ガールズケイリンはいわき平ナイター最終日、決勝戦は児玉碧衣が今日も圧倒的な強さで４場所連続となる優勝を飾った。

レースは大久保花梨→藤谷はるな→尾崎睦→中西叶美→児玉→高橋梨香→中村由香里という初手の隊列、このまま打鐘となり３番手の尾崎が車間を切って児玉を牽制するが児玉はお構いなしで４角から踏み込むと最終ホームで一気に前団を叩き切って２角からは早くも独走態勢になる。

尾崎は最終ホームで併せて出るも全くついていけず、初手で児玉後位にいた梨香が懸命に追走するがこれも離れて第２先行になる。

外並走から捲った尾崎が３角でようやく梨香の後ろまで進出するが時すでに遅し、児玉は後続を寄せつけず楽々押し切って完全優勝を飾った。

尾崎はなんとか梨香を交わすが完敗の②着、梨香が③着となった。

児玉は決勝のメンバーでも変わらず圧倒的な強さ、現時点では完全に勝負づけが済んでいる。

しかし一気に飛び出すだけの選手は勝てないのが特別レース、もう何回も失敗しているのだからグランプリでは力任せではなくしっかり考えてプラスαを求めたい。

尾崎は勝負所でついていけず、辛うじて②着を拾ったが児玉とは全く勝負にならなかった。

グランプリは全体のペースも違うし他の選手も児玉を追ってくれるのでまた変わってくるだろうが、少なくとも自身の力だけで児玉を追うのは厳しいというのがはっきりした痛恨の一敗だ。

梨香は初手から児玉マーク、途中までは食い下がったがさすがに突き放されてしまった。

それでもよく踏ん張って③着、普段は位置が取れずに後方から捲る形になることが多い選手が違う形で着に残れたのは評価していい。

ガールズケイリンは続いて伊東・富山がスタート、週末は全くゆっくりできない(笑)。

伊東は地元の鈴木奈央が近況でリード、すっかり勝つレースが身についてきた。

長澤彩は弥彦で児玉に完敗もここなら実績上位、逆転も十分だ。

あとは大きく離れるので２強の優勝争いか。

10/21
伊東6Rガールズ予選１
[車 名 期県]
①松尾　智佳　 102媛
②長澤　彩　 　106愛◎
③土屋　珠里　 110栃△
④大和　久保美 102青
⑤三宅　愛梨　 104岡
⑥杉沢　毛伊子 104静▲
⑦中嶋　里美　 110愛○

②長澤の首位は堅いだろうが連下は大混戦、前回決勝に乗っている選手が多いがどれもレースが下手で安定感は乏しい。

一応前回玉野で決勝②着の⑦中嶋が本線、函館で見せ場十分の⑥杉沢も地元で気合が入る。

③土屋は函館で杉沢の捲りを差し切って１勝、長澤とまともに勝負しては苦しいが力はある。

三連単
②→⑥⑦→③⑥⑦

10/21
伊東7Rガールズ予選１
[車 名 期県]
①浦部　郁里 　102井▲
②田中　まい　 104千
③宮安　利紗　 106岡
④明珍　裕子　 104島
⑤鈴木　奈央　 110静◎
⑥内村　舞織　 112福○
⑦板根　茜弥　 110東△

もちろん⑤奈央、これからは強くなる一方だ。

相手は⑥内村、動きすぎるようになってきたのは気になるが力で相手本線だ。

あとは好枠①浦部と自在性出てきた⑦板根へ。

三連単
⑤→⑥＝①⑦

富山では太田りゆと山原さくらが初対決、りゆは前橋→川崎と外国人選手との対戦が続いたが見せ場十分の内容で将来性に大いに期待を抱かせた。

一方の山原は優勝から遠ざかっている近況、実績ではもちろん上位だが一連のレースで瞬発力不足を露呈しているだけに33の前橋で特に強かったりゆとの対戦は不安もある。

10/21
富山6Rガールズ予選１
[車 名 期県]
①戸田　みよ子 102広
②山本　知佳　 110和▲
③竹井　史香　 106香
④石井　貴子　 104東○
⑤小林　彩乃　 112群△
⑥齊藤　由紀　 110愛
⑦太田　りゆ 112埼◎

