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川口・SG日本選手権オートレース優勝戦展望~新たなる歴史の1ページ!いざ頂上決戦へ~

2018/11/04 6:42 閲覧数(1001)
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皆様、おはようございます。

11/4(日)、今日のオートレースは、川口のSG・日本選手権オートレース(昼間)が最終日を迎えます。

最も伝統の有るSG競走、日本選手権オートレース。
5100m、10周回で争われる頂上決戦、その出走表に・・・史上初めて、女性レーサーの名前が刻まれる事になりました。

新たなる歴史の1ページとなる今日。
時を同じくして、この世界への門を叩いた彼女の快挙を、天国の貴方は、見ていてくれているでしょうか。

貴方の成長と活躍を同じフィールドで祈っていた、青山君も一緒です。ぜひ、見守っていてください。

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さて、今日も本題に入る前に、年末のスーパースタートライアル戦の出場枠を賭けた争いについて触れておきたいと思います。

今日、SG日本選手権の優勝戦が終了すると、年末のスーパースタートライアル戦に出場する16名が決定します。

ここまでの状況を改めて示しますと、本年のSG優勝者、本年1月1日~10月31日までの各場競走成績1位、そして本年のSG・プレミアムカップ優勝戦得点上位者の中から、以下の13名が出場を確定させています。

