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郡司選手に見た競輪道

2024/02/13 12:08 閲覧数(308)
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郡司浩平選手にみる「競輪選手」としての考え方。

私の地元選手でもある郡司選手。ご存じの方も多いでしょうが、お父さんもガッツマーカーとしてそこそこ長い間地元地区の追い込み選手として活躍していました。そんな中で、彼もG1を奪取。一流への階段を駆け上がっていきましたが、昨年は残念ながらS班落ちを経験。果たして彼は復活出来るのであろうか?非常に気になって早3か月。結果を早速残しました。全日本選抜競輪、優勝おめでとうございます!



彼の更なる成長ぶり、そして「一流の競輪選手(所謂「ケイリンレーサー」ではなく「競輪選手」である)としての振る舞い」を考えてみました。

まずは驚いたのは昨年の11月の小倉競輪祭でS班落ちが確定してから、普通であれば12月の記念競輪に沢山斡旋されて最後の賞金稼ぎをするかと思いきや、12月を全休しました。この時点で「何を考えていたのか?」は理解出来る術はありません。そして今年は特殊で1月に川崎記念が開催されるというのでここに照準を合わせたとだろうな、と。ところが!1月7日からの岸和田F1に出走。当然なのかもしれないが力の違いをまざまざと見せつけ111での完全優勝。
どこかの記事で見ましたがここを選択した理由は(普通であれば休場して備えるはずであるが)こうであった。「S班から落ちたので7車立ての競輪も勉強しなくてはいけない」びっくりしました。賞金が安い競輪を敢えてチョイスしてまでの出走でした。
その後の川崎記念は予定通りでしょうね。結果もすばらしく2111で優勝。これも準優で早駆けした深谷をギリギリで残して決勝戦を「南関東祭り」状態にして盤石の態勢を以て余裕の差しでした。
そして更に郡司浩平選手の評価が上がったのは静岡記念である。結果として2129でしたが、素晴らしかったと思います。まずは初日。松井選手がいながら彼は3番手を選択。当然深谷選手の番手捲りを追走して4コーナー。交わせそうな感じがしないでもなかったが、郡司選手はまずインを1回ガチ締めしてから交わしに行きました。結果は2着。最終日は彼が前で深谷選手を引っ張る。結果深谷選手は優勝出来ませんでしたが「競輪選手」としての郡司選手は素晴らしいものでした。



その後の全日本選抜競輪である。準優で松井選手の番手を古性選手に奪取されてしまったのが誤算なのかもしれないけど、それでも立て直して3着。優勝戦は中林記者のお話の通り。4コーナーまで北井選手を庇っているように見えた。もっと早くから踏めば着差はついていただろうに。そのお陰もあって北井選手は3着に残ったと言える。付け加えるとすれば決勝戦も北井選手の後ろが狙われる可能性もあっただろうに、そこを考えていたかは判らないが、北井選手もまさかの捲り戦法だった。戦法の幅も広がった北井選手も今後に向けて上々。表彰台に上がったのも嬉しかったでしょう。



という訳で長文失礼しました。郡司選手に今の時代、少し薄れつつある久しぶりの「競輪道・競輪仁義」を見させて貰いました。以上です。

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