日刊スポーツによると、日本競輪選手会は現執行部体制では最後の定例理事会を開き、いわゆる自粛組の処分軽減で協議したとのこと。
すでに公式にも全国競輪施行者協議会からも処分軽減の要望書が出ており、また村上兄弟の祝勝会では岸和田市長やJKA会長から、現状のままでは岸和田グランプリの出場が実現しない村上兄弟のグランプリ出場を要望したりと、主催者サイドからも明確な働き掛けが行われています。
噂話の域を抜けないので触れませんでしたが、選手会の執行部が交代したら、新執行部は最初に処分軽減(即時処分解除か)を実施するのではなんて観測もありましたが、こういう報道が出た以上、もはやそれは既定路線かもしれません。
現実的に、自粛直前の共同通信社杯は前回比3億円プラスの売り上げでしたが、自粛開始後の平塚記念は前回比4億円ダウン、以降の記念競輪はすべて60億円割れで、自粛開始以降の記念競輪で目標達成も松阪と花月園メモリアルだけとのこと。
これは自粛の影響と言わざるを得ないでしょう。ラピスタ新橋も5月以降は目に見えて来場者、売り上げが落ち込んでいるとスタッフから聞きました。実際私が見た限りでも、記念開催の日曜日は本来の客入りからは程遠く見えます。
それあってか、高松宮記念杯を前にキャンペーンの類も手厚くなっているように見えますが、そもそも高松宮記念杯の出場選手に魅力があるのか?
S級S班の浅井選手を始め高松宮記念杯出場選手がいた川崎記念桜花賞と、高松宮記念杯出場選手はいない花月園メモリアルでは、3億円くらいしか売り上げの違いはありません。土曜1億円、日曜2億円花月園メモリアルは低いですが、平日2日間は微減程度にとどまりました。
自粛開始で逃げたファンがどれほどかは分かりませんが(川崎記念の数字だけ見れば前回比8億円落ちてます)、今でもやってくれるファンからしたら、トップクラスの選手の価値はその程度かもしれません。この流れでいくと、高松宮記念杯の売り上げは相当な苦戦となるのは容易に想像できることかと思います。
記念と記念の合間に3日間開いたことから、今日も開催過多状態です。何故こんなに開催があるかとなれば、それは選手に月2回以上の斡旋を確保するためには必要なわけで、そんな必要だけど儲けが出るわけない開催の穴埋めは、各場年に1度ある記念競輪、特別競輪に頼ることになります。
それだけ大事な金づるですから、ナイターを除けば他場は日程が重なるのを避ける傾向となり、ますます合間の開催過多となるわけです。
そんな、選手にとっても大事な食い扶持であるはずの記念競輪が、選手会の処分によって危機的状況に陥る。端から見れば間抜けにしか見えませんが、当事者の心境はいかばかりか。選手会側も早々に処分解除協議をしているのが、その心境の現れなのは間違いないところかと。
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今朝の報道から
2014/06/11 8:58 閲覧数(1041)コメント(5)
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セーナパティ
残念ながら、東京中日スポーツには、そのような記事は載っていませんでした
私は、自粛期間を短くして、復帰してから本来の自粛期間の末日までは、獲得した賞金の何割かを東北の被災地に寄付するていう案に賛成です。