ブログ

平成貧窮問答歌 其の千三百四十九

2017/09/07 5:38 閲覧数(661)
このブログを違反通報します
違反通報のフォーム画面へ移動します。
ガールズケイリンは弥彦最終日と平塚ナイター初日、弥彦決勝は梅川風子が見事な逃げ切りで念願の初優勝を飾った。

レースは林真奈美→加瀬加奈子→奈良岡彩子→梅川→高橋梨香→東口純→門脇真由美という初手の隊列、打鐘前のバックで追い上げた東口が梅川の仕掛けにいち早く反応してこれを追走するが、打鐘で前受けの林が梅川後位を簡単に捌いて東口はその後ろに降りる。

加瀬は最終ホームで一瞬内を掬うかという気配もあったが結局4番手、梅川→林→東口→加瀬で最終バックを通過する。

林は2センターから縦に踏み込むが梅川も粘りに粘って直線へ、さらに加瀬も大外から捲り追い込んで両者に迫る。

最後は3車がほぼ横並びの大激戦、梅川がわずかに林を退けて見事な逃げ切り勝ちの初優勝を飾った。

林は絶好の展開も伸びず②着、加瀬は捲り追い込み届かず③着に敗れた。

梅川は圧巻の逃げ切りで文句なしの初優勝、岐阜でやられた林に早くもリベンジを果たした。

二日目を見る限り勝つまではどうかなと評価を下げてしまったが瞬発力では上位の林・加瀬を真っ向勝負でねじ伏せる見事な内容、これはおそれ入りましたとしか言いようがない。

スケートからの転向で在学中にはゴールデンキャップを獲得した好素材、これまでのレースを見る限りは今のところはスピード・瞬発力よりパワーが前面に出ている印象で、これから特別レースで強い相手と戦っていくにはもう少し鋭さがあればさらにいい。

これで6期生は早くも5人目の優勝者(7回)、デビューからまだ3ヶ月経っていないのだからこれはかなりのハイペースで世代レベルとしてはかなり高い評価を与えていいだろう。

林は今日も万全の組み立てで絶好の展開、あとは岐阜の決勝と同じように梅川を交わすだけだったが今日は梅川の粘りが違った。

自身も引きずり回されて意外に脚がたまらなかったのか、さっさと出てしまっては今度は加瀬を引き出すことになってしまうし前後に強敵で見た目よりは難しかったのかもしれない。

加瀬は4番手から大外を捲り追い込むも届かず、二日目に全く問題にしなかった梅川に逃げ切りを許してしまった。

地元で優勝はならず、しかし脚をためて捲りで勝負する形ができつつあるのでまたこれから新しい「男道」を見せてくれるだろう。

平塚では外国人選手が初出走、しかし日本勢が大健闘でまず細田愛未がナターシャ・ハンセン(ニュージーランド)を差し切ると尾崎睦はいったん捲られたロリーヌ・ファンリーセン(オランダ)を差し返してそれぞれ快勝した。

6Rは山本レナ→渡辺ゆかり→細田→田仲敦子→藤巻絵里佳→ハンセン→吉村早耶香という初手、打鐘前のバックから吉村が飛び出すとハンセンもすかさず反応する。

打鐘で吉村→ハンセンが前に出て細田も例によって踏み出しはもたつくが最終ホームでその後ろを確保、このところは位置取りがよくなってきた。

ぶっ飛ばした吉村が後続を突き放して残り1周、ハンセンは車間を切ったのかペースに戸惑ったのかいったんやや離れるがここから再び差を詰めて最終日バックで番手捲りを放つ。

