名古屋ガールズケイリン初日はやはり外国勢が圧倒的な強さを発揮、ロリーヌ・ファンリーセン（オランダ）とアナスタシア・ボイノワ（ロシア）がともに人気に応えた。

６Ｒは菅田賀子→飯塚朋子→齊藤由紀→ボイノワ→石井寛子→亀川史華→高橋梨香という初手の隊列、梨香が１車追い上げて打鐘を迎える。

このまま最終ホームへ、梨香はさらに寛子の横あたりまで上がってボイノワ→寛子に仕掛けを促す。

前はいつでも交わせるボイノワは流したまま残り１周を通過、スローペースから１センターで一気に踏み込む。

ボイノワは前団を軽く飲み込んで最終バックを先頭で通過、やや口が開いた寛子もさすがについていく。

以下は離れるが亀川がなんとか前団を乗り越えて３番手、直線はボイノワと寛子の一気打ちとなるがボイノワが寛子を全く寄せつけず快勝した。

寛子は差を詰められず②着、離れた③着に亀川で人気通りの決着となった。

ボイノワは鋭い踏み出しでスローペースから一気に発進、日本勢の主力が全て後方になったので自分の好きなタイミングで仕掛けて楽勝だ。

さすがに世界のトップクラス、寛子が踏み出しでやや離れてしまった。

寛子は初手からボイノワを追走、踏み出しで口が開くも懸命に追い上げて直線勝負の形は作ったが全く歯が立たなかった。

これは相手が強すぎるので仕方ないだろう。

亀川は寛子の後ろ、最近はあまり逃げなくなっている。

結局離れて第２先行みたいなものだがなんとか③着でしのいだ。

７Ｒは中西叶美→奥井迪→小林莉子→田中麻衣美→ファンリーセン→藤谷はるな→内村舞織、このまま打鐘となり奥井がゆっくり前に出て最終ホームで一気に踏み込む。

莉子→麻衣美まで追走してファンリーセンはその後ろ、２角過ぎから仕掛けるとものすごいスピードで奥井に襲い掛かる。

奥井も懸命に抵抗、しかし４角ではこれを交わしたファンリーセンが直線突き抜けて快勝した。

奥井の番手から伸びた莉子が②着、真っ向勝負の奥井は③着に敗れた。

ファンリーセンは奥井の強力先行を捲りであっさり撃破、一気に捲ったスピードは凄まじかった。

平塚の初日に尾崎睦に差し返されて「あれっ？」という感じだったがその後のレースを見るとやはり強い。

莉子は初手から奥井マークでこれを交わして②着、落車続きで仕上がりの不安もあったが奥井を抜いているのだから悪くはないはずだ。

今日の感じなら額面通りの評価でいいだろう。

奥井はここも自分のレース、ただ逃げたというのではないしかなり抵抗しているがこちらも相手が悪すぎる。

三日間でなんとか一矢報いたいがスピード・瞬発力の差が大きいのでまともな逃げでは厳しいか。

9/16
名古屋6Rガールズ予選２
[車 名 期県]
①齊藤　由紀　 110愛
②内村　舞織　 112福
③ﾛﾘｰﾇ ﾌｧﾝﾘｰｾﾝ 000外◎
④藤谷　はるな 110茨
⑤石井　寛子　 104東○
⑥田中　麻衣美 102新△
⑦亀川　史華　 110兵▲

平塚の尾崎や初日の奥井のように抵抗してくる選手が不在で③ファンリーセンにとっては楽な組み合わせ、持つところから仕掛けて首位濃厚だ。

最終的には後ろにいそうな⑤寛子から順当なら⑦亀川だが、③着以下は離れそうなので初日よかった⑥麻衣美の突っ込みも少し。

三連単
③→⑤→⑥⑦

9/16
名古屋7Rガールズ予選２
[車 名 期県]
①菅田　賀子　 104城
②小林　莉子 　102東○
③飯塚　朋子 　102大
④中西　叶美　 112愛
⑤奥井　迪　　 106東▲
⑥ｱﾅｽﾀｼｱ ﾎﾞｲﾉﾜ 000外◎
⑦高橋　梨香　 106埼△

こちらは⑥ボイノワ、相手は脚を使ってしまう⑤奥井より②莉子を重視したい。

奥井が末を欠くようだと⑦梨香が間に合うシーンも。

三連単
⑥→②→⑤⑦

武雄Ｇ２「共同通信社杯」初日はオール予選の自動番組、車券はまともに勝負する気にはならないが、毎回一部特定の選手だけが番組の恩恵を受けているように感じるのでたまにはこういうのもいいだろう。

9/16
武雄7R Ｓ級二次予選Ｂ
[車 名 期県]
①三宅　達也　79岡
②三谷　竜生 101奈◎
③渡邉　一成　88島▲
④小林　大介　79群△
⑤坂本　亮馬　90福
⑥中井　太祐　97奈
⑦渡部　哲男　84媛○
⑧松岡　貴久　90熊
⑨坂本　貴史　94青

並び
⑤81 ⑥27 ⑨34

メンバーは厳しくても⑤着まで勝ち上がれるヌルい二次予選Ａより「いつも通り」の二次予選Ｂのほうが予想はしやすい。

ここはきれいな３分戦、今回は特に細切ればかりなのでむしろ珍しい(笑)。

日本選手権の後の②三谷は故障もあって全然物足りないがここは同県⑥中井を得て番手戦、何でもこなすタイプなので悪いはずがない。

中井が積極的に運んで最終的には自力を発動か。

それなら相手は⑦渡部、近況は好調で三谷が早めに出るような展開なら逆転もありそうだ。

別線では③渡邉も番手戦でこちらもシビアに発進できれば怖い存在、その後ろの④小林も縦の脚は健在だ。

二車単
②＝③⑦
③→④