【川口】 中村雅・永井大
【伊勢崎】青山周・高橋貢・早川清・新井恵
【浜松】 鈴木圭・佐藤貴・金子大・木村武
【飯塚】 荒尾聡・篠原睦
【山陽】 丹村飛

即ち、残りの出場枠は3つ。これが、今日の優勝戦の結果を以て決定される事になりました。

現時点で、その出場枠を得る可能性のある選手は、一旦、以下の6名に絞られます。


・加賀谷(川):3点 (不優出) 競走成績39位
・岩崎亮(山):2点 (不優出) 競走成績28位
・岩見貴(飯):2点 (不優出) 競走成績41位
~~~~~
・若井友(川):0点       競走成績14位
・池田政(川):0点       競走成績18位
・佐藤摩(川):0点       競走成績43位

◆優勝=出場、2着=15点、3着=10点、4着=7点、5着=5点、6着=3点、7着=2点、8着=1点、選手責任事故=0点、責任外=2点
◆選手責任事故には、フライング、出残り、後方スタート、故障完走(着順が変化した場合)を含む。
◆上記「競走成績」は、本年1月1日~10月31日までの全国競走成績の順位を示す。


残り3つとなった、出場枠争いの最大のポイントは、「現状は圏内に居る3名が全て優出を逸し(つまり得点の上積み無し)、若井友・池田政・佐藤摩の3名が優勝戦の結果で得点を上積みできる」という事。つまり、優出メンバーは、現状圏内に居る3名を、得点で上回る事が出来れば良いわけです。
ちなみに、得点が並んだ場合は、以下の順で上位者を決定する事になっています。
(イ)SG優勝戦への出場回数が多い選手
(ロ)SG優勝戦における責任事故回数が少ない選手
(ハ)SG優勝戦における着順位の合計が少ない選手(責任外事故は7着とみなす)
(ニ)選考審査期間(本年1月1日~10月31日)の全国競走成績の上位者
但し、上記の出場枠争いにおいては、得点が並んだ場合は(イ)(ロ)(ハ)まで一致するため、結局は「(ニ)選考審査期間(本年1月1日~10月31日)の全国競走成績」で順位を決定する事になります。
そのため、上表では、(ニ)の競走成績順位だけを表記しました。

実は、この(ニ)の競走成績順位を考慮すると、今日の優勝戦を戦う3名の状況は微妙に違ってきます。

それでは、今日の優勝戦における各メンバーの着順による「スーパースター(SS)トライアル戦進出条件」を、以下に示します。


■若井 友和
 ・優勝~6着 ⇒ 無条件でSSトライアル戦進出決定!
 ・7着    ⇒ 池田政か佐藤摩のいずれか一方が、8着または選手責任事故
 ・8着    ⇒ SSトライアル戦進出ならず

■池田 政和
 ・優勝~6着 ⇒ 無条件でSSトライアル戦進出決定!
 ・7着    ⇒ 若井友か佐藤摩のいずれか一方が、8着または選手責任事故
 ・8着    ⇒ SSトライアル戦進出ならず

■佐藤 摩弥
 ・優勝~5着 ⇒ 無条件でSSトライアル戦進出決定!
 ・6着    ⇒ 若井友か池田政のいずれか一方に先着
 ・7着以下  ⇒ SSトライアル戦進出ならず


若井友・池田政と、佐藤摩で条件が違うのは、6着であった場合に競走成績順位で加賀谷を上回れるかどうかが違うためです。
また、佐藤摩は7着の場合、得点が並ぶ事になる岩崎亮・岩見貴の両名よりも競走成績順位が下回るため、「進出ならず」となってしまいます。

では逆に、この優勝戦の「結果待ち」となる、現在圏内の3名についても同様に「スーパースター(SS)トライアル戦進出条件」を、以下に示します。(こちらは少し複雑です)


■加賀谷 建明
 ・①「若井友が7着以下(選手責任事故含む)」
  ②「池田政が7着以下(同)」
  ③「佐藤摩が6着以下(同)」のうち、いずれかを満たす場合 ⇒ SSトライアル戦進出決定!
 ・全て満たされない場合 ⇒ SSトライアル戦進出ならず

■岩崎 亮一
 ・①「若井友が8着または選手責任事故」
  ②「池田政が8着または選手責任事故」
  ③「佐藤摩が7着以下(選手責任事故含む)」
のうち、2つ以上を満たす場合 ⇒ SSトライアル戦進出決定!
 ・そうでない場合 ⇒ SSトライアル戦進出ならず

■岩見 貴史
 ・若井友、池田政、佐藤摩の全員が選手責任事故(フライング含む)


岩見貴の条件に関しては、かなり非現実的ですので、一旦無きものとして、この中で可能性を残すのは、加賀谷・岩崎亮の2名・・・という事で、最終的には「若井友・池田政・佐藤摩・加賀谷・岩崎亮の5名で、残り3つの枠を争う」
という事になります。

ここで注目したいのが、その5名の内4名が川口勢であるという事。
つまり・・・川口勢は、現状確定しているのは中村雅・永井大の2名ですが、最大5名になる可能性があるという事です。5名となれば、伊勢崎勢・浜松勢(共に4名ずつで確定)を上回る、最大勢力となります。
特に地元ファンにとっては、果たして「何名が進出できるか」という点にも期待が集まる事でしょう。


・・・さて、SS出場枠争いという点で、1つ残念なお知らせが。
SS出場のためには今回の選手権の優出が必須条件であった、前回のSSまで12大会連続で出場していた浦田信は、優出ならなかった時点で、残念ながらSSトライアル戦出場への道が絶たれました。13大会ぶりに「浦田信の居ないスーパースター戦」が行われる事になるわけです。
