時計の針がてっぺんを過ぎて、ついにこの日がきてしまった。

明けて６月16日、本日をもって私はとうとう大台の40歳、「アラフォー」どころか「フォー」である(笑)。

誰もが等しく歳を重ねていくのであるが、ひとつしか違わないのに「30代」と「40代」というのはなんだかまるで違うような感じがしてたいへん恐ろしい。

20歳になるときも30歳になるときも同じようなことを感じたはずだが、いざなってみると何も変わらなかった。

今回もぜひそうであってほしいが、40代ともなれば世間からみると完全に「オッサン」であり、これからは年齢を言ったり書いたりする必要に迫られるたびに老いを実感していくことになるだろう。

肉体的にも色々衰えが隠せなくなってきており、今まで簡単にできたことが、これからはそうではなくなってくるというのはこんなに怖いことはない。

人生もすでに後半にさしかかっているのだと思うと気が重いが、せめてもの救いは競輪という一生楽しめる素晴らしい趣味を持ったことか。

ファンの年齢層の高さには定評のある(笑)競輪界、ここに入ってしまえば私などはまだまだバリバリの若手、ぺーぺーにすぎない。

現地で見かける方々ももちろんだが、このようなサイトで交流させていただいている方々もおそらくは私より先輩である方のほうが圧倒的に多いはずで、諸先輩方がそれぞれの方法でまだまだ楽しんでおられるのを見れば「もう40」ではなく「まだ40」というようにポジティブに考えることができる。

気持ちだけでも若く保つことで歳を重ねていくことの恐怖も多少は和らぐだろうか。

スポーツなど体力が必要なものだったりすると、だんだん頭で考えた通りに体が動かなくなってきてしまうのだろうが、レース観戦や車券の購入というのはその心配はない。

もちろん飽きることはないだろうし(笑)、まさに一生向き合える趣味といえるだろう。

他の趣味を持っていてもお金は少なからずかかることがほとんどだし、たまには…ごくたまには増えることだってある…かもしれない…(笑)。

本当にいい趣味に出会ったものだ。

きっと私は一生車券を買い続け、そして負け続けていくのだろう(笑)。

野垂れ死ぬまで戦いは続いていく…。