本日、12月6日付の日刊スポーツに「船橋オート廃止納得できない」という記事が大きく掲載されています。もしかしたら他のスポーツ紙にも同様の記事があるかもしれません。
「過去1度も赤字にもなっていないのに、なぜ1年4カ月後に廃止しなければならないのか」「事業継続に必要な設備投資は選手会試算で3億円、千葉県、船橋市サイドが示した金額より10億円以上少ない」「売り上げは減少傾向だが現状なら少なくとも1年半後に廃止しなければならない状況ではない」
永井大介選手会支部長はインタビュー形式でこう答えてます。併せて、廃止反対署名などに協力するファンに感謝してます。
ただ、私はは8月のコラムでも書きましたが、真の廃止理由は売り上げ減少ではないと考えてます。周辺住民や施設からの有形無形の圧力がなければ、こんなむちゃくちゃな廃止発表などなかったでしょう。
来年からの船橋競馬ナイター実現も無関係ではないかもしれません。
船橋オートレース場は民間保有(土地は三井不動産、施設はよみうりランド)で、主催者は多額の家賃を払っているわけですが(永井選手も耐震対策費は家主負担すべきとしています)、それも廃止に向かう理由かもしれません。それは借り手側のみならず、家主側の意向ということでもあります。あの場所は再開発されれば相当なものを造れる場所です。
過去には東京都が時の知事の公約に従ってすべての都営公営競技を廃止しました。代替主催者が現れた大井競馬、京王閣競輪は廃止を免れましたが、代替主催者が確保できなかった後楽園競輪、大井オートレースは廃止されています。政治的意向でも廃止はあり得るということです。
とはいえ、廃止となれば選手、運営関係者の失業に直結します。廃止後も場外発売は当面維持なら前述の事情と矛盾しかねません。
永井選手はレース場のレジャーランド化によって近隣住民にも普段から楽しめる場とすべきとも主張しています。近隣の理解も必要なことを暗に認めているとも取れます。
いずれにせよ、前途は多難ながら、何とか選手、ファンにとって朗報が届くことを願うばかりです。
川口ナンバー1の森且行選手は今日はパチンコ店でオートレースのPR活動だそうです。
全国ナンバー1の永井選手は、選手会支部長の立場から日々廃止回避へさまざまな活動をされています。
トップレーサーのレース以外での活動が結実することを願ってやみません。
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永井大介選手の叫び
2014/12/06 8:01 閲覧数(1482)コメント(0)
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