2018年、苦悩の連続であった浦田信にとっては、昨日の準決勝が正念場。試走3.29で気を吐きましたが、序盤から展開突けず、前のペースが上がる前にこれを捕らえる事が出来ませんでした。現在の浦田信の状態を思えば、これも致し方ないところでしょうか。それでも2019年の奮起に、そしてSS戦線への復帰に期待したいところです。

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さて、ここからは通常の内容に戻ります。

平日版は、「私自身も時間的に購入可能なレース」(昼間開催=5R、ナイター/ミッドナイト開催=最終R)を1つだけピックアップしての前予想および前日の振り返りで構成しておりますが、仕事休みとなる土日祝日はその制約が解かれ、全レースの中から「これは」と思うレースを最大で2つピックアップしていきます(但し、優勝戦が行われる日は、優勝戦のみ)。

という事で今日はもちろん、SG日本選手権オートレースの優勝戦の前予想で、皆様のご機嫌を伺います。

なお、「休日版」も、平日版同様、まずは前日振り返りからとなります。

---昨日の振り返り---

(印は良走路想定)

[2018.11.03] 川口
SG日本選手権オートレース・4日目
【12R】準決勝戦(枠番抽選) 4100m(8周)

1着 ▲①早川清(伊)0
2着 △②丹村飛(山)0
3着 ◎⑤鈴木圭(浜)0

4着 ○④中村雅(川)0
6着 注③大木光(川)0

3単:①②⑤  22,450円  ハズレ

<自賛の弁/反省の弁>
印上位4車で4着までを独占していますが、さすがにこの順序は読めませんでした。⑤鈴木圭は、そろそろトップスタート行ってこそ、という予想でしたので、②丹村飛に先行されるという想定は有りませんでした。完敗です。

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さて、ここからは今日の前予想となります。

優勝戦の枠順については、昨日全レース終了後、イベントホールにおける公開形式の「枠番選択」によって決定されましたが・・・滞りなく枠番が選択され、さぁこれで明日を迎えようとなった次の瞬間、ざわつく場内。何と前代未聞、「枠番選択の順序決定の手違いによる、枠番選択のやり直し」となりました。
本来の枠番選択は、「準決勝1着グループの4選手から、予め定められた優先順位の順番で「予備抽選」を行い、選ばれた選択順に沿って枠番を選択していく」というものでしたが、この「予備抽選」がすっ飛ばされ、準決勝1着グループの4選手から、予め定められた優先順位の順番で「そのまま枠番を選択していった」のが問題となってしまいました。

レースの行方を占う事になる枠番。選手にとってはシビアな選択となります。緊張の時間の末に一旦はビシッと決まった枠番でしたが、それが全くの無効、やり直しとなった瞬間に、一気に緊張が緩み、ステージ上はどっちらけムード。この前代未聞の「どっちらけ」の雰囲気を選手達も楽しんでいるように見え、普段はあまり見せないリラックスした表情が見受けられたのは救いでしたが、伝統の日本選手権、その第50回という記念すべき節目の開催の優勝戦で「やらかした」大失態、責任者の猛省を促したいところです。

なお、全く載せる意味は有りませんが、前代未聞のやり直しの結果「幻となった」枠順はこちらです。

①早川清 ②青山周 ③池田政 ④篠原睦 ⑤丹村飛 ⑥佐藤貴 ⑦若井友 ⑧佐藤摩

この「最初の」枠番選択には1つドラマがあって、内4車が埋まった後、5枠以降が空いている状況で佐藤貴に順番が回ったのですが、ここで5枠ではなく「敢えて」今年初SGを制したラッキーカラーの6枠を選択。さすが、この辺りは佐藤貴らしい選択であったと思います。
この時の佐藤貴の、自信たっぷりの「どうだ、見たか!俺は5枠ではなく6枠を選んだぞ!」という表情と、得意のサムズアップを思うと、その後に「あ、今のは無しで」と、全部水に流されてしまった状況には涙を禁じ得ません。・・・笑い泣きの涙ね。

改めて正規の方法で行われた枠番選択は、予備抽選の結果がそのまま選択された枠番となりました。
1位:青山周 選択順4番目 ⇒4枠
2位:早川清 選択順3番目 ⇒3枠
3位:池田政 選択順1番目 ⇒1枠
4位:篠原睦 選択順2番目 ⇒2枠
5位:佐藤貴 選択順7番目 ⇒7枠
6位:若井友 選択順5番目 ⇒5枠
7位:丹村飛 選択順8番目 ⇒8枠
8位:佐藤摩 選択順6番目 ⇒6枠


という事でここから、優勝戦前予想コラムは、1車1車の短評形式で。

4日間晴天の下で行われてきた日本選手権ですが、今日は終日曇天予報。夜には雨マークも少し付いている程で・・・レースの時間帯には影響ないと見て、想定は「良走路」一本としますが、気温は、昨日よりは低くなりそうで、走路温度も同様、もしかしたらかなりのスピードレースになる可能性を秘めています。

※選手名以下は、初日~準決勝の4日間の成績。
 [走路状態] 着順(ハンデm・枠順)試走タイム/本走タイム、ST(スタートタイミング)


①池田 政和 (川口) ハンデ 0

初日[良] 7着(0m6枠)3.30/3.403、ST=06
2日[良] 1着(0m6枠)3.30/3.410、ST=12
3日[良] 1着(0m1枠)3.33/3.384、ST=08
準決[良] 1着(0m2枠)3.30/3.380、ST=01

