弥彦競輪場データ集(2024/10/11)

基本的な情報は以下の通りじゃ。

【場番号】#21

【地区】関東

【所在地】新潟県西蒲原郡弥彦村

また本ページの情報は 2024年7月1日時点のもので、データの集計期間は基本的に2020年10月~2024年5月になっているぞ。(開催データのみ例外)

1. バンクデータ


項目弥彦競輪場400バンク平均
周長400m400m
みなし直線63.1m56.2m
カント32.4°32.0°

ホーム10.1m11.0m
バック9.0m9.4m
センター7.3m7.7m

みなし直線は全国400バンクの中で、武雄競輪場(64.4m)に次いで2番目に長いぞ。

カントは400バンク平均よりややきつく、走路幅員は400バンク平均よりやや狭めじゃな。

2. 開催データ


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時間帯別の開催日数 (2022年後期~2024年前期)
モーニング昼間開催ナイターミッドナイト合計
開催日数
(比率)
0日
(0%)
68日
(65%)
6日
(6%)
30日
(29%)
104日
(100%)
全場平均の比率16%31%24%29%100%

※全場平均:250KEIRINの千葉と休止中だった熊本を除く41場の平均。

クラス別の実施レース数 (2022年後期~2024年前期)
S級戦A12班戦チャレンジガールズ合計
レース数
(比率)
303
(26%)
523
(46%)
246
(22%)
72
(6%)
1,144
(100%)
全場平均の比率28%44%21%7%100%
直近10年のGP・GI・GII開催 (2015年1月~2024年12月)
開催年月GP・GI・GII
2015年7月第24回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
2021年10月第30回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
2023年10月第30回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
2024年10月第33回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント

弥彦競輪場では12月~3月の冬季は本場開催をしていないぞ。

またモーニング競輪も実施しておらず、その分昼間開催が多めじゃ。

クラス別のレース数は、ほぼ全場平均と同じじゃな。

2011年以降、前橋競輪場と持ち回りで7回の寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)が開催されているぞ。

今年(2024年)の10月も開催が予定されており、 これで8回目の開催じゃ。

3. 気象データ


雨レース率 (2020年10月~2024年5月)
競輪場雨レース率
年間
(3~5月)

(6~8月)

(9~11月)

(12~2月)
弥彦競輪場11.1%15.6%6.7%13.1%--
全場平均10.4%13.6%11.3%9.7%7.7%

※雨レース:雨天時のレース
※全場平均:ドーム競輪場(前橋・小倉)は除く

風レース率・平均風速 (2020年10月~2024年5月)
競輪場風レース率(風速3m以上)平均風速
年間
(3~5月)

(6~8月)

(9~11月)

(12~2月)
年間
弥彦競輪場7.2%3.6%7.2%9.4%--1.0m
全場平均6.4%7.6%5.3%4.1%8.0%1.2m

※風レース:風速3m以上時のレース(レースに影響が出てくる風の強さを風速3mと想定)
※全場平均:ドーム競輪場(前橋・小倉)は除く

弥彦競輪場では12月~3月の開催はないので、年間値は4月~11月の集計じゃ。

雨レース率の年間値11.1%は、全場平均の10.4%より若干高めじゃな。

季節別で見ると、春と秋は全場平均より雨が多めで、夏場は全場平均より雨が少なめじゃ。

風レース率を年間値で比較すると、弥彦競輪場の風レース率7.2%は全場平均6.4%よりやや高めじゃ。

春の3.6%は全場平均7.6%の半分以下じゃが、秋の9.4%は全場平均4.1%の2.3倍の比率じゃ(秋だけだとドームを除く39場中4番目の高さ)。

4. 決まり手データ


1着決まり手比率 (2020年10月~2024年5月)
競輪場
クラス・車立て
1着決まり手比率(%)

S級戦・9車立て逃げ
7.9
捲り
38.1
差し
54.0
S級戦・7車立て逃げ
14.1
捲り
26.1
差し
59.8
A12班戦・7車立て逃げ
23.1
捲り
25.4
差し
51.2
チャレンジ・7車立て逃げ
34.0
捲り
22.4
差し
43.3
ガールズ・7車立て逃げ
26.4
捲り
41.6
差し
32.0
クラス平均値逃げ
22.5
捲り
27.1
差し
50.2
400バンク平均逃げ
24.1
捲り
29.3
差し
46.5

