高松ガールズケイリン二日目はまたも門脇真由美が特大の一発、直線一気で突き抜けた。

荒牧聖未は強敵を退けて連勝、混戦ムードも頭ひとつ抜けている。

６Ｒは渡辺ゆかり→大久保花梨→藤谷はるな→山口菜津子→奈良岡彩子→門脇→太田美穂という初手の隊列、残り２周の手前から美穂が動くが奈良岡が併せて先に上がっていく。

２角でいったん２番手に入った奈良岡は打鐘で仕掛けた美穂に再度併せて踏み込むと番手を確保、３番手が渡辺と門脇で並走になる。

６番手になった大久保は４角から一気にスパートすると美穂を叩き切って主導権、藤谷が続いて奈良岡→門脇がその後ろに切り替える。

奈良岡は３角から早めの捲り追い込み、藤谷に並びかけて直線へ向かう。

逃げる大久保に奈良岡が迫るがさらに外から門脇が怒涛の捲り追い込み、鮮やかな直線一気で快勝した。

逃げた大久保が②着、奈良岡は③着となった。

門脇は直線でものすごい脚を使ってまたも穴を提供、大久保→奈良岡の後ろから突き抜けてしまった。

一時期はさすがに衰えたかなと思っていたがここへきて盛り返している印象、最近はまた車券に絡むことが増えてきた。

恐るべき44歳、安定感はないがハマった時の爆発力は常に警戒が必要だ。

大久保は連勝ならず、６番手から同期の美穂を叩き切っての先行勝負で強いレースだったが、今日はいかんせん門脇がさらに強かった。

デビュー戦だけは包まれて何もできなかったがその後は予選クラスでは明らかに上の内容、さすがに６期生の在校１位というところを見せつつある。

奈良岡はそつのない立ち回りで最終的には大久保の番手、連日組み立てはいいがそれでいて初日も今日も後ろから交わされているのはちょっと気になる。

レースは上手になってきて着はそこそこまとまっていても以前のような怖さが感じられない。

７Ｒはダイジェストからは初手は不明、すでにレースが動いていて残り２周で梅川風子の後ろで石井貴子（千葉）とおそらく後方から上がった松尾智佳が並走、以下は荒牧→大和久保美→藤巻絵里佳→三宅愛梨という隊列から映像がスタートしている。

このまま打鐘となり緩いペースで最終ホームへ、梅川はまともに踏んでしまうと貴子が簡単に踏み勝ってしまうので流していたがそれでも松尾が後退していく。

残り１周では梅川→貴子→荒牧、最終バックで貴子が捲って３角では先頭に立つ。

荒牧はこれを追って２センターから捲り追い込み、梅川もまだ粘っている。

貴子が先頭で直線へ、梅川・貴子・荒牧と人気３車が横に広がって伸び比べとなるが最後は外の荒牧が貴子を捕らえて連勝を飾った。

捲った貴子は②着、逃げた梅川が③着となった。

荒牧は番手捲りになった貴子を捕らえて連勝、前が意外とスンナリだったのでどうかなと思っだがゴール寸前できっちり差し切った。

連日の鋭い決め手、気配は申し分ない。

貴子は立川でやられた梅川を捲ったものの荒牧に差されて②着、やはり本来のデキにはないように感じる。

それでもよくないなりのレースができているし勝負強さは怖い。

梅川は後ろがスンナリ貴子→荒牧ではさすがに苦しすぎる。

しかし捲られてからまた盛り返しているようにその割にはよく粘った。

8/7
高松5Rガールズ一般
[車 名 期県]
①藤谷　はるな 110茨◎
②三宅　愛梨　 104岡○
③山口　菜津子 102高
④松尾　智佳　 102媛
⑤藤巻　絵里佳 110島△
⑥渡辺　ゆかり 102梨
⑦大和　久保美 102青▲

どれもパッとしないが近況から①藤谷か。

②愛梨も一般戦ならまず勝ち負け、この両者が有力だ。

⑦大和と⑤藤巻へ。

三連単
①＝②→⑤⑦
①②→⑤⑦→①②

8/7
高松11Rガールズ決勝
[車 名 期県]
①門脇　真由美 102大△
②奈良岡　彩子 104青
③太田　美穂　 112三
④大久保　花梨 112福▲
⑤荒牧　聖未　 102栃◎
⑥梅川　風子　 112東
⑦石井　貴子　 106千○

新人勢が叩き合うならやはり⑤荒牧、捲って完全Ｖだ。

相手も実績組で⑦貴子、新人では④大久保を拾う。

①門脇も今回の動きなら印を回さざるを得ない。

三連単
⑤→①④⑦

なお川崎ナイターＧ３「アーバンナイトカーニバル」は深谷知広が捲り追い込んで優勝、準決勝こそ取りこぼしたが久々に強い深谷が帰ってきた。

③着の脇本雄太も先行勝負で力を発揮、Ｓ級Ｓ班は不在の開催だったが両者が元気なのでそれを感じさせなかった。

どちらも後半のＧ１戦線で活躍を期待したい。