準決勝はコンマ01という勝負スタート。序盤の混戦を早めに抜け出すと、佐藤貴が押さえ倒す後ろの展開を尻目に悠々マイペースで逃げ切りました。予備抽選で転がり込んできた枠番選択順1位、となれば永井大と話して来たという、迷いの無い1枠選択。これで後は、スタートを切って逃げるのみ、となりました。選手権は99年と03年で2回制していますが、最後に制してから早15年。新星たちの登場に押され、特にここ数年は苦杯続きの様相でしたが、いよいよ久々にビッグチャンスを手にする時が来ました。
ただ、あくまでそれは、この最内枠を活かしきれるかどうかに懸かっており、スタート争いに関しては熾烈を極めます。すぐ外に②篠原睦、更に外からは④青山周、⑥佐藤摩の31期両者が襲い掛かる状況。特に脅威は外枠勢で、ここに叩き込まれてしまうと、やや厳しい展開を強いられる可能性が有ります。


②篠原 睦 (飯塚) ハンデ 0

初日[良] 4着(0m5枠)3.32/3.419、ST=11
2日[良] 1着(0m6枠)3.32/3.423、ST=13
3日[良] 7着(0m6枠)3.31/3.406、ST=08
準決[良] 1着(0m2枠)3.30/3.385、ST=07

これまで何度も挑戦し、跳ね飛ばされてきたSG優勝へ向けて、今節はここまで視界良好。機力が日に日に良くなっています。スタートのキレも良く、ここも好勝負になる事でしょう。
ただ問題は、昨日以上の伸びシロがあるか、という点です。例えば3.35、36レベルの超高速戦となった場合への対応力に関しては、やや疑念が残ります。走路の状況にも拠りますが、想定では昨日よりも気温・走路温度とも低い状態、こうなると外に控えるスピードレーサー相手には、追走一杯という状況になるかと見ています。


③早川 清太郎 (伊勢崎) ハンデ 0

初日[良] 1着(0m8枠)3.29/3.397、ST=24
2日[良] 4着(0m6枠)3.28/3.400、ST=09
3日[良] 3着(0m7枠)3.29/3.426、ST=23
準決[良] 1着(0m1枠)3.29/3.371、ST=06

スタートが最重要となる日本選手権の優勝戦ですが、それでも昨日12Rで超抜の状態(本走3.371)に仕上がったこの車には、10周回かけての「追い込み」による逆転展開も狙ってみたい状況です。準決勝、スタート自体は3番手辺りを確保しましたが、道中は一時6番手にまで下げ、そこから怒涛の追い込みで最終的にはアタマに立っており、その中に鈴木圭も含まれているとなると、これは常人の為せる業ではありません。
勿論、スタート8番手では相当な苦労を強いられますが、当然そうならないような対策を取ってくるはずです。トップスタートとはさすがに言いませんが、中団ぐらいにはつけられそうな印象で、そうなると、昨日より冷え込むと想定されるスピード走路を味方に、10周回かけて悠然と追い込んでくるでしょう。9月のグランプリでは、青山周にあと一歩のところまで迫りました。そのリベンジを、初SG戴冠と共に・・・チャンスは十分あると見ています。


④青山 周平 (伊勢崎) ハンデ 0

初日[良] 1着(0m3枠)3.29/3.384、ST=09
2日[良] 1着(0m7枠)3.29/3.381、ST=07
3日[良] 4着(0m4枠)3.28/3.384、ST=16
準決[良] 1着(0m8枠)3.30/3.385、ST=04

やり直しとなった最初の枠番選択、優先順1位で「2枠」を選択した事からも、本来であればもう少し内が欲しいところであった様子は垣間見れますが、それでもスタート一気の速攻を持つ選手、この枠も決して悪くは有りません。予選道中を見ても、全て本走3.38秒台で纏め上げ、圧巻であった準決勝、大外枠から一気のトップスタート等、連日スタートも決まっています。唯一、3日目のスーパーライダー戦は、スタート自体あまり攻めておらず(ST=16)、この辺りは慎重に乗り切ろうとしたかもしれません。しかし、自身4つめのSG制覇、この日本選手権を獲れば、SGグランドスラムもリーチとなります(残りは全日本選抜)。ライバル・鈴木圭が既にグランドスラムにリーチの状態であり(こちらは残りがグランプリ)、それに並ぶ事にもなります。遠慮会釈なく、一気のスタートを決めてくる事でしょう。そこから10周回、突き放して逃げるか、押さえて回るか(さすがに今回は前者かな・・・)、いずれにしてもマイペース展開に持ち込んでくるはずです。


⑤若井 友和 (川口) ハンデ 0

初日[良] 6着(0m3枠)3.32/3.397、ST=04
2日[良] 1着(0m4枠)3.32/3.403、ST=11
3日[良] 2着(0m3枠)3.30/3.390、ST=02
準決[良] 2着(0m5枠)3.30/3.385、ST=05

枠自体は決して悪くないところ、自身唯一のSGを制覇した時と同じ枠でゲンも良いですが、気になるのは序盤の展開です。ちょうど内外にスタート力では業界随一のレベルを誇る両車が構え、どれだけ張り込んでも自身の展開に持ち込むのは厳しいかな、というところです。かと言って、追い込んで何とかなる程の機力には無さそうで、紙一重ながらここは厳しいと見るのが筋かと思います。


⑥佐藤 摩弥 (川口) ハンデ 0

初日[良] 1着(0m7枠)3.34/3.410、ST=15
