小倉競輪場データ集(2024/11/13)

基本的な情報は以下の通りじゃ。

【場番号】#81

【地区】九州

【所在地】福岡県北九州市

また本ページの情報は 2024年7月1日時点のもので、データの集計期間は基本的に2020年10月~2024年5月になっているぞ。(開催データのみ例外)

1. バンクデータ


項目小倉競輪場400バンク平均
周長400m400m
みなし直線56.9m56.2m
カント34.0°32.0°

ホーム11.0m10.5m
バック10.0m9.4m
センター8.0m7.7m

小倉競輪場は、1948年11月に日本で最初に開設された競輪場じゃな。

現在のバンクは1998年10月に建て替えられたもので、400バンクでは唯一の屋内競輪場じゃぞ。

バンクは、みなし直線は平均的じゃが、カントはきつめじゃぞ。

走路幅員はやや広めじゃ。

2. 開催データ


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時間帯別の開催日数比率 (2022年後~2024年前)
 モーニング昼間開催ナイターミッドナイト
開催日数
(比率)
0日
(0%)
0日
(0%)
114日
(45%)
138日
(55%)
252日
(100%)
全場平均の比率16%31%24%29%100%

※全場平均:250KEIRINの千葉と休止中だった熊本を除く41場の平均。

クラス別のレース数比率 (2022年後~2024年前)
 S級戦A12班戦チャレンジガールズ
レース数
(比率)
654
(26%)
1,262
(50%)
371
(15%)
258
(10%)
2,545
(100%)
全場平均の比率28%44%21%7%100%
直近10年のGP・GI・GII開催 (2015年1月~2024年12月)
開催年月GP・GI・GII
2015年11月第57回 朝日新聞社杯競輪祭
2016年11月第58回 朝日新聞社杯競輪祭
 ・・・(中略)・・・(中略)
2024年11月第66回 朝日新聞社杯競輪祭

2020年3月以降は昼間開催のレースは行われておらず、小倉開催のレースはすべてナイターおよびミッドナイト競輪となっているぞ。

また直近2年間での開催日数は全競輪場でもダントツ1位の252日じゃ!(2位は別府競輪場の203日間)

クラス別のレース数は、ほぼ全場平均と同じじゃな。

競輪発祥の地である小倉競輪場では毎年11月に朝日新聞社杯競輪祭(GI)が開催されているぞ。

今年(2024年)の11月の開催は第66回大会じゃ。

3. 気象データ


雨レース率 (2020年10月~2024年5月)
競輪場雨レース率
年間
(3~5月)

(6~8月)

(9~11月)

(12~2月)
小倉競輪場0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%
全場平均10.4%13.6%11.3%9.7%7.7%

※雨レース:雨天時のレース
※全場平均:ドーム競輪場(前橋・小倉)は除く

風レース率 (2020年10月~2024年5月)
競輪場風レース率(風速3m以上)
年間
(3~5月)

(6~8月)

(9~11月)

(12~2月)
小倉競輪場0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%
全場平均6.4%7.6%5.3%4.1%8.0%

※風レース:風速3m以上時のレース(レースに影響が出てくる風の強さを風速3mと想定)
※全場平均:ドーム競輪場(前橋・小倉)は除く

小倉競輪場は屋内にあるので雨の影響を受けないぞ。

屋外競輪場の年間の雨レース率は平均で10.4%じゃな。

小倉競輪場は屋内にあるので風の影響を受けないぞ。

屋外競輪場の年間の風レース率は平均で6.4%じゃな。

4. 決まり手データ


1着決まり手比率 (2020年10月~2024年5月)
競輪場
クラス・車立て
1着決まり手比率(%)

S級戦・9車立て逃げ
12.3
捲り
37.3
差し
50.4
S級戦・7車立て逃げ
19.8
捲り
31.6
差し
48.5
A12班戦・7車立て逃げ
25.4
捲り
29.1
差し
45.5
チャレンジ・7車立て逃げ
40.0
捲り
29.2
差し
30.7
ガールズ・7車立て逃げ
21.3
捲り
51.0
差し
27.4
クラス平均値逃げ
25.9
捲り
31.8
差し
42.2
400バンク平均逃げ
24.1
捲り
29.3
差し
46.5

※決まり手比率はバンクの周長によって違いが出るので、ここでは比較対象を全国の400バンク平均(クラス平均値)とした。

1着決まり手は、400バンク平均と比較すると、「逃げ」と「捲り」が高く、「差し」が低くなっているぞ!

