松山競輪場データ集(2026/08/06)

競輪場データ集、第十八弾は松山競輪場を取り上げるぞ。

愛媛県のほぼ中央、瀬戸内海に面した街に置かれた四国の400バンクじゃな。基本的な情報は以下の通りになっておるぞ。

【場番号】#75

【地区】四国

【所在地】愛媛県松山市

本ページの情報は 2026年8月1日時点のものじゃ。データの集計期間は、特記なき限り2020年10月~2025年9月の5年間となっておるぞ。

※「開催データ」の集計期間は"時間帯別の開催日数比率"と"クラス別のレース数比率"が2022年1月~2025年12月、"2000年以降のGP・GI・GII開催"が2000年1月~2026年8月じゃ。

1. バンクデータ


バンクデータ
項目松山競輪場400バンク平均
周長400m400m
みなし直線58.6m56.2m
カント34.03°32.08°

ホーム10.3m10.5m
バック9.3m9.4m
センター7.3m7.7m

※ 400バンク平均は、現在休止中で、リニューアル後は333バンクへ変更予定の向日町競輪場を除く31場の平均。

松山は1949年の開設当初、松山城の敷地内に500バンクとして建設されたんじゃ。その後、2005年1月に現在の松山中央公園内へ移転し、400バンクとして新築された経緯があるぞ。

みなし直線58.6mは400バンク平均よりやや長めじゃ。そしてカント34.03°は400バンクとしてはきつく、31場中3番目のきつさなんじゃぞ。走路幅員(ホーム10.3m・バック9.3m・センター7.3m)は400バンク平均よりやや狭いが、その差は小さく、ほぼ同水準じゃな。

なお、2026年2月には走路舗装の全面張り替えが行われておるぞ。

2. 開催データ


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時間帯別の開催日数比率 (2022年~2025年)
 モーニング昼間開催ナイターミッドナイト
比率
(開催日数)
8%
(18日)
8%
(18日)
56%
(125日)
28%
(63日)
100%
(224日)
全場平均の比率16%31%24%29%100%
クラス別のレース数比率 (2022年~2025年)
 S級戦A12班戦チャレンジガールズ
比率
(レース数)
29%
(677)
46%
(1,098)
17%
(415)
8%
(180)
100%
(2,370)
全場平均の比率28%44%21%7%100%
2000年以降のGP・GI・GII開催 (2026年8月現在)
開催年月GP・GI・GIIおよび全プロ
2005年10月第18回共同通信社杯競輪(GII)
2009年9月第52回オールスター競輪(GI)
2011年7月第7回サマーナイトフェスティバル(GII)
2013年2月第28回全日本選抜競輪(GI)
2018年3月第2回ウィナーズカップ(GII)
2019年5月全日本プロ選手権記念競輪
2026年8月第69回オールスター競輪(GI)

※ 2026年8月の開催は、現時点(2026.8.1)では予定。

松山では2009年11月からナイター競輪(瀬戸風ドリームナイトレース)を開催しておってな。ミッドナイト競輪は2015年8月から、モーニング競輪は2019年2月から開催しておるぞ。

現在は半分以上をナイターで開催しており、昼間開催は1割弱にとどまっておるんじゃ。

クラス別のレース数比率は、全場平均とほとんど差がない構成になっておるぞ。

松山競輪場で2000年以降に行われたGP・GI・GII開催は、左の表の通りじゃ。2005年の移転後からは、多くのグレードレースが開催されておるな。

今年(2026年)8月には、「第69回オールスター競輪(GI)」が開催される予定じゃぞ。松山競輪場でオールスター競輪(GI)が開催されるのは、2009年の第52回大会に続いて2度目となるんじゃ。

3. 気象データ


雨レース率 (2020年10月~2025年9月)
競輪場雨レース率
年間
(3~5月)

(6~8月)

(9~11月)

(12~2月)
松山競輪場8.3%9.3%11.8%7.5%6.3%
全場平均10.0%13.3%10.7%9.5%7.0%

※雨レース:雨天時のレース
※全場平均:ドーム競輪場(前橋・小倉)は除く

風レース率 (2020年10月~2025年9月)
競輪場風レース率(風速3m以上)
年間
(3~5月)

(6~8月)

(9~11月)

