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【111期生在校成績とデビュー期成績の関係調査】( 2018/06/29 )

昨年7月にデビューした 111期生のデータを分析して、競輪学校時の在校成績 と デビュー後7場所の成績 の関係について調べてみます。

111期生の競輪学校時の在校成績と、デビュー後7場所の実績(競走得点)を下の表1-1. にまとめました。
(表中の "昇班" にはデビュー後7場所間の特別昇班の有無を記載しています。)

表1-1.  111期生在校成績とデビュー後7場所の成績
氏 名
皿屋 豊
浜田 翔平
寺沼 将彦
山口 龍也
藤原 俊太郎
照屋 将貴
川口 雄太
三浦 大輝
山本 隼人
中野 真吾
小森 貴大
門脇 翼
栗田 万生
今野 大輔
菱沼 元樹
今岡 徹二
川越 勇星
菊池 竣太朗
林 慶次郎
坂本 拓也
出澤 拓也
境 啓亨
小林 裕一朗
下岡 将也
吉田 智哉
野口 裕史
猪野 泰介
山崎 賢人
戸塚 涼介
久保田 泰弘
今村 麟太郎
望月 一成
布居 大地
染谷 幸喜
田尾 駿介
吉川 希望
船瀬 惇平
門田 凌
牧田 賢也
平尾 一晃
森川 康輔
能代 谷元
大中 拓磨
高橋 大輝
中野 雄喜
谷口 幸司
白濱 一平
格清 洋介
蕗澤 鴻太郎
島村 匠
南 潤
鮫島 康治
内田 淳
桜井 大地
松本 貴治
奥村 諭志
鶴 良生
小川 丈太
伊藤 稔真
金ヶ江 勇気
吉田 昌司
府県 在 校 成 績 デビュー後7場所
レース
1着
2着
BK
勝率
(%)
連対率
(%)
B取得率
(%)
訓練得点 独走タイム 総合点 競走得点 昇班
得点 順位 200m 400m
三重7171324 9.928.233.874.453111.4023.56417.877.38 
大阪68020 0.0 2.9 0.070.795912.0325.18252.063.79 
東京69147 1.5 7.310.171.625511.5323.77324.673.24 
長崎72290 2.815.3 0.074.093811.8924.76277.569.74 
岡山678101711.926.925.475.851711.5823.89380.076.38 
沖縄68270 2.913.2 0.073.544511.4123.76316.076.48 
徳島72466 5.613.9 8.374.233411.7324.21310.475.19 
宮城72243 2.8 8.3 4.273.294811.6024.31304.969.57 
大阪70914812.932.911.475.771811.5524.15354.375.67 
佐賀61010 0.0 1.6 0.072.095411.4123.52303.369.14 
福井691072414.524.634.874.143611.2423.33430.078.91 
秋田681816226.550.0 2.978.85511.5023.71356.278.14 
石川667121610.628.824.275.362111.2823.17404.877.10 
愛媛5911171718.647.528.878.13811.2423.35440.186.80A2
埼玉70172 1.411.4 2.973.344711.7023.62296.573.17 
広島711481719.731.023.977.221111.7123.78369.972.00 
神奈川67698 9.022.411.974.383311.6223.94338.178.14 
静岡4755710.621.314.974.952611.2923.32372.378.62 
福岡67219 3.0 4.513.471.255711.3523.49345.176.52 
福島66262 3.012.1 3.073.464611.6323.55303.776.38 
神奈川642113232.853.1 3.178.59711.6223.96349.973.00 
熊本52352 5.815.4 3.975.172411.6423.93308.574.52 
千葉61270 3.314.8 0.073.034911.6623.69296.474.11 
三重71681 8.419.7 1.474.213511.2923.21336.966.40 
愛媛59474 6.818.6 6.874.113711.4423.30336.477.10 
千葉671461220.929.917.974.912711.3623.28383.383.61A2
山形53222 3.8 7.5 3.872.795211.5023.88311.573.48 
長崎4519102942.264.464.480.08210.9422.49573.489.48A2
埼玉67110 1.5 3.0 0.070.506011.9924.95255.567.86 
山口6275311.319.4 4.874.612911.6624.28313.677.71 
高知63642 9.515.9 3.274.393211.7223.82300.573.91 
静岡68366 4.413.2 8.873.554411.1923.41356.877.48 
和歌山671110216.431.3 3.075.611911.6524.08323.074.52 
千葉71391 4.216.9 1.475.212311.7724.19293.077.48 
高知661191316.730.319.775.871611.6123.76367.073.43 
石川6715151122.444.816.477.911011.5323.82381.675.95 
広島685419 7.313.227.973.804011.5123.77377.474.62 
愛媛6930131143.562.315.978.65611.2823.29420.986.81A2
福島64372 4.715.6 3.174.513011.4523.88323.178.14 
長崎72811011.126.4 0.075.062511.5923.94315.275.43 
岐阜4665613.023.913.074.802811.3423.49366.378.24 
神奈川7231131343.161.118.178.94411.5324.37403.675.95 
兵庫68385 4.416.2 7.375.392011.7624.50307.967.10 
秋田7013131118.637.115.777.141211.5423.80370.577.00 
京都7013111218.634.317.176.741411.4023.68382.976.57 
高知64030 0.0 4.7 0.073.794111.7024.32282.064.81 
長崎72470 5.615.3 0.073.634211.7523.77289.470.33 
静岡63215 3.2 4.8 7.971.175811.3124.08335.074.67 
群馬620211 0.0 3.217.770.006111.5123.57340.974.30 
福岡6089313.328.3 5.075.931511.6223.64327.368.19 
和歌山4623112250.073.947.879.17311.1022.75528.779.00 
大阪610193 0.031.1 4.976.901311.6023.91331.972.70 
千葉62272 3.214.5 3.273.614311.6424.52306.071.48 
静岡72012 0.0 1.4 2.871.295611.5924.14294.665.16 
愛媛6219162430.656.538.778.06911.0322.66492.678.81 
岡山44357179.595.5 2.381.59111.4824.06406.277.00 
福岡631292019.133.331.875.232211.2023.64435.377.95 
徳島653614 4.613.921.572.865111.7624.33340.877.86 
三重645913 7.821.920.374.063911.5624.00363.677.67 
佐賀70257 2.910.010.072.745311.3923.55339.278.24 
茨城6894913.219.113.272.975011.5923.66340.379.10 