「逃げ」と「捲り」の割合は400バンク平均とあまり変わりないみたいじゃ。

2着決まり手比率は1着と同様に「差し」が低めじゃが、「マーク」は400バンク平均より高いぞ!

1・2着決まり手は、1位「逃マ」の比率が400バンク平均より1.1%ほど高く、2位は「捲マ」となっていることから、自力選手がマーク選手を引き連れて、交わされずに1・2着となるケースが他場より多いようじゃ。

【memo】

決まり手比率はクラスによって差がある。1着決まり手は、新人選手が先行で勝負するチャレンジでは「逃げ」の比率が高いが、A12班戦・S級戦とクラスが上がると「捲り」や「差し」の比率が高くなる。またガールズでは「捲り」の比率がかなり高い。これらの傾向は全競輪場で同じである。

5. 上がりタイム


最高上がりタイム
タイム記録日記録選手
10.5秒2006年7月6日エスクレド (スペイン)
平均上がりタイム (2020年10月~2024年5月)
競輪場クラス
平均値
S級戦A12班戦チャレンジガールズ
小倉競輪場11.79秒11.45秒11.81秒12.05秒12.29秒
400バンク平均11.99秒11.67秒11.99秒12.22秒12.55秒

最高上がりタイム 10.5秒は、400バンクの最高上がりタイムの平均値 10.54秒に近いタイムじゃな。

小倉競輪場の平均上がりタイムは、全クラス(S級戦・A12班戦・チャレンジ・ガールズ)において400バンク平均より約0.2秒ほど速く、全クラスにおいて400バンクの中で最も速いタイムじゃぞ!

6. 配当データ


2車単データ(配当額・人気車券比率・高額車券比率)
競輪場
クラス・車立て
配当額人気車券比率万車券比率
中央値平均値1番人気2番人気3番人気1万以上3万以上

S級戦・9車立て2,400円5,305円15.1%7.8%6.9%12.9%2.3%
S級戦・7車立て1,115円2,677円24.0%13.8%9.4%6.2%0.3%
A12班戦・7車立て1,030円2,618円25.0%15.0%9.1%5.2%0.5%
チャレンジ・7車立て550円1,839円34.8%18.1%10.1%2.4%0.5%
ガールズ・7車立て480円2,140円34.7%20.7%12.1%6.1%0.8%
クラス平均値1,027円2,666円26.6%15.2%9.4%5.5%0.6%
全場平均977円2,627円26.7%15.2%9.0%5.2%0.7%

※全場平均:250KEIRINの千葉と休止中だった熊本を除く41場の平均。

2車単の配当額の特徴は以下の通りじゃ

     
  • 2車単中央値 1,027円は全場平均よりやや高い
    (全41場中10番目に高い)
  •  
  • 2車単の1番人気率(的中車券が1番人気車券だった比率)26.6%はほぼ全場平均と一致
    (全41場中20番目に高い)
  •  
  • 2車単の万車券率 5.5%は全場平均よりやや高い
    (全41場中8番目に高い)

3連単の配当額の特徴は以下の通りじゃ

     
  • 3連単中央値 4,405円は全場平均より高い
    (全41場中6番目に高い)
  •  
  • 3連単の1番人気率 13.2%は全場平均よりやや高い
    (全41場中11番目に高い)
  •  
  • 3連単の3万車券率 11.2%は全場平均よりやや高い
    (全41場中9番目に高い)

