地獄の激務が続いたかと思えばガールズも記念もなくネタを探さなければいけない日もある(笑)。

昨年の立川グランプリでは村上義弘と武田豊樹がワンツー、さらにはレジェンド・神山雄一郎もまだまだ健在で、これを見ると競輪界はいつまで経っても時計の針が動かないようにも見えるが、実際にはそんなことはない。

立川グランプリシリーズの前にはかつてのグランプリ覇者・小橋正義が引退を発表した。

そして同じくグランプリを制した小野俊之も今年からはついにＡ級に陥落、最後のＳ級戦となったその立川グランプリシリーズではかつて栄光を手にした地で見るも無残な負け方をした。

「９連勝してすぐにＳ級に戻る」などと威勢のいいことを言っていたが、全盛期は頼もしかったビッグマウスも今となっては虚しい。

先日の松山ナイターはガールズケイリンがあり私のお気に入りの面々が揃っていて楽しみな開催だったが、小野のＡ級初戦でもありこちらにも大いに注目していた。

果たして今の小野がどのぐらい勝てるのか、このままズルズルと落ちていってしまわないか、期待と心配が半々だった。

初日特選は目標とした選手が主導権、どうするのかなと見ていたら発進したのでちょっと驚いた。

結果はズブズブの③着、しかし久々に自力を出してそこそこに手応えは感じられた。

二日目は捲りをチョイ差し、そして決勝ではカマしてきた別線の番手を捌いて目標を入れてやっての３番手から直線では中を割ってＡ級とはいえ久々の優勝を飾った。

Ｓ級戦では近況はちぎれたりスンナリ回っても逆噴射が定番になっていたが、三日間を見る限りはその心配もなくやはりＡ級戦になると圧倒的に格が違うのか。

思っていたよりはだいぶやれそうな雰囲気、降級して勝ち癖をつけて復活するパターンもあるのでまたあのビッグマウスと“伝家の宝「頭」”(笑)が戻ってくるのを期待したい。

1/13
千葉11R S級決勝
[車 名 期県]
①和田　健太郎 87千○
②諸橋　愛　　 79新▲
③松岡　貴久　 90熊◎
④室井　健一　 69徳
⑤櫻井　正孝　100城△
⑥中村　圭志　 86熊
⑦齊藤　竜也　 73神
⑧小原　太樹　 95神
⑨横山　尚則　100茨

並び
⑨２ ③６ ⑤４ ⑧７１

先日の和歌山記念では同県の中川誠一郎が大活躍したが③松岡も昨年は確実にランクアップした印象、ここはしっかり勝って今年は大きなレースで中川と連係したい。

相手は３番手でも地元①和田、力で②諸橋、自在戦の⑤櫻井。

二車単
③＝①②⑤