細田もしっかり追走、さらには打鐘でその後ろに追い上げていた藤巻も続く。

3車が完全に出切って直線へ、4角から早めに踏み込んでいた細田が最後はハンセンを楽々交わして快勝した。

捲ったハンセンは末を欠いて②着、細田後位に追い上げた藤巻が大健闘の③着に入った。

細田は殊勲の差し切り、常々高く評価している選手でこれはそんなに驚かない。

まだまだ全然物足りないがこのところはしっかりいい形を作れているし、ガールズコレクションに出たいのなら自力は手段として割り切って今の形に研きをかけることだ。

ハンセンは得意という捲りで吉村を飲み込んだが細田に差されて来日初戦は②着、打鐘のところでも捲った時も踏み出しはさすがにいいが今日は末が甘くなった。

最終ホームでは車間を切ったのか離れたのか、吉村を追いかけるのに脚を使わされたのかもしれない。

藤巻は打鐘で細田の後ろに追い上げてしっかり追走、最後までよく食い下がった。

なかなか成績が上がってこないが近況は場所に1度は必ず車券に絡んでいるので侮れない。

7Rは野口諭実可→尾崎→杉沢毛伊子→宮内愛→山本知佳→ファンリーセン→佐藤友香、残り2周から注目のファンリーセンが上がっていく。

それを察知した尾崎も上がって打鐘で先頭、後位は諭実可と杉沢で並走になるがこれは諭実可が簡単に尾崎後位を奪取する。

ファンリーセンは最終ホームで杉沢のさらに外から一気に仕掛けて尾崎とモガキ合い、最終バックでいったんはファンリーセンが尾崎を捕らえるが尾崎もその後位に入り直して直線の攻防となる。

最後は尾崎が渾身の追い込みでファンリーセンを捕らえて快勝、ファンリーセンはこちらも差されて②着となり③着には尾崎後位を取り切った諭実可が入った。

尾崎は先行していったんはファンリーセンに捲られたがその後位から差し返す気迫の勝利、力勝負でを制して地元で大いに魅せた。

年末の当所グランプリが最大目標と昨年から公言、春先は出遅れたのが嘘のようにこのままいくと出場は有力で今回は外国人選手を相手にその予行演習だ。

ファンリーセンは最終ホームで強引に仕掛けていったんは尾崎を捲ったものの番手に入り直した尾崎に差し返されて②着に終わった。

それでも力勝負で尾崎を捲ったのは事実、修正可能な範囲だろう。

外国勢はいずれも初日を飾ることができなかったのでやや拍子抜けの感はあるが、初ものづくしだけに今日のレースだけで評価するのは早計か。

諭実可は前受けから尾崎後位で粘って番手を確保、カマシや捲りでは厳しいかもしれないが尾崎がスンナリ上がってきてくれたので対応もしやすかった。

近況はパッとしないが今日は好内容、二日目も着をまとめて決勝に駒を進めたい。

9/7
平塚6Rガールズ予選2
[車 名 期県]
①佐藤 友香  110青
②細田 愛未  108埼○
③山本 レナ  106京
④吉村 早耶香 112静▲
⑤ロリーヌ ファンリーセン 000外◎
⑥野口 諭実可 102群△
⑦田仲 敦子  104熊

⑤ファンリーセンは1回走って上積みもあるはず、脚力的には上位で巻き返すか。

②細田は再度金星も十分、あとは機動力で④吉村と初日よかった⑥諭実可へ。

三連単
⑤=②→④⑥

9/7
平塚07Rガールズ予選2
[車 名 期県]
①藤巻 絵里佳 110島
②宮内 愛   112香
③尾崎 睦   108神◎
④杉沢 毛伊子 104静△
⑤山本 知佳  110和▲
⑥ナターシャ ハンセン  000外○
⑦渡辺 ゆかり 102梨

初日強かった③尾崎が総合力で連勝だ。

相手は順当に⑥ハンセン、前半がカギとなる⑤知佳と見限れない④杉沢も少し。

三連単
③→⑥=③④

ガールズケイリンはさらに取手がスタート、こちらにも強力外国人選手が登場する。

9/7
取手6Rガールズ予選1
[車 名 期県]
①藤原 亜衣里 102新
②ステファニー モートン 000外◎
③成田 可菜絵 112大
④高橋 朋恵  108長△
⑤石井 貴子  106千▲
⑥高橋 智香  112愛
⑦荒牧 聖未  102栃○

