防府競輪場データ集(2026/03/16)

競輪場データ集、第十五弾は防府競輪場じゃ。

基本的な情報は以下の通りになっておるぞ。

【場番号】#63

【地区】中国

【所在地】山口県防府市

本ページの情報は 2026年3月1日時点のものじゃ。2022年11月~2024年9月で大規模整備を実施し、走路改修とメインスタンドの建て替えが行われたんじゃ。券売機や観覧席、飲食店などが集約され、ユニバーサルデザインも導入されたぞ。遊具やパンプトラックも整備され、家族で楽しめる競輪場へと生まれ変わったんじゃ!

集計期間は全て2020年10月~2025年9月の5年間じゃ。(「開催データ」の項目は除く)

※「開催データ」の集計期間は"時間帯別の開催日数比率"と"クラス別のレース数比率"が2022年1月~2025年12月、"2000年以降のGP・GI・GII開催"が2000年1月~2026年3月じゃ。

1. バンクデータ


バンクデータ
項目防府競輪場33バンク平均400バンク平均
(参考データ)
周長333m333.3m400m
見なし直線42.5m41.6m56.2m
カント34.69°33.97°32.08°

ホーム10.2m10.6m10.5m
バック9.1m9.1m9.4m
センター7.4m7.8m7.7m

みなし直線・カント・走路幅員はいずれも33バンクの平均値に近いんじゃ。

400バンクと比べれば直線は短くカントはきついが、33バンクとしては標準的なバンクと言えるじゃろうな。

2. 開催データ


!ボタンをタップ(クリック)で表示の切替が可能じゃぞ

時間帯別の開催日数比率 (2022年~2025年)
 モーニング昼間開催ナイターミッドナイト
比率
(開催日数)
66%
(110日)
34%
(56日)
0%
(0日)
0%
(0日)
100%
(166日)
全場平均の比率16%31%24%29%100%
クラス別のレース数比率 (2022年~2025年)
 S級戦A12班戦チャレンジガールズ
比率
(レース数)
26%
(392)
46%
(695)
21%
(309)
7%
(101)
100%
(1497)
全場平均の比率28%44%21%7%100%
2000年以降のGP・GI・GII開催 (2026年3月現在)
開催年月GP・GI・GII
2002年4月ふるさとダービー(GII)
2006年11月ふるさとダービー(GII)
2015年4月第31回共同通信社杯(GII)
2026年3月第10回ウィナーズカップ(GII)

※ 2026年3月の開催は、現時点(2026.3.1)では予定。

モーニング競輪は、最初に試行実施された4場の一つとして2012年11月にスタートしたんじゃ。

現在は本場開催の約3分の2をモーニングが占め、残り3分の1は昼間開催となっておる。ナイターは実施しておらず、ミッドナイトは小倉競輪場を借り上げて開催しているぞ。

クラス別のレース数比率は、全場平均の比率とほぼ一致しておるな。

今年(2026年)3月には、「第10回ウィナーズカップ(GII)」が開催されるぞ。

3. 気象データ


雨レース率 (2020年10月~2025年9月)
競輪場雨レース率
年間
(3~5月)

(6~8月)

(9~11月)

(12~2月)
防府競輪場10.0%7.6%15.9%8.3%9.8%
全場平均10.0%13.3%10.7%9.5%7.0%

※雨レース:雨天時のレース
※全場平均:ドーム競輪場(前橋・小倉)は除く

風レース率 (2020年10月~2025年9月)
競輪場風レース率(風速3m以上)
年間
(3~5月)

(6~8月)

(9~11月)

(12~2月)
防府競輪場0.2%0.0%0.5%0.2%0.0%
全場平均6.0%7.2%4.9%3.9%7.9%

※風レース:風速3m以上時のレース(レースに影響が出てくる風の強さを風速3mと想定)
※全場平均:ドーム競輪場(前橋・小倉)は除く

防府競輪場の年間の雨レース率は10.0%で、全場平均と同じ水準じゃ。

季節別では、夏が15.9%と最も高く全場平均を上回るが、春は平均より低く、秋・冬はおおむね平均的じゃな。

気象統計データでも、防府市は7月の降水量が年間で最も多く、この気象傾向が雨レース率のデータにも表れておるぞ。

防府競輪場の風レース率は年間0.2%と、全場平均6.0%に比べて極めて低いんじゃ。

季節別に見ても1%を超える時期はなく、風の影響が小さいバンクと言えるのぉ。

瀬戸内海沿岸に位置する防府市は年間を通して風が弱い地域であり、その気象傾向が風レース率のデータにそのまま表れておるわけじゃ。

4. 決まり手データ


決まり手比率 (2020年10月~2025年9月)
競輪場
クラス・車立て
1着決まり手比率(%)