※決まり手比率はバンクの周長によって違いが出るので、ここでは比較対象を全国の400バンク平均(クラス平均値)とした。

決まり手比率は、弥彦バンクの特徴である「直線が長い」ことの影響を受けているようじゃ。

弥彦競輪場のクラス平均値の1着決まり手比率を400バンク平均と比較すると、「逃げ」と「捲り」が低く、「差し」が高くなっているのぅ。

決まり手比率は、弥彦バンクの特徴である「直線が長い」ことの影響を受けているようじゃ。

2着決まり手比率も「差し」が高めじゃ。

決まり手比率は、弥彦バンクの特徴である「直線が長い」ことの影響を受けているようじゃ。

1・2着決まり手も、400バンク平均では「逃マ」が最も多いのじゃが、弥彦競輪場では番手が交わした形の「差逃」が最も多くなっているぞ。

【memo】

決まり手比率はクラスによって差がある。1着決まり手は、新人選手が先行で勝負するチャレンジでは「逃げ」の比率が高いが、A12班戦・S級戦とクラスが上がると「捲り」や「差し」の比率が高くなる。またガールズでは「捲り」の比率がかなり高い。これらの傾向は全競輪場で同じである。

5. 上がりタイム


最高上がりタイム
タイム記録日記録選手
10.6秒2010年6月15日山崎 芳仁 (88期)
平均上がりタイム (2020年10月~2024年5月)
競輪場クラス
平均値
S級戦A12班戦チャレンジガールズ
弥彦競輪場11.93秒11.60秒11.94秒12.14秒12.59秒
400バンク 4~11月平均11.90秒11.59秒11.92秒12.13秒12.46秒

※平均上がりタイムは季節によって差があり、夏は速くなり、冬は遅くなる傾向がある。弥彦競輪場では12月~3月の冬場は開催がないので、比較対象を400バンクの4~11月開催レースの平均値とした。

最高上がりタイム 10.6秒は、400バンクの最高上がりタイムの平均値 10.54秒に近いタイムじゃな。

弥彦競輪場の平均上がりタイムは、全クラスにおいて400バンク平均値(4~11月)より若干遅いが、その差は小さいようじゃ。

6. 配当データ


2車単データ(配当額・人気車券比率・高額車券比率)(2020年10月~2024年5月)
競輪場
クラス・車立て
配当額人気車券比率万車券比率
中央値平均値1番人気2番人気3番人気1万以上3万以上

S級戦・9車立て1,900円4,244円12.8%18.0%9.0%10.5%0.8%
S級戦・7車立て1,285円2,631円23.1%12.9%9.2%3.7%0.3%
A12班戦・7車立て970円2,824円26.3%12.7%10.2%4.8%0.9%
チャレンジ・7車立て660円2,488円33.6%15.3%4.8%5.0%1.0%
ガールズ・7車立て505円948円27.6%25.0%12.9%0.0%0.0%
クラス平均値1,016円2,710円26.1%14.6%9.0%4.8%0.7%
全場平均977円2,627円26.7%15.2%9.0%5.2%0.7%

※全場平均:250KEIRINの千葉と休止中だった熊本を除く41場の平均。

2車単の配当額の特徴は以下の通りじゃ

     
  • 2車単中央値 1,016円は全場平均よりやや高い
    (全41場中13番目に高い)
  •  
  • 2車単の1番人気率(的中車券が1番人気車券だった比率)26.1%は全場平均よりやや低い
    (全41場中16番目に低い)
  •  
  • 2車単の万車券率 4.8%は全場平均よりやや低い
    (全41場中10番目に低い)

3連単の配当額の特徴は以下の通りじゃ

     
  • 3連単中央値 4,416円は全場平均より高い
    (全41場中5番目に高い)
  •  
  • 3連単の1番人気率 12.3%は全場平均よりやや低い
    (全41場中9番目に低い)
  •  
  • 3連単の3万車券率 10.8%は全場平均よりやや高い
    (全41場中15番目に高い)

