番手がヘタ。
自らのダッシュはものすごくて大概後ろを千切るのに、人の後ろにつくとなぜか離れる。
全日本選抜準決勝は近畿が勝ち上がりすぎてまさかの初めての３番手。
番手がヘタなら３番手はもっとヘタだろうと心配したら案の定眞杉に位置を奪われた。
調子の良くなさそうな今開催では準決勝までかと思っていたが、そこはさすがのワッキー。
位置を奪われてもちゃんと自力で着に届く。（連携をくずしてちゃいけないが、ワッキーはとにかく番手がヘタだから仕方ない。）

決勝は近畿が６人で別線。近畿が強いというより他地区が少しだらしなかったかな。
郡司筆頭に南関はメンバーが揃うが、郡司は古性に比べたら信頼度は低いしワッキーより全然弱い。
中部よりはマシだけど。
中部はホントに弱くなってしまったなぁ。

決勝戦は、最終ホームで古性が絶好の位置。
寺崎は深谷に前に入られて最悪の７番手。
しかしよくあの位置から捲りましたよ。
ワッキーは一瞬「またか」と少し離れたけど、前がもつれていたら捌かれることもなく、あとは直線伸ばすだけ。
ワッキーはグランドスラム達成で、グランプリ勝者としては初の栄誉。
こうなったら、サマーナイトに共同、特別競輪全部獲れ！

福井の選手はなかなかＧ１に届かなくて、市田がようやく手にした感動の寬仁親王牌からしばらくして、あれよあれよとワッキーがＧ１獲ってついに全部獲った。
市田が勝ったときに先行したのはワッキーでしたね。市田はいい人だから、あのときの番手は村上だったけど。
素晴らしいね、福井の星だ。
「競輪」だから残念ながら知らない人の方が多いけど、吉田正尚（福井出身）よりもすごいよ。

ワッキーおめでとう。
でも今回いちばん強かったのは寺崎。
彼もいずれ、わりと近いうちにＧ１を獲ることでしょう。