今でこそ、ここ一番での仕掛けどころを逃さない強さの代名詞は松浦悠士だが、今から10年前競輪界最大のイベント競輪GPで大雨の中の発走で真っ先にゴールに入ったのが青い勝負服の村上義弘(73期・京都)だった。
戦前、ほんのひと月前に落車骨折その上、中部・近畿ラインを組まないで単騎を選択したこともあり、人気は3車並んだ東北ライン(佐藤友-山崎芳-成田和)、関東ライン(武田豊-長塚智-岡田征)の方が上回っていた。
開催も東京・京王閣だと言うことも手伝ってたのだろう。
発走台に並んだときから大雨で先行有利?とも思われて最終HSで正攻法の武田-長塚-岡田を叩き切った中部ライン深谷-浅井のその後を追走した村上。BSに入って間髪を容れずまだ垂れてもいない深谷-浅井を捲って行く。
4C過ぎにインを突いて猛然と追い込む北の3番手、成田和也と直ぐ後ろから捲られたが直線外側を伸びた浅井康太のG前勝負で成田を僅か1/8車輪だったか?ぎりぎりしのぎ切り、初のグランプリ制覇を果たした。
村上義弘はとにかく、『前を見てしまう。』ことが間違いなく一番少ない仕掛けどころを逃さない天才。その上、記念戦で他地区の選手がマークしても意気に感じ先行して優勝させるような器の大きなところも彼の魅力のひとつ。車券を買って外れても納得させてくれる数少ないひとり。
今日、宮杯を優勝した古性優作もどうか、近畿の大先輩・魂の男、村上義弘の競走の大きさと潔さを見習って手本にして新近畿時代をワッキーと共に築き上げて欲しいと願うばかりである。
ブログ
最近のブログ
- 競輪GP2025優勝者は❶か➑だ!! 2025/12/30 0:48
- だから大好き郡司浩平選手!! 2025/11/16 16:28
- 共同通信社杯決勝に見た近畿勢一枚岩ドラマと車券反省 2025/09/19 5:18
- 村田祐樹選手はやっぱりステキだ!! 2025/05/27 6:07
- 今後の関係性もぐっと逆転した名古屋日本選手権競輪決勝戦 (眞杉匠VS古性優作) 2025/05/06 8:54
暮れの豪雨の中、魂の男・村上義弘が競輪GP2012悲願の初制覇‼️
2022/06/20 0:49 閲覧数(548)募集テーマ:梅雨の季節、雨のレースの思い出!
コメント(0)

投稿する
※コメント投稿後は編集・削除が行えません。投稿前に内容をよくご確認ください。
※コメントは承認制の場合があります。管理側で内容を確認するため、反映に時間がかかる場合があります。
Gambooでは、人が嫌がるような発言、著作者の許諾のない文章の投稿、公序良俗に反する投稿等を禁止させていただいております。禁止行為が確認された場合、予告なく削除、コミュニティ機能の利用制限、退会等の処理をさせていただくことがありますのであらかじめご了承ください。
コミュニティのご利用ガイドライン
※コメントは承認制の場合があります。管理側で内容を確認するため、反映に時間がかかる場合があります。
Gambooでは、人が嫌がるような発言、著作者の許諾のない文章の投稿、公序良俗に反する投稿等を禁止させていただいております。禁止行為が確認された場合、予告なく削除、コミュニティ機能の利用制限、退会等の処理をさせていただくことがありますのであらかじめご了承ください。
コミュニティのご利用ガイドライン




