⑦りゆで断然、同じ33の前橋では外国人選手と真っ向勝負で沸かせた。

ここはもつところから一気に仕掛けて押し切りが濃厚だ。

相手はまず④貴子、こちらも33は向いているし近況内容もいい。

②知佳は決め手はあるがレース運びがやや不安、マーク戦で健闘目立つ⑤彩乃も押さえたい。

三連単
⑦→②④→②④⑤

10/21
富山7Rガールズ予選１
[車 名 期県]
①小坂　知子 　104岐
②飯田　よしの 106東▲
③山原　さくら 104高◎
④田中　麻衣美 102新
⑤中川　諒子　 102熊△
⑥荒川　ひかり 110茨○
⑦蓑田　真璃　 110千

もちろん③山原、ここで負けていては話にならない。

決して33がいいというタイプではないが実力で圧倒しよう。

相手は直マークの選手と決めつけて⑥荒川と②飯田を抜擢、後者なら好配当必至だ。

⑤中川は前回川崎は外国人選手との対戦で仕方ないにしても予選で大きな着が目立ってきて過信は禁物、底力はあるが押さえまでだ。

三連単
③→②⑥→②⑤⑥

熊本記念（久留米代替）「火の国杯争奪戦」二日目優秀は地元の中川誠一郎が鋭く捲り追い込んで連勝、自力でとなると全くアテにならないが今回は連日目標がいい所まで連れていってくれるので好位から守備範囲の距離で勝負できる。

深谷知広は後方から捲り届かず②着も気配は上々、逆に武田豊樹は弟子の吉澤純平にあれだけ引っ張ってもらってやっと③着というのが現状だし④着の浅井康太も初日は勝ったが全然よくない。

10/21
久留米10R Ｓ級準決勝
[車 名 期県]
①新井　秀明　85熊
②古性　優作 100大◎
③武田　豊樹　88茨▲
④山岸　佳太 107茨
⑤北津留　翼　90福
⑥松崎　貴久　82富
⑦合志　正臣　81熊△
⑧武藤　龍生　98埼
⑨南　修二　　88大○

並び
②96 ⑤71 ④38

二次予選の②古性は内に包まれるも凄まじい決め手を発揮、直線で突き抜けた。

初日のように逃げてしまうと甘くなるがしっかり脚をためられれば弾ける。

ここは簡単に中団を取れそうだし今の③武田が番手から出たところで全然怖くない。

相手はマークの⑨南と展開は有利な武田、あとはほぼ７番手になるであろう⑤北津留が無理矢理仕掛ければ⑦合志の突っ込みも。

二車単
②→③⑦⑨

10/21
久留米11R Ｓ級準決勝
[車 名 期県]
①小倉　竜二　 77徳
②大槻　寛徳　 85城○
③萩原　孝之　 80静
④松川　高大　 94熊
⑤岩本　俊介　 94千△
⑥佐藤　愼太郎 83島
⑦中川　誠一郎 85熊▲
⑧吉永　好宏　 80広
⑨吉澤　純平　101茨◎

並び
⑨26 ④71 ⑤38

ここは気楽に自分のレースができる⑨吉澤が自力で圧倒だ。

相手はマークの②大槻、⑦中川もウマが④松川というのは微妙だがはずせない。

相変わらず強いのか弱いのかよく分からない⑤岩本も一応押さえる。

二車単
⑨→②⑤⑦

10/21
久留米12R Ｓ級準決勝
[車 名 期県]
①小松崎　大地 99島△
②松谷　秀幸　 96神▲
③深谷　知広　 96愛◎
④堤　洋　　　 75徳
⑤浅井　康太　 90三○
⑥梶應　弘樹　 57媛
⑦和田　圭　　 92城
⑧大崎　和也　 92青
⑨近藤　龍徳　101愛

並び
①78 ②46 ③59

③深谷の先行１車、ラインでとかでなく自分が勝つレースをしっかりやってほしい。

⑤浅井が大本線だが②松谷の自在戦に注意、その場合は①小松崎にも出番がある。

二車単
③→①②⑤