高松記念
　四国は、日本一小さい県、香川（うどん）県高松市で記念競輪がいよいよ、最終日を迎えています。準決日に載せる予定でしたが、一日遅れました。さて、高松市。四国の玄関口と言われていましたが、今では違うのではないでしょうか。一昔前は本州から四国に渡るには、対岸の玉野市からの連絡船、仁堀航路、東京、大分からのフェリー等が主でした。貨物輸送は国鉄・宇高連絡船。それが瀬戸大橋の開通により、人の流れ、物流が大きく変わり、高松市は四国の玄関口ではなくなったと思います。昨年までは本数を減らした宇野からのフェリーがありましたが、それも廃止。現在では神戸港からのジャンボフェリーのみが、直接、高松に入るのみとなっています。連絡船、フェリーだと宇野と高松間は約一時間。船内でうどん食べて、ゆっくり風呂に浸かれる便もありましたが、今ではそれは不可能に。時の流れと言ってしまえばそれまでなんですが、やはり寂しいものがあります。宇高連絡船では過去に悪天候による悲劇もあり、高松競輪に参加した選手達も何人か犠牲になったと聞いています。また、救助活動に勤しんだ選手もいたとの事。それもあってんですが、青函連絡船、宇高連絡船、共々、危険回避の為に、フェリー、船の変わりにトンネル、橋を作る事になったんですが。旅の風情と安全、両立は難しいと、つくづく考えます。
　さて、決勝戦。連勝の松浦君が人気を集めそう。余裕のあるレース振りだし、安心してみていられそう。マークは村上弟ですが、まあ、順調かと。この二人に中川、齋藤選手を絡めた狙いはいかがでしょうか？それでは、皆様、健闘を祈ります。