2日[良] 3着(0m4枠)3.35/3.406、ST=07
3日[良] 1着(0m1枠)3.31/3.381、ST=08
準決[良] 2着(0m4枠)3.32/3.388、ST=02

得意のスタートは今節も健在、連日ほぼ2番手以内には切れています。加えて今節は機力も上位級に引けを取らず、準決勝では試走3.27の機力で猛追する松尾啓を振り切り、2着を確保。見事に、オートレースの歴史に楔を打ち込む「女性レーサー初のSG優出」という偉業を成し遂げました。
迎える優勝戦でも、④青山周に乗って行くスタートを見せていくでしょう。ただ問題は、初となる10周回の長距離戦。ここが全くの未知となります。序盤のアドバンテージをどこまで残せるか、の狙いとなる印象です。


⑦佐藤 貴也 (浜松) ハンデ 0

初日[良] 3着(0m1枠)3.32/3.413、ST=14
2日[良] 4着(0m1枠)3.35/3.432、ST=14
3日[良] 2着(0m3枠)3.33/3.416、ST=11
準決[良] 2着(0m4枠)3.35/3.420、ST=03

すっかりとSG優勝戦の常連に成長。今年度のここまでのSG(オールスター、グランプリ、全日本選抜、日本選手権)全ての優勝戦に乗ったのは、この佐藤貴をおいて他に居ません。その勝ちパターンは、SGオールスターを制した時の様な、スタート一閃からの押さえ倒し。ここも、持ち前の強心臓ぶりでのスタート勝負に持ち込む事でしょう。とにかく、④青山周や⑥佐藤摩と言った、内枠のスタート巧者の「全て」に対して先行出来る程の超抜スタートを決められるかどうか、に懸かっています。ただ、個人的には、特にそもそもの体格差でスタート速攻が揺るぎない⑥佐藤摩に対して、その上を行くスタートが切れるかどうかに疑念が有ります。(勿論、⑥佐藤摩が例えばプレッシャーでスタートを逸する、等の不可抗力が働ければ、その限りでは有りませんが・・・)さすがにスタートが行けないと、機力面では内枠各車にも劣る分、追い上げての逆転までは厳しいと見ています。


⑧丹村 飛竜 (山陽) ハンデ 0

初日[良] 7着(0m4枠)3.32/3.400、ST=10
2日[良] 1着(0m3枠)3.33/3.384、ST=08
3日[良] 2着(0m7枠)3.31/3.442、ST=16
準決[良] 2着(0m2枠)3.32/3.373、ST=03

準決勝は、コンマ03のタイミングから、鈴木圭を凌ぐトップスタートを披露。そのまま後続を翻弄させました。
とは言え、さすがに準決勝のスタートは「一世一代」のレベル、これを大外枠から決められるかどうか、これまでの実績からは、そこまでは強く推せないというのが正直なところです。⑥佐藤摩同様、こちらも初のSG優勝戦、つまり初の10周戦になるという、未知の部分もあり、紙一重ながらここは厳しいかと考えます。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2018.11.04] 川口
SG日本選手権オートレース・最終日
【12R】優勝戦(枠番選択) 5100m(10周)

▲①池田政(川)0 [1]
△②篠原睦(飯)0 [2]
○③早川清(伊)0 [3]
◎④青山周(伊)0 [4]
 ⑤若井友(川)0 [5]
 ⑥佐藤摩(川)0 [6]
注⑦佐藤貴(浜)0 [7]
 ⑧丹村飛(山)0 [8]

(ハンデmの後ろの番号は枠番選択順)

④青山周、これに乗って行く⑥佐藤摩の先手争いに、内枠勢がどこまで抵抗できるか、が序盤のカギとなる。印の上では、中枠から一気に叩き込む④青山周のペース。これに太刀打ちできる機力と見る③早川清が追い込んでのマッチレースの様相と見る。
①池田政が最内枠から抵抗し、②篠原睦との次位勝負か。
外寄りの枠でも一気の速攻力を持つ⑦佐藤貴は、トップスタート条件で、後続全てを押さえ倒すオールスターの再現。「押えの押え」というレベルで少々押さえてみたい。

<良走路>
本線(3単):4-13-1237
押え(3単):3-4-127、3-1-4
押えの押え(3単):7-4=3


さて、5日間の激闘のクライマックス。どんなレースになるのでしょうか。

本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

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コメント(2)

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emic1

天気が難しかったですね〜????

く〜っ????ハズレて悔しいけど・・・
モエルトウコンに燃えました????????
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Kazz

>emic1さん

コメントありがとうございます(^^)
ホントに昨日は、天気に翻弄されました・・・本場に居たのですが、それでもコロコロ変わる天気についていけず・・・orz
若井は地元の意地でしたね。スーパースターに出場できるかも懸かっていましたし、サトマヤと一緒に乗った事もあってか、特に気合いが入っていたようにも思います(^^)
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