全日本ﾌﾟﾛ選手権自転車競技大会エキシビジョン「湯の花カップ」決勝は小林優香が落車というまさかの展開、108期（女子４期）生ナンバーワン・尾崎睦の先行を石井寛子が差し切った。

予選はまず１組目で優香が最後方から捲って楽勝、２組目は加瀬加奈子・寛子・尾崎という注目の組み合わせとなったが尾崎が加瀬のお株を奪う先行勝負で寛子がこれを差し切った。

加瀬は捲り不発でまさかの予選落ち、おとといのミッドナイト決勝を青森で走って今日は別府というのはいくらなんでも酷だが、それでもさすがの責任感で順位決定戦ではしっかり貫禄を示した。

決勝は以下のメンバー

05/18
別府全プロ湯の花カップ決勝
[車 名 期県]
①小林　優香 　106福
⑥山路　藍　 　106京
④尾崎　睦　　 108神
③児玉　碧衣　 108福
②石井　寛子　 104東
⑤長澤　彩　 　106愛
⑦三宅　玲奈　 108岡

※車番と枠順は異なる

レースは寛子→尾崎→児玉→優香→山路→長澤→玲奈という初手の隊列、前に出た尾崎の後ろが渋滞するような形のところを打鐘で山路が飛び出す。

番手に入った尾崎だがすぐに叩き返して最終ホームでは主導権を取る。

これに続いた寛子は山路を捌いてしっかりと番手を確保、やや離れて山路が３番手となる。

寛子は絶好の展開で最終バックへ、後方がもつれて捲ろうとした優香は児玉とともに落車してしまう。

前は尾崎と寛子だけの勝負、逃げる尾崎を寛子が楽々捕らえた。

尾崎が②着、以下は差がついたが落車を避けて後方から追い込んだ長澤が③着となった。

とにかく目立ったのは尾崎、いずれも寛子に差されて②②着だが積極的なレースをしていた。

ちょうど昨年の奥井迪もこんな感じだったし、デビュー後どのような走りを見せてくれるか楽しみである。　

心配なのは優香と児玉、児玉はもちろんだが優香も初の落車でどちらも軽傷であることを願いたい。

それにしてもエキシビジョンでこんないいメンバーを集めて４期VSトップ級という楽しみなカードをデビュー前に組み込んでしまうのは興行としていかがなものか。

なおケイリンは新田祐大、スプリントは中川誠一郎、１kmTTは渡邉一成、４km個人パーシュートは岡嶋登がそれぞれ優勝、エリミネイションは悪天候のため中止となり抽選で順位が決まり竹山陵太が１位という形になった。

05/19
取手9RＡ級特予選
[枠車 名 期県]
1①武藤　篤弘　 95埼○
2②川口　輝明　 56北
3③廣田　久将　 83千
4④阿部　利光　 77城
4⑤青木　亮太　 89群▲
5⑥戸ノ下　太郎 76千
5⑦磯島　康祐　105青◎
6⑧鈴木　広人　 99神△
6⑨國廣　哲治　 84埼

並び
①９ ５ ⑧３６ ⑦２４

先行力抜群の⑦磯島中心でいいがここはいかにも粘ってきそうな①武藤や単騎の⑤青木がいて番手はスンナリとはいかなそうだ。

もつれれば得点以上に脚がある⑧鈴木の捲り一発が大穴。

三連単
⑦＝①→⑤⑧⑨
⑦＝⑤→①⑧
⑦＝⑧→①③⑤