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スーパースター2016徹底展望(第4回)~出場選手分析(後編)~

2016/12/26 7:32 閲覧数(462)
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皆様、おはようございます。

本日も、昨日に引き続きまして、スーパースター出場選手分析。今日は後編です。

名前の次に出てくる[1・2・3・4]は、現在の大晦日決戦となった2008年から昨年までの過去8年におけるトライアル戦(初日~3日目)の着度数(左から、1着・2着・3着・着外の回数)を表しています。
また、初日は「トライアル戦優先順位」により振り分けられたレース番号毎に、この優先順で枠番選択となる事が決定しておりますので、その優先順位、初日のレース番号、枠番選択順を併記致します。



■鈴木 圭一郎 (32期・S-3・2大会連続2回目)
 過去8年トライアル戦:[0・1・0・2]
 トライアル戦優先順位:2位(初日11R、枠番選択順1位)

 昨年の初出場の際には残念ながら王座戦に進出出来ませんでしたが、今年はSG・記念戦線で言わずもがなの大活躍。秋の全日本選抜でSG最年少&デビュー最短制覇を成し遂げると、全レース0mオープンの日本選手権を完全Vで制覇し、明らかに今年は「優勝候補」として、再び年末のメッカ川口に登場となりました。
 スタートも早く、ほぼ失敗無し、そしてどこの走路・状態も問わずキッチリ仕上げ、試走タイムから他を圧倒、近況はこれに捌きの腕も一線級に磨き上げられ、殆ど欠点も無くなってきた印象です。昨年のトライアル戦の成績を上に出しておきながらアレですが、この数字は見なくて良いです。
 20数年前の片平の台頭、そして10数年前の高橋貢の台頭に似た雰囲気を感じる昨今。このスーパースターまで制し、3連続SG優勝ともなれば、いよいよ次代のオートレース界は、この選手を中心に回って行く事になると考えています。


■金子 大輔 (29期・S-4・7大会連続8回目)
 過去8年トライアル戦:[4・2・2・10]
 トライアル戦優先順位:6位(初日11R、枠番選択順3位)

 昨年のトライアル3日目には3.24という超抜の試走タイムをマーク。1着なら王座戦進出の目があった事も有り、出来る限りの整備を施し臨んだものの、7枠から強烈なスタートを放った永井大の徹底したガードに阻まれ、後塵を拝する形となり、惜しくも2着。王座戦への道が閉ざされてしまいました。今年はそのリベンジを期する戦いでもあります。
 2010年以降連続出場を果たしており、トライアル戦では初日から1着の実績も有ります。今回も機力は上位、テーマはやはりムラっ気のあるスタートでしょうか。常に速攻を決められる感じではないものの、此処一番の勝負どころで、特に6枠あたりから強烈なスタートを見せる事も有ります。今年も機力自体とレース運びに注目が集まる1車です。


■木村 武之 (26期・S-10・5大会連続11回目)
 過去8年トライアル戦:[3・4・1・13]
 トライアル戦優先順位:13位(初日12R、枠番選択順7位)

 大晦日決戦以降の8回のうち、2011年を除く7回に出場、そのうち王座戦には3回進出しています。2012年は3着、2014年は2着。昨年は8着と敗れてしまいましたが、また今年も頂点を目指す戦いとなります。
 過去8年のトライアル戦の成績だけを見ると、1着は3本のみ、2着が若干多いイメージで、全体的には余り好成績とも言い切れない部分はあります。今回は初日の枠番選択順も7位という事で、外寄りの枠となりそうです。
 但し今回は直前気配が抜群の一言。山陽G1スピード王を超抜のタイムで優勝しての川口入りとなります。この機力をどこまでキープできているかにまずは注目したいところです。


■岩崎 亮一 (25期・S-21・2大会連続3回目)
 過去8年トライアル戦:[0・0・0・3]
 トライアル戦優先順位:16位(初日12R、枠番選択順8位)