②モートン(オーストラリア)は2012年ロンドンパラリンピックでフェリシティ・ジョンソンのタンデムパイロットとしてパラサイクリング1000mタイムトライアルで金メダルを獲得、これによりオーストラリア勲章を授与されている。

もちろん自身も強豪、競輪学校で一緒に練習した選手達によるとこれが一番強いとのことなので楽しみだ。

こちらも車券は踏み込みにくいが一応本命でいいだろう。

日本勢では⑦荒牧、前回松阪では山原さくら・鈴木美教を抑えて優勝している。

⑤貴子は函館でまさかの予選落ち、一般戦もやっと勝ったという感じで近況はさっぱりよくないので過信は禁物で前々に運ぶ④朋恵の連下も押さえておきたい。

三連単
②→⑦→④⑤

9/7
取手7Rガールズ予選1
[車 名 期県]
①太田 美穂  112三○
②福田 礼佳  108栃
③中村 由香里 102東▲
④猪子 真実  104愛
⑤荒川 ひかり 110茨△
⑥アナスタシア ボイノワ 000外◎
⑦三宅 愛梨  104岡

今回の外国勢のなかで大将格と言える存在なのが⑥ボイノワ、2015年UECヨーロッパ選手権では500mタイムトライアルで32.794秒の世界記録(当時)を叩き出しており、2016年リオデジャネイロ五輪でもチームスプリントで銀メダルを獲得するなど豊富な実績を誇る。

こちらもとりあえず本命、日本勢では①美穂が先行でどこまで戦えるか。

前回落車の影響がやや心配だが③中村と近況好気配の⑤荒川へ。

三連単
⑥→①=③⑤

岐阜ではG3「長良川鵜飼カップ」がスタート、S級S班は平原康多・浅井康太・中川誠一郎が参戦する。

平原は落車や失格ですっかり流れが悪くなり浅井も近況はさっぱり、新田祐大の独断場を許す原因となっているだけにそろそろ反撃したいが両者の同乗はなにかとアクシデントがつきまとう。

S班と遜色ない力の持ち主である地元・竹内雄作にも注目だがこちらは落差の激しいタイプでアテにならない。

9/7
岐阜9R S級一次予選
[車 名 期県]
①志智 俊夫  70岐◎
②佐々木 省司 86青
③上野 真吾  93神△
④巴 直也  101神
⑤藤原 誠   69岐▲
⑥松澤 敬輔  97城
⑦野原 雅也 103井○
⑧高木 翔  105岩
⑨深澤 伸介  76静

並び
④39 ⑧62 ⑦15

今日は予選から、一時の大不振からようやく立ち直りつつある地元①志智が好目標⑦野原を得て展開有利に運べそうだ。

相変わらず中部と近畿を都合よくくっつけるのは気に入らないが、志智の場合は福井記念の決勝で脇本雄太の4番手を固めるなどそれなりに筋を通しているのでまだ好感が持てる。

野原は小田原では準決勝敗退、今回は最低でも決勝に乗らないといけない。

ここは後ろに気を遣うのではなく、結果的には志智に差されても自分が勝つつもりで走るべきだろう。

3番手の⑤藤原までラインで決着か④巴次第で③上野の突っ込みも。

三連単
①→⑦=③⑤

  • コメントする
  • 読者になる

コメント(0)

投稿する
※コメント投稿後は編集・削除が行えません。投稿前に内容をよくご確認ください。
※コメントは承認制の場合があります。管理側で内容を確認するため、反映に時間がかかる場合があります。

Gambooでは、人が嫌がるような発言、著作者の許諾のない文章の投稿、公序良俗に反する投稿等を禁止させていただいております。禁止行為が確認された場合、予告なく削除、コミュニティ機能の利用制限、退会等の処理をさせていただくことがありますのであらかじめご了承ください。
コミュニティのご利用ガイドライン
TOPへ