7. スジ車券率と力車券率


スジ車券率と力車券率 (2020年10月~2024年5月)
競輪場
クラス・車立て
スジ車券率力車券率

S級戦・9車立て42.9%11.1%
S級戦・7車立て53.7%24.0%
A12班戦・7車立て54.8%25.8%
チャレンジ・7車立て53.3%35.0%
ガールズ・7車立て--40.9%
クラス平均値53.1%27.1%
全場平均53.4%27.0%

※スジ筋車券率:並び予想で前後に並んだ選手で1⇔2着となったレースの比率。
※力車券率:脚力上位の2人(G指数が上位の2人)で1⇔2着となったレースの比率。

スジ車券率と力車券率の特徴は以下の通りじゃ

     
  • スジ車券率のクラス平均値 53.1%は全場平均とほぼ一致
    (全41場中21番目に高い)
  •  
  • 力車券率のクラス平均値 27.1%も全場平均とほぼ一致
    (全41場中21番目に高い)

8. 1着・2着選手のライン上の位置


1着選手の予想並び上の位置 (2020年10月~2024年5月)
競輪場
クラス・車立て
1着選手の並び位置比率
先頭2番手3番手4番手
以降
単騎

S級戦・9車立て50.9%41.4%3.5%0.0%4.3%
S級戦・7車立て50.1%43.5%3.2%0.0%3.2%
A12班戦・7車立て56.3%36.7%3.3%0.0%3.7%
チャレンジ・7車立て71.0%24.0%2.2%0.0%2.8%
クラス平均値57.8%35.8%3.0%0.0%3.4%
全場平均55.7%37.6%3.0%0.1%3.6%

※予想並びにおけるライン上の位置を以下の5種類に定義↓
「先頭(2車以上のラインの先頭)」「2番手」「3番手」「4番手以降」「単騎」
(2番手が競りの場合は、両方の選手を「2番手」と定義)

小倉競輪場は、他競輪場よりライン先頭位置が有利じゃぞ!(先頭選手が1着・2着に入りやすい)

小倉競輪場のクラス平均値を全場平均と比較すると、1着選手の並び位置比率は、ライン先頭は全場平均より高く(全41場中10番目に高い)、2番手は全場平均より低いぞ(全41場中11番目に低い)。

小倉競輪場は、他競輪場よりライン先頭位置が有利じゃぞ!(先頭選手が1着・2着に入りやすい)

2着選手の並び位置比率も、ライン先頭が全場平均より高く(全41場中5番目に高い)、その分2番手・3番手・4番手以降が全体的に低くなっているぞ(2番手は13番目、3番手は16番目、4番手以降は3番目に低い)。

9. 小倉競輪場の特徴


  • 直線長は400バンク平均とほぼ同じだが、カントはきつめ。

  • 現在、小倉開催のレースはすべてナイターおよびミッドナイト競輪となっている。

  • ドーム型屋内バンクであるため、雨・風の影響を受けない。以下の特徴も、このことの影響が大きい。

  • スピードが出やすく、全クラスにおいて、平均上がりタイムは400バンクの中で最も速い。

  • 1着決まり手比率は、他の400バンクより「逃げ」「捲り」が高く「差し」が低い。

  • 自力選手がマーク選手を引き連れて、交わされずに1・2着となるケースが他場より多い。

  • 2車単・3連単とも、配当中央値は全場平均よりやや高い。

  • スジ車券率と力車券率は、どちらも全場平均値とほぼ一致している。

  • ライン上の位置は、他競輪場よりライン先頭位置が有利である(先頭選手が1着・2着に入りやすい)。


...以上が、日本初の競輪場、小倉競輪場の特徴じゃ!

クラス平均値について


クラス平均値は、次の比率で加重平均を取った値。

クラスS級戦
9車立
S級戦
7車立
A12班戦
7車立
チャレンジ
7車立
ガールズ
7車立
比率8.519.644.620.56.8

この比率は、集計期間(2020年10月~2024年5月)に全競輪場で行われたレース数の比率である。

個々の競輪場のレース比率はこの値とは違うのだが、公平な比較とするために、全競輪場でこの比率で加重平均した値をその競輪場のクラス平均値(代表値)としている。


◀前回「#21 弥彦競輪場」

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