 昨年、12大会ぶりのSS戦出場を果たしましたが、3日間精彩を欠き、王座戦進出とはなりませんでした。
 連続出場となる今回は昨年以上の成績を期待したいところですが、初日は同じ山陽の松尾啓同様、枠番選択順8位。おそらくは8枠に置かれる事になるのではないかと思われます。とは言え、松尾啓よりもスタートの一発の魅力を秘める選手であり、外枠でも注目する必要はありそうです。まだ上記の戦歴だけでは推し測りにくいところがあり、ダークホースになりそうな印象です。


■松尾 啓史 (26期・S-25・3大会ぶり7回目)
 過去8年トライアル戦:[0・0・2・7]
 トライアル戦優先順位:15位(初日11R、枠番選択順8位)

 2013年以来、3大会ぶりの出場となります。2008年以降のトライアル戦では9走中3着が2本あるのみで、ここに入ると精彩を欠く印象です。今回も初日の枠番選択順は8位という事で、おそらくは8枠に入る事になろうかと思います。直近の良走路では試走タイムも抜群で、勝負になりそうな機力ではありますが、レースになるとそこまでの結果を残せていないような印象も拭えません。強力なライバル達にどこまで肉薄できるでしょうか。


■藤岡 一樹 (29期・A-10・2大会連続4回目)
 過去8年トライアル戦:[0・3・1・5]
 トライアル戦優先順位:7位(初日11R、枠番選択順4位)

 過去3回の出場時は全て王座戦まで進出していますが、ボーダーギリギリという事もあり、共に外寄りの枠、大きな着となってしまいました。特徴的なのはその成績分布で、トライアル戦で1着は有りませんが2着に3回(そのうち2回は昨年)という点。その肝はやはり中枠からのスタート速攻。捌きにはやや不安有るも、もともと機力は上位、スタートで決めてしまうレースでは粘り込みに期待できると言えます。
 近況は良走路でやや精彩を欠いている印象ですが、0mオープンとなってスタート勝負になった時に、得意の形に持ち込めるかどうかが注目となります。


■浦田 信輔 (23期・S-7・11大会連続16回目)
 過去8年トライアル戦:[4・3・5・12]
 トライアル戦優先順位:10位(初日11R、枠番選択順5位)

 西の雄・浦田は実に11年連続の出場。ここ8年で見てみると、初日反則で失権となってしまった09年を除いては全ての年で王座戦に進出しており、うち、エンジン完調宣言が出た2011年の王座戦を制しています。
 過去8年のトライアル戦の成績を紐解いた時、この浦田に関しても面白い傾向が見られます。まずは8年24走中、1着は4本。トライアルでは意外に勝っていません。また、2014年こそ初日に1着を飾りましたが、それ以外の年は初日に車券にすら絡んでいないという結果。レースが進むにつれ車券に絡むようになり、トライアル3日目については、失権した09年と湿走路となった14年を除いて全て車券に絡んでいます。確かに浦田信の場合は、SSの期間中、徐々に仕上げていくという印象があり、それにピッタリと合うような成績という印象です。
 今回も初日の枠番選択順は5位。初日に関してはまずは様子見、そこから日を追う毎に仕上がっていく様を追いかけていく事になろうかと思います。


■荒尾 聡 (27期・S-9・13大会連続13回目)
 過去8年トライアル戦:[3・4・1・16]
 トライアル戦優先順位:8位(初日12R、枠番選択順4位)

 初出場以来13大会連続での出場、ここ8年に関しては、2010年と昨年を除き王座戦に進出しています。その王座戦では車券に絡めないという状況ですが、トライアル戦では十分狙っていけると思います。3日間を通しての傾向は特に顕著なものが無く(3着が少ないという点ぐらいでしょうか)、素直にその時の機力状況から判断するという事で良いかと思います。
 トライアル戦優先順位は8位、初日はまぁまぁの枠が手に入りそうですが、浦田信同様、あまり初日の実績が無いという点がネックです。また、近況の良走路でやや精彩を欠く場面も見受けられ、どこまで機力面で巻き返せているかが注目となりそうです。



・・・というわけで本日はここまで。いよいよ明日からは、スーパースタートライアル戦のレース展望となります。
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