝率ポイント表 ----
選手名 車番 能力 調子 年若 脚質 位置 地区 方位 : 合計
松浦 悠士 10 0 10 10 6 23 0 20 : 79
郡司 浩平 20 0 30 0 13 0 33 20 : 116
平原 康多 20 10 0 40 6 7 4 9 : 96
古性 優作 30 0 10 10 6 14 17 9 : 96
佐藤 慎太郎 0 20 10 20 19 23 5 0 : 97
守澤 太志 10 0 20 0 6 7 5 0 : 48
吉田 拓矢 0 10 0 0 13 0 4 0 : 27
宿口 陽一 0 40 10 10 6 23 4 0 : 93
清水 裕友 10 20 10 10 13 0 0 0 : 63
合計値のポイントが最も高い選手、つまり今年のKEIRINグランプリの優勝予想は郡司浩平選手となりました。
★優勝予想 郡司浩平選手 次点 佐藤慎太郎選手
◇2車単予想
同様にして2連対率のポイント表を作ると、次のようになります。
----- 2連対率ポイント表 ----
選手名 車番 能力 調子 年若 脚質 位置 地区 方位 : 合計
松浦 悠士 10 0 30 30 15 32 0 30 : 147
郡司 浩平 50 10 40 10 25 13 33 30 : 211
平原 康多 40 30 10 50 15 21 17 27 : 210
古性 優作 30 20 30 20 15 21 33 27 : 196
佐藤 慎太郎 20 30 30 40 31 32 15 0 : 198
守澤 太志 30 0 20 20 15 21 15 0 : 121
吉田 拓矢 0 10 0 10 25 13 17 20 : 95
宿口 陽一 10 60 20 10 15 32 17 0 : 164
清水 裕友 10 40 20 10 25 13 0 0 : 118
2連対率の合計ポイントが最も高いのは、郡司浩平選手の 211ポイントでした。
続くのは、平原康多選手 210ポイント、佐藤慎太郎選手 198ポイント、古性優作選手 196ポイントです。
本線予想:「勝率ポイント1位→1着指定を除いた2連対率ポイント上位3人」
別線予想:「勝率ポイント2位→1着指定を除いた2連対率ポイント上位3人」
とすると、2車単予想は次のようになります。
★本線 2→354 (郡司→平原,佐藤,古性)
★別線 5→234 (佐藤→郡司,平原,古性)
◇3連単予想
同様にして3連対率のポイント表を作ると、次のようになります。
----- 3連対率ポイント表 ----
選手名 車番 能力 調子 年若 脚質 位置 地区 方位 : 合計
松浦 悠士 30 0 50 40 27 45 0 40 : 232
郡司 浩平 50 10 40 10 38 23 33 40 : 244
平原 康多 40 50 40 50 27 21 30 27 : 285
古性 優作 40 50 30 40 27 43 39 27 : 296
佐藤 慎太郎 20 30 50 50 38 45 30 20 : 283
守澤 太志 30 20 30 40 27 21 30 20 : 218
吉田 拓矢 10 40 10 10 38 23 30 40 : 201
宿口 陽一 60 60 20 20 27 45 30 25 : 287
清水 裕友 20 40 30 40 38 23 0 20 : 211
3連対率の合計ポイントが最も高いのは、古性優作選手の 296ポイントでした。
続くのは、宿口陽一選手 287ポイント、平原康多選手 285ポイント、佐藤慎太郎選手 283ポイント、郡司浩平選手 244ポイントです。
2車単の本線・別線予想に「1着・2着指定を除いた3連対率ポイント上位3人を3着指定」として3連単予想を作ると次のようになります。
★本線 2→354→4835 (郡司→平原,佐藤,古性→古性,宿口,平原,佐藤)
★別線 5→234→4832 (佐藤→郡司,平原,古性→古性,宿口,平原,郡司)
レース展開などをまったく無視した一種のおもしろ予想ですが、少しでも参考にしていただければ幸いです。
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