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川口・普通開催優勝戦展望~通算1000勝に王手!テンパった!永井大のメモリアルVはあるか・・・?~

2017/06/11 9:12 閲覧数(506)
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皆様、おはようございます。

今週末のオートレースは、川口・飯塚の2場開催。このうち、川口4日間開催は一足早く今日が最終日。昨日の準決勝戦を勝ち上がった精鋭8選手による優勝戦を迎えます。

という事で、今日は、この川口普通開催の優勝戦前予想にて、皆様のご機嫌を伺います。

昨日のコラムでも取り上げた通り、昨日レース前の時点で998勝、今節残りを連勝で飾れば、今開催のVを1000勝のメモリアルウィンで飾れる永井大。その最初の関門は、強烈な大外カマシのスタートにより突破しました。
現在999勝。リーチ一歩手前のイーシャンテンから、いよいよ本当に1000勝へリーチの状態となりました。

・・・麻雀用語では、あと1枚の牌でアガれる状態、つまりリーチを掛けられる状態の事を、「テンパイ」(聴牌)と申します。昨日の状態、「イーシャンテン」は漢字で書くと「一向聴」、つまりテンパイ(聴牌)に「向かう」「一歩手前」。なるほど、きちんと言葉として成り立っていますね。

この「テンパイ」という言葉自体は、「イーシャンテン」よりも今や遥かにメジャーになっていると思います。そうです・・・最近よく方々で使われる「テンパる」という造語。もともとは「準備が出来た状態」、転じて「ギリギリの状態」という事で、特に最近では悪い意味(ギリギリで余裕の無い状態)として使われる事が多いでしょうか。その語源となっているのが「テンパイ」という言葉なのです。

・・・というわけで、2日連続で、オートレースからなぜか「麻雀」の話にもっていくという謎の展開に、「おいおいオートの話はどこ行った」と、そろそろツッコまれそうですので、前後の脈略を無視してもう一度オートに戻しましょう。

とにかく今日の注目は、このメモリアルVが決まるかどうか。
そのために、カギとなりそうなのは・・・やはりこのハンデ構成でしょうか。

その点も踏まえてここから、優勝戦はいつものように、1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。

なお、今日も天気予報では終日晴天の川口オートレース場、想定は良走路一本です。



①戸塚 尚起 (伊勢崎) ハンデ 0

 準決勝は0m単独の位置からの逃げ展開、永井大には捌かれましたが、他を抑え2着での優出となりました。
 この優勝戦も同様の逃げ展開を目論見たいところですが、やはりネックはこのハンデ構成。10mの壁が無い事は大きなビハインドとなります。特に20m内枠にスタートの早い車が揃っており、「序盤ですぐに追いつかれてしまう」可能性があります。機力面でも、現状は昨日の3.439がベストに近いと言えるでしょう。となると、机上でも容易に逆転を許してしまう計算となります。


②森 且行 (川口) ハンデ 20

 準決勝は20m5車並びの最内から、注文通りの枠なりトップスタート。そこからは前を確実に捌いて行き、2周1角で2番手浮上、更に3周1角で逃げる佐藤正を捌いて先頭浮上。そこからはペースを上げて逃げ切り、1着での優出となりました。
 A級16位に下がってしまった全国ランクの関係も有り、今がハンデチャンスとなっている件は昨日のコラムでも示した通り。更にこの優勝戦は、それが如実に表れるハンデ構成となりました。20mの位置に7人居並ぶライバル相手の最内枠。外の方には全国レベルのスタート巧者も揃っていますが、如何せん20mの角度が付いている分、森且行のスタート力をもってすれば、そこまでの脅威となりそうな選手も居ないと思います。枠なりスタートを切れば、更に前に目標を得て、追走できる展開。捌きには不安が有るものの、ライバルより先に攻めて先頭に立ってしまえば、あとは機力で振り切るだけ。スタートさえ決められれば、この位置では中心視せざるを得ません。