S級戦・9車立て逃げ
17.7
捲り
39.4
差し
42.9
S級戦・7車立て逃げ
24.7
捲り
28.4
差し
46.9
A12班戦・7車立て逃げ
29.8
捲り
33.0
差し
37.2
チャレンジ・7車立て逃げ
42.4
捲り
28.1
差し
29.5
ガールズ・7車立て逃げ
32.6
捲り
41.7
差し
25.7
クラス平均値逃げ
30.5
捲り
32.3
差し
37.2
33バンク平均逃げ
30.9
捲り
31.9
差し
37.1
全場平均逃げ
25.0
捲り
29.4
差し
45.5

※決まり手比率はバンクの周長によって違いが出るので、ここでは比較対象を全国の33バンク平均としたぞ。

1着決まり手比率のクラス平均値は、33バンク平均とほぼ一致しておるぞ。

一方で、400バンク中心の全場平均と比べると、逃げと捲りの比率が高く、差しの比率が低くなっておるな。

2着決まり手比率のクラス平均値も33バンク平均とほぼ同水準じゃ。

こちらも全場平均と比べると、マークの比率が高く、差しの比率が低めになっておるぞ。

1・2着決まり手のクラス平均値は、上位構成は33バンク平均とほぼ同じで、順位の入れ替わりはあるものの数値差は小さいのぉ。

全場平均と比べると、防府は「逃マ」「捲マ」の比率が高く、「差差」のような追い込み決着は上位に入っておらんのが特徴じゃな。

【memo】

決まり手比率はクラスによって差がある。1着決まり手は、新人選手が先行で勝負するチャレンジでは「逃げ」の比率が高いが、A12班戦・S級戦とクラスが上がると「捲り」や「差し」の比率が高くなる。またガールズでは「捲り」の比率がかなり高い。これらの傾向は全競輪場で同じである。

5. 上がりタイム


最高上がりタイム
タイム記録日記録選手
8.8秒2015年4月27日新田 祐大  (90期)
平均上がりタイム (2020年10月~2025年9月)
競輪場クラス
平均値
S級戦A12班戦チャレンジガールズ
防府競輪場10.09秒9.83秒10.10秒10.34秒10.34秒
33バンク平均10.10秒9.86秒10.12秒10.28秒10.43秒

防府競輪場の最高上がりタイム 8.8秒 は、33バンクとしてはやや速い水準じゃな(33バンク平均は 8.84秒)。

この記録は、2015年4月の共同通信社杯(二次予選)で、福島の新田祐大選手(90期)が最終1センター・5番手からの捲りで作った大記録じゃ!

その後、2017年9月にパーキンス選手(豪)、2018年7月にグレーツァー選手(豪)とボス選手(蘭)の3人が同タイムをマークしておるぞ。

防府競輪場の平均上がりタイムは10.09秒で33バンク7場中2位じゃ。

ドームである前橋競輪場を除けば実質的にトップであり、風が弱いという気候条件も重なって、33バンクの中でも高速寄りのバンクと言えるじゃろうな。

6. 配当データ


2車単の配当額・人気車券比率・万車券比率 (2020年10月~2025年9月)
競輪場
クラス・車立て
配当額人気車券比率万車券比率
中央値平均値1番人気2番人気3番人気1万以上3万以上

S級戦・9車立て710円2,067円35.6%16.9%8.1%4.4%0.0%
S級戦・7車立て1,200円3,431円19.7%18.2%7.6%9.2%0.6%
A12班戦・7車立て980円2,406円25.8%13.9%9.5%4.7%0.3%
チャレンジ・7車立て620円2,881円36.6%13.6%9.4%5.2%1.5%
ガールズ・7車立て440円1,857円30.1%23.0%16.8%4.4%0.9%
クラス平均値888円2,635円28.0%15.6%9.5%5.6%0.6%
33バンク平均904円2,593円28.4%15.5%9.0%5.3%0.7%
全場平均976円2,630円26.7%15.3%9.0%5.2%0.7%

※人気車券比率の'1番人気'は、的中車券が1番人気だった比率(2番人気、3番人気も同様)

防府競輪場の2車単配当の中央値は888円で、全場平均(976円)より低いんじゃ。

周長の短い33バンクは、全体的に配当中央値が低い傾向にあり、防府もその特徴を示しておるな。33バンクは1番人気車券率が高く、これが中央値を押し下げる要因と考えられそうじゃ。

一方で、平均配当は2,635円と、こちらは全場平均や33バンク平均とほぼ同水準じゃぞ。

同じく3連単配当の中央値も3,523円で、全場平均(4,024円)より低めじゃ。

33バンク特有の、1番・2番人気車券率がやや高めの傾向が、中央値を抑える要因になっておるんじゃな。

こちらも平均配当は13,917円で、全場平均や33バンク平均とほぼ同水準となっておるぞ。

7. スジ車券率と力車券率


スジ車券率と力車券率 (2020年10月~2025年9月)
競輪場
クラス・車立て
スジ車券率力車券率

S級戦・9車立て70.4%33.3%
S級戦・7車立て56.1%22.0%
A12班戦・7車立て55.1%23.9%
チャレンジ・7車立て55.8%30.0%
ガールズ・7車立て--41.6%
クラス平均値56.9%26.8%
33バンク平均55.2%27.0%
全場平均53.5%26.9%