7. スジ車券率と力車券率


スジ車券率と力車券率 (2020年10月~2024年5月)
競輪場
クラス・車立て
スジ車券率力車券率

S級戦・9車立て55.6%15.0%
S級戦・7車立て52.7%20.4%
A12班戦・7車立て51.1%27.6%
チャレンジ・7車立て53.4%28.5%
ガールズ・7車立て--38.8%
クラス平均値52.4%26.1%
全場平均53.4%27.0%

※スジ筋車券率:並び予想で前後に並んだ選手で1⇔2着となったレースの比率。
※力車券率:脚力上位の2人(G指数が上位の2人)で1⇔2着となったレースの比率。

スジ車券率と力車券率の特徴は以下の通りじゃ

     
  • スジ車券率のクラス平均値 52.4%は全場平均よりやや低い
    (全41場中11番目に低い)
  •  
  • 力車券率のクラス平均値 26.1%は全場平均よりやや低い
    (全41場中11番目に低い)

8. 1着・2着選手のライン上の位置


1着選手の予想並び上の位置 (2020年10月~2024年5月)
競輪場
クラス・車立て
1着選手の並び位置比率
先頭2番手3番手4番手
以降
単騎

S級戦・9車立て46.4%47.8%2.9%0.7%2.2%
S級戦・7車立て42.6%48.2%5.9%0.0%3.4%
A12班戦・7車立て51.9%40.5%3.6%0.1%3.8%
チャレンジ・7車立て60.8%31.1%4.3%0.4%5.0%
クラス平均値51.4%40.7%4.2%0.2%3.5%
全場平均55.7%37.6%3.0%0.1%3.6%

※予想並びにおけるライン上の位置を以下の5種類に定義↓
「先頭(2車以上のラインの先頭)」「2番手」「3番手」「4番手以降」「単騎」
(2番手が競りの場合は、両方の選手を「2番手」と定義)

1着・2着選手のライン上の位置も、弥彦バンクの特徴である「直線が長い」ことの影響を受けているようじゃ。

1着選手の並び位置比率じゃが、先頭が全国平均よりも低く、2番手・3番手・4番手以降が高くなっているぞ。

(先頭=40/41、2番手=4/41、3番手=3/41、4番手以降=4/41)

1着・2着選手のライン上の位置も、弥彦バンクの特徴である「直線が長い」ことの影響を受けているようじゃ。

2着選手の並び位置比率も、先頭が全場平均より低く、その分3番手が高くなっておるな。

(先頭=41/41、3番手=2/41)

9. 弥彦競輪場の特徴


  • 12月~3月の冬場は本場開催が行われていない。

  • 2011年以降は「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」が前橋競輪場と持ち回りで開催されている。

  • みなし直線が長い(400バンクでは武雄競輪場に次いで2番目に長い)。

  • 春は全場平均より風レース率が低く、秋は風レース率が高い。

  • 1着決まり手比率は他の400バンクより、「逃げ」「捲り」が低く「差し」が高い。

  • 2車単・3連単とも、配当中央値は全場平均よりやや高い。

  • スジ車券率は全場平均よりやや低く、力車券率も全場平均よりやや低い。

  • ライン上の位置は、ライン先頭は全場でも1~2番目に不利で、2番手以降が有利である。特に3番手は全場でも2~3番目に有利である。


...以上が、弥彦競輪場の特徴じゃ。ちなみに全国で唯一の村営競輪場でもあるぞ。


クラス平均値について


クラス平均値は、次の比率で加重平均を取った値。

クラスS級戦
9車立
S級戦
7車立
A12班戦
7車立
チャレンジ
7車立
ガールズ
7車立
比率8.519.644.620.56.8

この比率は、集計期間(2020年10月~2024年5月)に全競輪場で行われたレース数の比率である。

個々の競輪場のレース比率はこの値とは違うのだが、公平な比較とするために、全競輪場でこの比率で加重平均した値をその競輪場のクラス平均値(代表値)としている。


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