「2006年度以降は赤字になっていない」「選手会が提案した賞金削減案などが反映されてない」「開催経費が通常の倍以上の想定になっている」
永井大介オートレース選手会船橋支部長の会見を伝える日刊スポーツの記事から抜粋しました。
これらの内容が事実だとすると、はじめに廃止ありきで物事が進んでいたとしか考えられません。
つまり、走路改修やスタンド改善は、船橋市や千葉県としては認めないよ、オートレースは赤字じゃなくてもやめますよということです。

船橋オートレースは施設はよみうりランド（川崎競馬場、船橋競馬場と同じ）が保有、業務も本年度から日本写真判定が受託してますから、県や市が「血を流す」こともありません。
さらに、昨日のコラムでも指摘しましたが、周辺にはららぽーと、ＩＫＥＡ、高層マンションがあります。ほかにも団地があります。
いずれも船橋オートレースが現在地に移った後からできたものですが、これらからの有形無形の「廃止圧力」は否定できようもない。
地方自治体は、その首長、議会が選挙で選ばれる以上、民意に従った政策を行うことを求められます。民主主義なんですから当たり前ですね。
たとえ財政面で貢献していようとも、近隣から強く反対され、自治体内の住民からも支持されず、売り上げは本場よりも川口などの場外発売や電話、ネット投票頼みとなれば、地方自治体が主催者である以上は、この「廃止」という流れには逆らえないとしか言いようがない。

オンボロ施設を長年放置しているのは、「ぶぶ漬け」を出し続けられているようなものなんでしょう。もういい加減オートレースファンは船橋から消えやがれということです。