車券がハズれて記者席の机や椅子を蹴っ飛ばす。三十代の愚行の記憶には今でも顔が赤らむ。いったい幾ら持ってたの? と隣に訝しがられ車券を握り潰した俺はただの恥知らずだった。
もう二十年以上も前、「枠番式」の時代だ。五番車から打ったがその五番車が打鐘前に落車。俺は捨て鉢に声を張った。「嘘でもイイから四番捲ってみろ!」と。見事「代用」を果たしてくれたのは工正信だった。小躍りする俺に握手を求めた後輩のくしゃくしゃな笑顔を薄っすらと憶えている。
昔の俺の痴態に迷惑千万だった諸先輩方(心で舌打ちする後輩もきっと居たことでしょう)、どうもすいません。
もうしません。
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