(12~2月)
松山競輪場8.3%5.7%1.3%2.4%17.4%
全場平均6.0%7.2%4.9%3.9%7.9%

※風レース:風速3m以上時のレース(レースに影響が出てくる風の強さを風速3mと想定)
※全場平均:ドーム競輪場(前橋・小倉)は除く

松山競輪場がある松山市は瀬戸内海式気候に属しておって、温暖で雨量も比較的少ない地域なんじゃ。

年間を通しての雨レース率8.3%は、全場平均(10.0%)より少なめとなっておるぞ。

季節別に見ると夏(特に梅雨時)に多く、冬に少ない傾向じゃが、それほど極端な差はないのぉ。

春~秋の風レース率は全場平均を下回る一方、冬は全場平均を大きく上回っておってな。結果として年間の風レース率8.3%はやや高めとなっておるんじゃ。

気象統計では、松山市は春~秋は弱い東風が中心じゃが、冬は関門海峡を吹き抜けてくる西北西の季節風が強まる傾向があるんじゃよ。

冬の西北西の風は、松山競輪場ではホーム向かい風となるから注意が必要じゃぞ。

4. 決まり手データ


決まり手比率 (2020年10月~2025年9月)
競輪場
クラス・車立て
1着決まり手比率(%)

S級戦・9車立て逃げ
11.5
捲り
32.6
差し
55.9
S級戦・7車立て逃げ
17.5
捲り
29.5
差し
52.6
A12班戦・7車立て逃げ
22.1
捲り
28.3
差し
49.6
チャレンジ・7車立て逃げ
38.6
捲り
26.7
差し
34.7
ガールズ・7車立て逃げ
14.2
捲り
52.1
差し
33.7
クラス平均値逃げ
23.1
捲り
30.3
差し
46.5
400バンク平均逃げ
24.0
捲り
29.2
差し
46.7

※決まり手比率はバンクの周長によって違いが出るため、ここでは比較対象を全国の400バンク平均とした。

1着決まり手比率のクラス平均値は、400バンク平均と大きな差はないものの、「捲り」の比率がやや高く、「逃げ」の比率がやや低くなっておるな。

2着決まり手比率のクラス平均値も、400バンク平均と大きな差はないんじゃが、「マーク」の比率がやや高くなっておるぞ。

1・2着決まり手のクラス平均値では、上位5パターンが「逃マ」「差逃」「捲マ」「差差」「差捲」となっており、これは400バンク平均と同じ構成じゃ。

各比率も概ね400バンク平均に近いんじゃが、「捲マ」の16.1%は400バンク平均(14.5%)を明確に上回っておる点が特徴的じゃな。

【memo】

決まり手比率はクラスによって差がある。1着決まり手は、新人選手が先行で勝負するチャレンジでは「逃げ」の比率が高いが、A12班戦・S級戦とクラスが上がると「捲り」や「差し」の比率が高くなる。またガールズでは「捲り」の比率がかなり高い。これらの傾向は全競輪場で同じである。

5. 上がりタイム


最高上がりタイム
タイム記録日記録選手
10.5秒2013年5月15日ペルビス (フランス:2013年招聘選手)
平均上がりタイム (2020年10月~2025年9月)
競輪場クラス
平均値
S級戦A12班戦チャレンジガールズ
松山競輪場12.00秒11.69秒12.01秒12.19秒12.59秒
400バンク平均11.97秒11.65秒11.97秒12.19秒12.54秒

松山の最高上がりタイム 10.5秒 は、400バンクとしては平均的な水準じゃな(400バンクの平均値は10.54秒)。

この記録は2013年5月のFI決勝で、フランスのペルビス選手(2013年招聘選手)が、2着に6車身差を付ける豪快な捲りで樹立したものじゃぞ。

その後、2022年8月には石塚輪太郎選手(105期)も同タイムを記録しておるが、歴代3位は10.7秒で、10.6秒を記録した選手はおらんのじゃ。

平均上がりタイムはクラス平均値で12.00秒。400バンクの平均値11.97秒との差は0.03秒と小さく、平均的な水準にあるんじゃ。

タイムの面では、特別なクセのないバンクと言えるじゃろうな。

6. 配当データ


2車単の配当額・人気車券比率・万車券比率 (2020年10月~2025年9月)
競輪場
クラス・車立て
配当額人気車券比率万車券比率
中央値平均値1番人気2番人気3番人気1万以上3万以上

S級戦・9車立て1,180円3,276円23.6%14.4%10.3%8.6%0.3%
S級戦・7車立て1,160円2,691円23.3%17.3%6.9%4.9%0.5%
A12班戦・7車立て1,020円2,450円24.9%16.1%8.2%4.6%0.4%
チャレンジ・7車立て620円2,123円33.4%15.8%10.1%3.6%0.5%
ガールズ・7車立て520円3,026円33.7%17.2%12.7%5.6%1.9%
クラス平均値944円2,542円26.8%16.2%8.8%4.9%0.6%
全場平均976円2,630円26.7%15.3%9.0%5.2%0.7%

※人気車券比率の'1番人気'は、的中車券が1番人気だった比率(2番人気、3番人気も同様)