※スジ車券率:並び予想で前後に並んだ選手で1⇔2着となったレースの比率。
※力車券率:脚力上位の2人(G指数が上位の2人)で1⇔2着となったレースの比率。

スジ車券率はバンク周長と相関があり、周長の短い33バンクは400・500バンクよりも高くなる傾向があるんじゃ。

防府競輪場のスジ車券率56.9%は、33バンク平均(55.2%)をも上回る高い水準じゃな。全42場でも前橋競輪場に次ぐ2番目の高さで、全国的に見てもスジ車券が非常に決まりやすい競輪場と言えるぞ!

一方、力車券率にはバンク周長との明確な相関は見られず、防府の力車券率26.8%も、全場平均(26.9%)や33バンク平均(27.0%)とほぼ同水準じゃ。こちらは全国的に見ても標準的な数値じゃな。

8. 1着・2着選手のライン上の位置


1着選手の予想並び上の位置 (2020年10月~2025年9月)
競輪場
クラス・車立て
1着選手の並び位置比率
先頭2番手3番手4番手
以降
単騎

S級戦・9車立て51.5%44.5%1.2%0.0%2.9%
S級戦・7車立て48.9%43.6%2.2%0.2%5.1%
A12班戦・7車立て60.2%33.8%1.7%0.1%4.1%
チャレンジ・7車立て69.4%25.1%1.0%0.5%4.0%
クラス平均値59.1%34.9%1.6%0.2%4.2%
33バンク平均58.5%34.8%2.3%0.1%4.3%
全場平均値55.0%38.0%3.0%0.1%3.9%

※予想並びにおけるライン上の位置を以下の5種類に定義↓
「先頭(2車以上のラインの先頭)」「2番手」「3番手」「4番手以降」「単騎」
(2番手が競りの場合は、両方の選手を「2番手」と定義)

1着選手の並び位置は、33バンクではライン先頭の比率が高く、2番手・3番手は低くなる傾向があるんじゃ。

防府もその特徴が強く、ライン先頭の比率は59.1%と全場平均(55.0%)を大きく上回り、33バンクの中でも上位じゃな。その分、2番手と3番手はいずれも全場平均を下回っておる。

先頭選手の押し切りがかなり決まりやすい競輪場と言えるのぉ。

2着選手については、33バンクでは逆にライン2番手の比率が高く、先頭や3番手は低くなる傾向じゃ。

防府でもライン2番手の比率は49.7%と全場平均(46.6%)を上回り、33バンクの中でも上位の数字になっておる。その結果、先頭・3番手・単騎はいずれも全場平均を下回るんじゃな。

2番手選手がしっかりと2着に流れ込みやすい競輪場ということじゃ。

9. 防府競輪場の特徴


  • 400バンクと比べれば直線は短くカントはきついが、33バンクとしては標準的なバンク
  • 本場開催の3分の2をモーニングが占め、残りの3分の1は昼間開催。ナイター・ミッドナイトは未実施
  • 瀬戸内海沿岸に位置し、雨レース率は平均的で季節的には夏に雨が多い。風は年間を通して弱い
  • 決まり手は400バンクと比べると1着は逃げ・捲りの比率が高く、2着はマークの比率が高い。33バンクとしては平均的
  • 平均上がりタイムは33バンク7場中2位。ドームの前橋競輪場を除けば実質最上位で、33バンクでは高速寄り
  • 2車単・3連単とも配当中央値が全場平均より低い。33バンク特有の傾向が防府競輪場にも見られる
  • スジ車券率は全国でも前橋競輪場に次いで2番目に高い。力車券率は全場平均とほぼ同程度
  • 1着はライン先頭選手の比率が高く、2着は2番手選手が流れ込みやすいという33バンク特有の傾向が強い

...以上が、防府競輪場の特徴じゃ!

クラス平均値について


クラス平均値は、次の比率で加重平均を取った値じゃ。

クラスS級戦
9車立
S級戦
7車立
A12班戦
7車立
チャレンジ
7車立
ガールズ
7車立
比率8.619.544.320.57.1

この比率は、集計期間(2020年10月~2025年9月)に全競輪場で行われたレース数の比率である。

個々の競輪場のレース比率はこの値とは違うのじゃが、公平な比較とするために、全競輪場でこの比率で加重平均した値をその競輪場のクラス平均値(代表値)としておる。


◀前回「#87 熊本競輪場」

トップに戻る