過去10回（2013年～2022年）のガールズグランプリで、出場選手の
「車番、能力値順位、所属地区、年齢、血液型」
の5項目とレース着順の関係を調査し、その結果をもとにガールズグランプリ2023の車券予想を行いました。

前半は過去レースの調査部分です。お急ぎの方は結論部分の「◆今年のガールズグランプリ車券予想」をお読みください。


◆過去10回のガールズグランプリを調査

過去10回（2013年～2022年）の1着選手、2着選手、3着選手の「車番、G指数順位、付属地区、年齢、血液型」を表にまとめました。

開催年_　 _____1着選手______ 　 _____2着選手______ 　 _____3着選手______
2013年 　3,G順2,関東,32歳,O型 　2,G順3,関東,33歳,A型 　1,G順1,関東,27歳,B型
2014年 　6,G順4,関東,27歳,O型 　3,G順3,関東,34歳,A型 　1,G順1,九州,20歳,A型
2015年 　1,G順1,九州,21歳,A型 　6,G順6,関東,29歳,B型 　4,G順7,関東,22歳,A型
2016年 　6,G順1,関東,29歳,O型 　5,G順2,関東,35歳,O型 　4,G順3,九州,21歳,O型
2017年 　7,G順7,関東,31歳,B型 　4,G順3,関東,36歳,O型 　2,G順6,関東,30歳,O型
2018年 　1,G順1,九州,23歳,O型 　4,G順3,南関,28歳,O型 　5,G順6,関東,24歳,A型
2019年 　3,G順2,九州,24歳,O型 　5,G順4,南関,29歳,O型 　2,G順1,九州,25歳,A型
2020年 　1,G順2,九州,25歳,O型 　5,G順1,関東,29歳,A型 　3,G順3,関東,26歳,A型
2021年 　5,G順3,関東,27歳,A型 　4,G順7,関東,28歳,A型 　1,G順1,九州,26歳,O型
2022年 　4,G順2,近畿,25歳,A型 　6,G順6,四国,30歳,B型 　5,G順7,関東,41歳,O型


1. 車番 _______
過去10回のガールズGPの車番別の（勝率-2連対率-3連対率）は次のとおり。
　1番車（30%-30%-60%）　2番車（ 0%-10%-30%）　3番車（20%-30%-40%）
　4番車（10%-40%-60%）　5番車（10%-40%-60%）　6番車（20%-40%-40%）
　7番車（10%-10%-10%）

1着10点、2着5点、3着2点、4着以下0点 として車番別に過去10回分の平均着点を計算すると、1～7番車の点数配列は、
　[ 3.6 , 0.9 , 2.7 , 2.9 , 2.9 , 3.0 , 1.0 ]
となります。点数が高い順に車番をならべると次のとおり。
　 1番車→6番車→4番車,5番車→3番車→7番車→2番車
よく言われる「1番車が有利」なのは確かなようですが、隣の2番車は最も低い点数でした。

2. 能力値順位 _____
ここでは能力値の指数としてG指数を使用しました。（競走得点を用いてもほぼ同様の結果になります）
出場メンバーをG指数が高い順に1位～7位とした場合に、過去10回のガールズGPにおける各順位の（勝率-2連対率-3連対率）は次のとおり。
　1位（30%-40%-80%）　 2位（40%-50%-50%）　 3位（10%-50%-70%）
　4位（10%-20%-20%）　 5位（ 0%- 0%- 0%）　　 6位（ 0%-20%-40%）
　7位（10%-20%-40%）

1着10点、2着5点、3着2点、4着以下0点 として、G指数順位別に過去10回分の平均着点を計算すると、1位～7位の点数配列は、
　[ 4.3 , 4.5 , 3.4 , 1.5 , 0 , 1.4 , 1.9 ]
となります、点数が高い順にG指数順位を並べると次のとおり。
　 2位→1位→3位→7位→4位→6位→5位
ヤングGPに比べると、能力値順位とレース着の相関関係はだいぶ高くなっているようです。

3. 所属地区 ______
選手の地区別の（勝率-2連対率-3連対率）です。
　北日本 -- 0選手中 　1着 0回　2着 0回　3着 0回　（ 0%- 0%- 0%）
　関　東 --36選手中　1着 5回　2着 7回　3着 6回　（14%-33%-50%）
　南関東 --13選手中　1着 0回　2着 2回　3着 0回　（ 0%-15%-15%）
　中　部 -- 1選手中 　1着 0回　2着 0回　3着 0回　（ 0%- 0%- 0%）
　近　畿 -- 2選手中 　1着 1回　2着 0回　3着 0回　（50%-50%-50%）
　中　国 -- 0選手中 　1着 0回　2着 0回　3着 0回　（ 0%- 0%- 0%）
　四　国 -- 5選手中 　1着 0回　2着 1回　3着 0回　（ 0%-20%-20%）
　九　州 --13選手中　1着 4回　2着 0回　3着 4回　（31%-31%-62%）