在校成績の項目と デビュー後7場所の競走得点との相関係数を計算すると、次のとおりとなります。

勝率vsデビュー後
7場所の競走得点
0.471
連対率vs0.522
バック取得率vs0.603
200m独走タイムvs-0.633
400m独走タイムvs-0.605
訓練競走得点vs0.470

相関係数は2つの変数の因果関係の程度を示す数値で、-1~+1の値を取ります。0に近い時には 因果関係がなく、±1に近づくにつれて因果関係 が大きいことを示します。
どうでしょう、勝率・連対率や訓練競走の競走得点より、バック取得率や200m・400mのタイムのほうがデビュー後実績との相関係数が高くなっています。
つまり、在校時に追い込み戦法で在校時の勝率・連対率および訓練得点を上げるより、できるだけ逃げる競走に徹し、脚力をつけることに務めた選手のほうがデビュー後の成績が良いようです。

さらに、統計的手法を用いて在校成績の項目を組み合わせると、デビュー後実績との相関をもっと高める式を得ることができます。

結果だけを示すと、
在校時の総合点(\(Zscore\)) を

\[ ZScore = (1.1×ZrtP)+(2.5×ZrtB)-(85×Z2tm)+(50×(Av2T-11.49))+1270\tag{1-1} \]
\(ZrtP\)
競走訓練における連対率
\(ZrtB\)
競走訓練におけるバック取得率
\(Z2tm\)
在校時の 200m独走最高タイム
\(Av2T\)
同期生全体の 200m独走最高タイム平均値

とすると、総合点(\(ZScore\)) vs デビュー後7場所競走得点 の相関係数は 0.701となり、一般的に言われている「強い相関を示す(相関係数>7.0)」レベルまで達します。
(表1-1. の在校成績・総合点の項目に各選手の総合点計算値を記載しています。)

在校成績総合点(\(ZScore\))のヒストグラム」と、「在校成績総合点(\(ZScore\)) vs デビュー後7場所の競走得点の散布図」を下に示します。

ちなみに、上のヒストグラムで三人の選手が抜けているのが分かると思います。
在校成績総合点の上位から順に、山崎賢人 選手(長崎)南 潤 選手(和歌山)松本貴治 選手(愛媛)です。
分析記事作成時の2018年6月現在 デビューからまだ1年経っていませんが、三人とも既にS級に上がり大活躍しています。

さて、上の(1-1)式の説明に、総合点(ZScore) と デビュー後7場所競走得点 の相関係数は 0.701と書きましたが、これは直線の式で相関関係を求めた場合の値です。
右上図の散布状態をみると、自然対数の曲線をあてはめるとさらに相関関係を高めることができそうです。
回帰分析で自然対数の関係式を求めると、

\[ Riscore = 9.590×Ln(ZScore-200)+27.808\tag{1-2} \]
\(Riscore\)
デビュー後の初期競走得点
\(ZScore\)
在校時総合点

となります。 この場合、決定係数(R2) = 0.534 で、 相関係数に換算すると 0.730 です。

同様な方法で、デビュー後のT指数見積もり式を求めると、

\[ Tiscore = 10.812×Ln(ZScore-200)-23.361\tag{1-3} \]
\(Tiscore\)
デビュー後の初期T指数
\(ZScore\)
在校時総合点

となります。この場合、決定係数(R2) = 0.526 で、 相関係数に換算すると 0.725 です。
(T指数はGambooで今後公開される予想情報で、選手の能力を表す指数です。)

今回はここまでです。
次回は上の 総合点(\(ZScore\)) と (1-2),(1-3)式を今年デビューする 113期生の在校成績に適用して、デビュー後の成績を予測します。