朝倉佳弘は、結構順調に選手生活を歩んでいた。
デビュー二戦目で初勝利すると、結構簡単に結果が上がってきました。
2007年には、五回優勝しているですよね。
そして翌年2008年に、S級に上がってきます。
いきなり初戦で勝利をして、結構期待されていました。
しかしそんな朝倉に、ある悲劇が襲います。
何故か優勝出来ない。
確かに準優勝迄は出来るですが、優勝だけが何故か出来ない状態になります。
考えてみたら、地元でも結構あったですよね。
2011年京王閣記念で、後閑信一とワンツーで決めて準優勝。
二年後のたちかわGPシリーズでは、ピンクながら地元の意地を見せて準優勝。
翌年八月にも実況に「朝倉、交わせば優勝だ！」と言われた挙げ句に、三着になるという事もありました。
いろいろな事があった事を思い出します。
しかしこれでも、やっぱり優勝出来ない日々が続きます。
前々期はGIで二回も失格をやらかして、今期は六年ぶりにS2に落とされました。
後閑が引退して他の東京S級もなかなか期待出来ない状態が続いていたですが、先週高橋大作が地元で優勝。
その事もあったのか分かりませんが、京都向日町FIでボロボロだった朝倉は岸和田FIの追加を受けます。
ガールズ居ない事で注目していませんが、まず初日勝利。
準決勝でも二着に入って、今期初の決勝入りを掴みます。
そして、決勝戦を迎えます。
関東三番手で厳しい予感がしていたですが、とりあえず中継を見る事に。
レースは、理想通りに関東ラインが先行する展開。
しかし最終バックで中近二車が捲って、関東ラインを捲り切ります。
普通ならこれでもう終わったと思ったですが、朝倉はこの後ろに切り替えます。
こうなると、もう内を狙っていたですよ。
すっぽり入ると、内から地元大阪1稲川翔の内を強引に狙います。
結局この判断は、大正解になります。
最後は内から交わした所が、ビクトリーゴールになりました。
苦労していた日々が、ようやく終わった瞬間でした。
実に2007年12月27日奈良FIA級以来10年2ヶ月ぶりの優勝は、悲願の悲願のS級初優勝になりました。
そういえば、岸和田はいろいろ事があるだよな。
一昨年の今日は、高木真備が東京支部として岸和田で約二年三ヶ月ぶりに優勝しただよな。
翌月には中村由香里も優勝したですが、この後またこのバンクで優勝出来なくなります。
約一年十一月ぶりの岸和田優勝は、男性としては2011年七月鈴木雄一朗以来六年八ヶ月ぶりと思います。
朝倉自身もS2落ちが決まったのは、そういえば去年当地の高松宮記念杯でした。
まさにリベンジ成功は、最高の結果が待っていました。
見ていた自分の一言を書いておきます。
『朝倉佳弘に、春が来ました。』
今日の東京は寒かったですが、この人の優勝で一気に暖かくなった予感がしました。
ようやく優勝出来ただから、今後も頼むよ。
五月京王閣記念多分出れると思うから、ここでも期待してるよ。
次節は、再来週水曜日春分の日からの小倉NFIです。
そういえば、この日はちょうど朝倉が師匠になっている石井寛子が松山ガルコレを走る事になっています。
去年寛子は、悲願のガールズグランプリを制しました。
ようやく朝倉も優勝出来て、一安心しているだろうね。
実は寛子は優勝祝賀会を開催する事になっていますが、残念ながらこの開催の最終日なんですよね。
寛子の師匠のはずの朝倉が参加出来ないのはちょっと気になりますが、出来たらまた優勝してくれないかな。
とりあえず東京支部の七不思議がまた一つ終わったですが、当然ながら今後も頼むよ！
悲願のS級初優勝おめでとう(*^▽^)/