この時期になると、私たちは年末のケイリンGPの「残りチケット」について
考え始める。「何着までに残ると権利」だとか、「誰を連れて行くか」などだ。
だが．．．本当にそうなのか？と最近考え始めた。


例えばこの寛仁親王牌、古性や脇本、郡司がこのタイトルをいらないのかと
いうと、そんなことはないハズ。特にこのクラスのアスリートにとって、
勝ち負けというのはそんなに単純ではないはずだからだ。


寺崎は死に駆けするのか？ローズC雪辱はあるが、これに勝てばGPに乗れるの
だから、勝負を捨てているわけはあるまい。新山だって眞杉の青森を後ろで見
ていた。抑え一辺倒ではなく変化を．．．と考えなくはないはず。


勝手なことを勝手にしゃべり、負ければ選手のせいにする．．．私達って、
なんて屁理屈こきで無責任なんだろうと思うが．．．それが楽しいんだよね。



寺崎ー脇本ー古性
　　　郡司ー小原
　　　　　　新山ー渡部　　　河端　　佐々木
【⑨⑤１　②４　③７　⑥　⑧】



この決勝で、賞金を積み上げてどうこうという選手は少ないのでは？勝つ以外
にはチケットが手に入らない選手が６名。その中から一発を狙う選手が出る
可能性や、なりゆきで予期しないことが起こる可能性もないことはないが。


しかしローズCで失敗した寺崎。古性がSを取って、誰が来ようと徹底的に
突っ張るのなら、抜け出た脇本と古性の一騎打ち。特に脇本に競りかける
選手がいそうもなく、これが確率としては№１だ。



脇本ー古性ー郡司、佐々木、新山、小原



だが意図的かなりゆきか、脇本の位置で粘る可能性が出ることも。郡司が張り
ついたままの展開になった場合や、ひょっとしたら抑え一辺倒と見られる新山
が意図的に脇本に絡んだ場合だって考えられる。


貧乏人が少額で夢を買うとしたら．．．ゴチャついてしまった展開で一発を狙う
佐々木か河端が飛んでくることも。佐々木は競りも考えたが、それよりタテ脚
勝負とみた。それをやるとしたら、私は新山なのではないかと思う。近畿作戦
が崩れたら、飛んでくるのは佐々木と考えた。



佐々木ー古性、郡司、小原、脇本、寺崎



脇本が競り落とされたら、寺崎はゴチャゴチャの流れの中で前残りも考えられ、
そんな中だと「いつの間にか古性」も怖い感じがする。