ブログ

競輪場によって決まり手比率が違うのはなぜ?(その1)

2024/11/16 11:33 閲覧数(96)
このブログを違反通報します
違反通報のフォーム画面へ移動します。
決まり手比率(1着および2着の 逃げ、捲り、差し、マーク の比率)は競輪場によって結構違うものである。
その要因を調査・分析してみた。

2回シリーズで報告する。
今回は 'その1' で、まずは競輪場別の前にクラス別の調査を行い、次に競輪場のバンク周長別の調査を行う。


1. クラス別の決まり手比率

次表は 2020年10月~2024年5月 の全競輪場で行われたレースの決まり手比率を、クラス別に集計した結果である。

 --- 1着決まり手 ---
 ___________逃げ___捲り____差し___マーク
 S級9車立て 12.5% 35.4% 52.0%  0.1%
 S級7車立て 19.0% 29.1% 51.8%  0.1%
 A12班戦   24.7% 27.4% 47.8%  0.1%
 チャレンジ  38.8% 25.8% 35.3%  0.1%
 ガールズ   21.0% 48.3% 30.6%  0.1%
 --------------------------------------------------
 クラス平均  25.0% 29.5% 45.4%  0.1%

 --- 2着決まり手 ---
 ___________逃げ___捲り____差し___マーク
 S級9車立て 16.5% 19.8% 28.7% 35.0%
 S級7車立て 19.3% 15.1% 27.0% 38.6%
 A12班戦   20.9% 12.9% 25.6% 40.6%
 チャレンジ  20.5% 10.4% 22.6% 46.5%
 ガールズ   14.4% 23.0% 14.0% 48.6%
 ---------------------------------------------------
 クラス平均  19.7% 14.1% 24.9% 41.4%

 注)1着決まり手の「マーク」は、1着ゴールした選手が失格となり、マークした選手が1着繰り上がり時に発生
 注)クラス平均の計算方法については、「『競輪場データ集』のクラス平均値について」に記載

決まり手比率はクラスによって大きく違うことがわかる。
1着決まり手において、S級戦9車立てでは「逃げ」はかなり比率が低い決まり手だが、チャレンジでは最も高い比率の決まり手となる。
クラスによって選手の構成が違うし、レース展開も違うので、当然の結果ではあろう。

なお、以降の調査はターゲットを「1着決まり手」の「クラス平均」にターゲット絞って行う。


2. バンク周長別の決まり手比率

次に1着決まり手比率のクラス平均を、2020年10月~2024年5月 の全レースをバンク周長別で集計してみた。
なお、どの周長でも「マーク」の比率が 0.1%程度あるが、無視しても問題ない大きさなので、以降「マーク」については記載を省略する。

 --- 1着決まり手(クラス平均値)---
 ___________逃げ___捲り____差し_
 33バンク  30.8% 31.9% 37.2%
 400バンク  24.1% 29.3% 46.5%
 500バンク  22.1% 25.3% 52.5%

「逃げ」「捲り」の自力決まり手の比率は周長が短いほうが高く、「差し」は周長が長いほうが高いことがわかる。
競輪場の周長は、決まり手比率に大きく影響しているようだ。

次回は明日の投稿予定で、本題の競輪場による決まり手比率の違いをを調査し、その要因を分析する。

コメント(0)

※コメント投稿後は編集・削除が行えません。投稿前に内容をよくご確認ください。
※コメントは承認制の場合があります。管理側で内容を確認するため、反映に時間がかかる場合があります。

Gambooでは、人が嫌がるような発言、著作者の許諾のない文章の投稿、公序良俗に反する投稿等を禁止させていただいております。禁止行為が確認された場合、予告なく削除、コミュニティ機能の利用制限、退会等の処理をさせていただくことがありますのであらかじめご了承ください。
コミュニティのご利用ガイドライン
TOPへ