2車単配当は、クラス平均値の中央値944円・平均値2,542円とも、全場平均(976円・2,630円)をやや下回っておるんじゃ。

人気車券比率が全場平均をやや上回り(特に2番人気)、万車券比率が全場平均をやや下回っておることを反映した結果と考えられるのぉ。

3連単配当も同様で、クラス平均値の中央値3,754円・平均値13,094円とも、全場平均(4,024円・14,053円)を下回っておる

人気車券比率は全場平均と同水準じゃが、万車券比率が全場平均を下回っておることが要因の一つと考えられるな。

7. スジ車券率と力車券率


スジ車券率と力車券率 (2020年10月~2025年9月)
競輪場
クラス・車立て
スジ車券率力車券率

S級戦・9車立て56.5%21.6%
S級戦・7車立て55.5%24.8%
A12班戦・7車立て55.1%25.7%
チャレンジ・7車立て51.3%31.6%
ガールズ・7車立て--39.7%
クラス平均値54.5%27.4%
全場平均53.5%26.9%

※スジ車券率:並び予想で前後に並んだ選手で1⇔2着となったレースの比率。
※力車券率:脚力上位の2人(G指数が上位の2人)で1⇔2着となったレースの比率。

スジ車券率のクラス平均値54.5%は、全場平均(53.5%)をやや上回っておるんじゃ。

また、力車券率のクラス平均値27.4%も、全場平均(26.9%)をやや上回る値となっておるぞ。

つまり松山競輪場は、スジ車券・力車券ともに比較的決まりやすい競輪場ということじゃな。

8. 1着・2着選手のライン上の位置


1着選手の予想並び上の位置 (2020年10月~2025年9月)
競輪場
クラス・車立て
1着選手の並び位置比率
先頭2番手3番手4番手
以降
単騎

S級戦・9車立て46.5%48.6%3.4%0.0%1.5%
S級戦・7車立て47.7%45.3%3.3%0.0%3.7%
A12班戦・7車立て54.6%39.1%3.2%0.1%3.0%
チャレンジ・7車立て65.6%26.6%2.9%0.0%4.9%
クラス平均値54.8%38.6%3.2%0.0%3.4%
全場平均値55.0%38.0%3.0%0.1%3.9%

※予想並びにおけるライン上の位置を以下の5種類に定義↓
「先頭(2車以上のラインの先頭)」「2番手」「3番手」「4番手以降」「単騎」
(2番手が競りの場合は、両方の選手を「2番手」と定義)

1着選手の並び位置を全場平均と比べると、松山はライン2番手・3番手の比率がやや高く、ライン先頭・単騎の比率がやや低くなっておる。ただし、その差は小さく、全場平均に近い傾向じゃな。

みなし直線がやや長いことが、ライン2番手・3番手の有利性に影響しておる可能性があるぞ。

2着選手についても全場平均と比べると、ライン先頭の比率は同水準で、ライン2番手の比率がやや高くなっておる。その分、ライン3番手や単騎の比率はやや低めじゃ。

2着選手においても、直線の長さがライン2番手の有利性に影響しておると考えられるのぉ。

9. 松山競輪場の特徴


  • みなし直線は400バンクとしてはやや長く、カントはきつめ。2026年2月にバンクの張り替えが行われた。
  • 近年は本場開催の半分以上がナイターで、昼間開催は1割弱にとどまっている。
  • 瀬戸内海式気候にあり、温暖で雨量は少なめ。冬は強い西北西の風(ホーム向かい風)、夏は弱い東風が吹く。
  • 決まり手は1着は「捲り」がやや多く、2着は「マーク」がやや多めだが、400バンク平均との差は小さい。
  • バンクに特別なクセはなく、平均上がりタイムは全国の400バンク平均とほぼ同水準。
  • 2車単・3連単とも万車券比率は低めで、配当は中央値・平均値ともにやや低い。
  • スジ車券率・力車券率ともに全場平均をやや上回り、ライン決着や力上位選手による決着が比較的多い。
  • 直線がやや長い影響で、1着・2着ともライン上の位置は2番手選手にやや有利。

...以上が、松山競輪場の特徴じゃ!

クラス平均値について


クラス平均値は、次の比率で加重平均を取った値である。

クラスS級戦
9車立
S級戦
7車立
A12班戦
7車立
チャレンジ
7車立
ガールズ
7車立
比率8.619.544.320.57.1

この比率は、集計期間(2020年10月~2025年9月)に全競輪場で行われたレース数の比率である。

個々の競輪場のレース比率はこの値とは違うのだが、公平な比較とするために、全競輪場でこの比率で加重平均した値をその競輪場のクラス平均値(代表値)としている。


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