本来、競輪競走は9車立てが常識でした。
　
　それが今ではGグレード開催以外はほぼ全ての競争が「7車立て競走」で実施されており、コロナ過に打開対策として始まったとはいえ、今ではすっかり定着しちゃっていますよね。　
　私が本格的に競輪を知るようになった昭和40年頃以降～コロナ前までは、時代時代で発売される車券の種類に変遷はありましたが
　｢競輪 = 9車立て｣
は極々当たり前のことでした。
　
　競輪という公営ギャンブルスポーツが小倉で産声をあげてから色々な試行錯誤があり9車立て競走が定着したんだと思います。
　じゃあ発売する投票車券の形態はどうして決めたんでしょうね？
　公営ギャンブルの競輪です、早い話しが【博奕】です、博奕の目といえばサイコロ、その目は1から6です。
　そこで競輪の投票車券はその1から6を組み合わせた形態のものにしたと想像します。
　走るのは9人、車券は1から6の目の組合せにする..
　そこで考案したのが【1枠から6枠での9車立てレース構成】
　1～3番車は1車の単枠、4～9番車はそれぞれ2車で4・5・6枠の複数車枠
　こうして競輪独特の6枠9車のレース形態ができあがりました。
　新しく車番連勝車券が発売されるようになった1995年まではこの1から6枠までの枠番連勝式車券の時代がずっと続いて、それに合わせて今ではお馴染みのスポーツ新聞の出走表や専門誌の紙面も作られ今に至っているってわけです。

　それが、コロナのせいとは言え、なんとも中途半端な｢7車立て競走｣　が実施されるようになりました。
　
　日本が産んだ公営ギャンブルの中でも一番玄人受けする｢競輪｣。
　押さえ先行・カマシ逃げ・マーク・自在戦・捲り一発。ライン戦・そのレース展開の推理が競輪の醍醐味です。自分の推理通りにレースが進み車券が的中した時の悦びは他では味わうことが出来ません、それも9車立てゆえの複雑なレース展開あってこそです。しかし7車立て競走では　当然レースの内容・展開パターンは9車立てに比べると淡泊にならざるをえません。
　私はちゃんと9人揃っていないレースは何か物足りなくてそのレースの車券は買いません。
　どうか競輪関係者の皆さん、せめてF1開催ぐらいは従来の9車立てにしてレースをやって下さい。

☆お願いだからレースは9車立てでやってくれー!
　皆さんはどう思われますか？