③斎藤 撤二 (川口) ハンデ 20

 準決勝は20m5車並びの内から2番目、最内の森谷隼と共に10m前の秋田貴を叩く展開。1周3角では森谷隼を捌いて3番手に浮上、そこから前を追う展開となりましたが、逃げる塚本浩・押田幸のペースが速く、前を捌く前に若井友には逆転を許しますが、これについて行く形。最終的には6周3角、残されたワンチャンスでようやく塚本浩を捌いて2番手へ。同期の若井友に続く2着での優出となりました。
 近況はスタートでも枠なりは十分残せるようになっており、ここも最内の森且行に続くスタートも望めるところです。気になるのが初日から徐々に機力を落としている感が有るところで、まず今日は試走タイムに注目したいところですが、一気の改善が見込めるようであれば、十分車券圏内に残ると見ています。


④加賀谷 建明 (川口) ハンデ 20

 準決勝は20m5車並びの内から2番目。すぐ外の桝崎陽に先行される展開となりましたが、2周1角でこれを捌くと、先を行く森且行を追う展開に。早めに抜け出されてしまった事も有り、届きませんでしたが、2着の位置を守り切っての優出となりました。
 かつてはスタート速攻タイプで鳴らしましたが、度重なるフライングが堪えてきているか、現在はかつて程のスタート力とは言い難く、ここも枠なりスタートが一杯かな・・・という印象です。ただ、機力は高位安定しているため、そこから追い込みに転じての攻めは見せられそう。内の斎藤撤次第では、森且行を追う最有力となるかもしれません。


⑤山田 達也 (川口) ハンデ 20

 準決勝は20m4車並びの内から2番目、大外の篠原睦にはカマされましたが、中野憲を1周3角で捌き、篠原睦を追う展開に。落ち着いて内を捌きながら浮上、1対1の形になると残り1周では篠原睦を覗くところまで迫りました。結果これを捌く事は出来ませんでしたが、2着での優出を決めました。
 スタートにやや不安が有りますが、昨日も前を追う推進力には目を見張るものがありました。うまくこの枠を活かしてスタートを残せれば、前を追っての逆転まで見込みたいところです。ただ、あくまで枠なりキープが条件となりそうです。


⑥若井 友和 (川口) ハンデ 20

 準決勝は20m5車並びの外から2番目。すぐ内の大木光がスタート失敗、その外から決めていきましたが、10m前の秋田貴を叩くまでには至らず。そこからは同期の斎藤撤を追う展開に。前の引っ張りが早く、斎藤撤が攻めあぐねていたところを3周3角の突っ込みで逆転、そこからは軽ハン勢を追う展開。0mから逃げる塚本浩のペースにやや翻弄された感もありましたが、6周1角で決着を付けました。
 多少の機力の劣勢はスタート力でカバー。ここもスタート次第では好位置に付けられそうですが、復帰後はまだ機力面で精彩を欠いている印象です。優勝戦レベルのメンバーに入ると、やや厳しい印象は否めません。


⑦篠原 睦 (飯塚) ハンデ 20

 準決勝では20m4車並びの大外から、注文通りのトップスタート。試走タイムでは勝る内の池田政をスタートで競り落とし、内のコースを早めに攻めて3周3角で先頭へ。このまま先頭をキープする競走で、最終的に追い込む山田達に迫られるものの、その位置を守り切り、初日から土つかずの3連勝で優出を決めました。
 その準決勝でも見せたスタート力は健在ですが、やはり今日に関しては角度の付いた20mのラインに、選手並び過ぎです。この位置では、枠なり以上は望めても、トップスタートまでは厳しいと思われます。その上で、昨日も試走タイムは劣勢であったように、機力面ではやや不安が残ります。スタートでどこまで好位置を取れるかの連下候補と見ています。