1着10点、2着5点、3着2点、4着以下0点 として、過去10回分の各地区の1選手平均点を算出すると、北日本～九州の順の点数配列は、
　[ 0.0, 2.7, 0.8, 0.0, 5.0, 0.0, 1.0, 3.7 ]
となります。
過去10回のうち、関東の選手が5回優勝、九州の選手が4回優勝と、ほぼこの2地区で優勝を独占しています。
ただ1選手平均の着点となると、昨年 地区2人目のガールズGP出場で優勝を果たした柳原選手の近畿地区がトップとなります。

4. 年齢
出走時の年齢を下の5つの年齢帯に分けて集計しました。
　～23歳　--15選手中　1着 2回　2着 0回　3着 3回　（13%-13%-33%）
　～26歳　--14選手中　1着 3回　2着 0回　3着 4回　（21%-21%-50%）
　～29歳　--17選手中　1着 3回　2着 5回　3着 1回　（17%-47%-52%）
　～33歳　--15選手中　1着 2回　2着 2回　3着 1回　（13%-26%-33%）
　34歳～　-- 9選手中 　1着 0回　2着 3回　3着 1回　（ 0%-33%-44%）

1着10点、2着5点、3着2点、4着以下0点として、過去10回の各年齢帯の1選手平均点を算出すると、（～23歳）→（34歳～）の順の点数配列は
　[ 1.7 , 2.7 , 3.4 , 2.1 , 1.9 ]
となります。
34歳以上の選手の優勝はないのですが 連対率・3連対率は頑張っており、全体的にみて年齢による差は さほどないようです。

5. 血液型 _______
過去10回のガールズGPの血液型別の（勝率-2連対率-3連対率）は次のとおり。
　A型_ --27選手中　1着 3回　2着 4回　3着 5回　（11%-26%-44%）
　B型_ --16選手中　1着 1回　2着 2回　3着 1回　（ 6%-19%-25%）
　O型_ --25選手中　1着 6回　2着 4回　3着 4回　（24%-40%-56%）
　AB型 -- 2選手中 　1着 0回　2着 0回　3着 0回　（ 0%- 0%- 0%）

1着10点、2着5点、3着2点、4着以下0点 として1選手平均点を算出すると、A型,B型,O型,AB型 の点数配列は、
　[ 2.2 , 1.4 , 3.5 , 0.0 ]
となります。点数が高い順に血液型をならべると次のとおり。
　O型→A型→B型→AB型
ガールズGPではO型の点数が高いのですが、3連覇を達成した児玉碧衣選手、2度の優勝を果たした梶田舞選手が ともにO型だった影響は大きいようです。


◆今年のガールズグランプリ車券予想

以上の調査・分析の結果で回帰分析を行ない、今年の予想式（回帰方程式）を作りました。

予想着点＝ 0.197×車番点 ＋ 0.992×G指数順点 ＋ 0.630×地区点 ＋ 0.35×*年齢点 ＋ 0.542×血液型点 － 4.080

ガールズグランプリ2023出場選手のデータ、予想着点は次のとおりです。

車番　選手名 　　歳　 期 　地区　 G指数　G順　血液型　 着点
　1　佐藤 水菜　 25　 114 　南関　 32.67　1　 A型　 : 3.54
　2　児玉 碧衣　 28　 108 　九州　 28.71　5　 O型　 : 1.52
　3　梅川 風子　 32　 112 　関東　 31.01　2　 A型　 : 3.56
　4　久米 詩　　 24　 116 　南関　 29.13　4　 O型　 : 0.83
　5　尾方 真生　 24　 118 　九州　 27.75　7　 O型　 : 3.55
　6　吉川 美穂　 30　 120 　近畿　 27.94　6　 A型　 : 2.98
　7　坂口 楓華　 26　 112 　中部　 29.89　3　 B型　 : 2.69

上位3人、3梅川風子選手（3.56）、5尾方真生選手（3.55）、1佐藤水菜選手（3.54）の着点にほとんど差がありませんでした。

___ 2車単予想 ___
　2車単は 上位3人のボックス買いとします。
　　1→35 　 （佐藤→梅川,尾方）
　　3→15 　 （梅川→佐藤,尾方）
　　5→13 　 （尾方→佐藤,梅川)
　の計6点。

___ 3連単予想 ___
　3車単は 着点4位の6吉川美穂選手を3着候補に加えます。
　　1→35→356 　（佐藤→梅川,尾方→梅川,尾方,吉川）
　　3→15→156 　（梅川→佐藤,尾方→佐藤,尾方,吉川）
　　5→13→136 　（尾方→佐藤,梅川→佐藤,梅川,吉川)
　の計12点。