⑧永井 大介 (川口) ハンデ 20

 999勝を賭けた準決勝は、まさに永井大の真骨頂のレース展開。20m5人並びの大外から一気のカマシを見せ、1周3角では黒岩明を捲り捨てて同ハン内でトップに立つと、そこから車を内に向け、1周4角で山田徹、2周1角では中山光をも捌き切って2番手に浮上、こうなればアタマに立つのは時間の問題、全体1番時計の本走3.391も頷ける結果です。
 いよいよ1000勝到達を地元優勝で飾れる舞台は整いました。昨日同様、大外でも一気のカマシが決まれば十二分に射程に入るでしょう。但し・・・20m前の戸塚尚も一緒に優出した(してしまった?)事により、ハンデ位置は準決勝より更に厳しい「20m7車並びの大外」。10mならまだしも、更に角度のついた20mに、昨日より2人も多い7車並び。唯でさえ展開面で厳しい上、当然ながら優出メンバーはスタートにも長けた強豪揃い。余程の事が無い限り、トップスタートを望むのは厳しい状況です。こうなると、昨日のようにはいきません。後ろに置かれ、捌いて捌いて・・・のレースになると、ライバルとはそれなりの機力差が必要ですが、少なくとも昨日までの動きでは、そこまで抜けた機力があるとは思えません。今日は昨日ほど暑くはならないようですが、特に夏場の走路になると、優勝戦で角度の付いたハンデラインにこれだけ車が並んだ中での大外枠の場合、カマシきれず中団に揉まれ、そのまま凡退というパターンが(昨年などは)特によく見受けられています。まずは試走に注目(他を圧倒する機力に仕上げられるか)、1000勝のメモリアルウィンを地元優勝で飾る場面を今日見てみたい思いもありますが、今のところはやや厳しいと見ています。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2017.06.11] 川口
普通開催・最終日
【12R】優勝戦  3100m(6周)

 ①戸塚尚(伊)0
◎②森且行(川)20
▲③斎藤撤(川)20
○④加賀谷(川)20
注⑤山田達(川)20
 ⑥若井友(川)20
△⑦篠原睦(飯)20
 ⑧永井大(川)20

・・・永井大。散々メモリアルウィンだとか煽っておいて、結果的に無印とか、どうかしているかもしれませんが、主観を捨て、これまでの数多くのレースを見てきた経験と照らし合わせて考えた結果、今回は厳しいと見ました。やはりあくまで昨日の本走タイム(3.391)は、大外カマシスタートが決まり、ライバルを早々に後方に追いやった展開に裏打ちされたもの。永井大にとってとにかく痛いのは、「20m前の戸塚尚が優出圏に残ってしまった事」、これに尽きます。これが居なくて0mオープンになっていたとしたら、正直予想は全く違います。例え大外枠でも、もっと上の印を付けていたと思います。それは、角度の無い0mオープンなら、カマシスタートが決まる可能性が更に高まるから。今日はとにかく内枠が有利です。すぐ内にスタート巧者の篠原睦が居るのもネックとなります。加えて、川口の特徴的な滑りのある走路も気になるところ。それもあって、最近の川口で、こういうハンデ構成の時は、優勝戦でもとにかく前や内枠が残る事が多い印象が有ります。冷徹なのは百も承知で・・・。

<良走路>
本線(3単):2-34-3457
押え(2単):4-23


という事で、本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

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コメント(3)

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Kazz

今日の無印、大変申し訳ございませんでした。

今日の貴方は強かった!展開苦しくても、6周回かけてキッチリと勝利をもぎ取り、レジェンドの領域へ!

永井大介選手、地元Vでの1000勝達成!おめでとうございます!!
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ブランドン

永井選手 優勝そして1000勝おめでとうございます。
オートはおもろいけど難しいですね。
まだまだ勉強中。。。
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Kazz

>ブランドンさん

コメントありがとうございます(^o^)
リプ遅くなり申し訳ございませんm(__)m
最近特に難しいと感じております、、、
面白いから止められないんですけどね(^_^;)
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