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尾崎と小僧。

2018/04/29 17:18 閲覧数(1128)
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盗んだバイクで走り出したことや
校舎の窓ガラスを壊してまわったことは

生まれてこのかた
一度もありませんが…

私が多感だったあの頃
尾崎豊は絶対的カリスマでした。

当時は

『くそー、腐った大人達め!てめーらの言うことなんて、いつもいつも身勝手なんだよ!チキショー!なんだか、よくわかんないけど、チキショー!てめーらみたいな大人には絶対にならねーぞ!くそー、仕方ねえなぁ、スクールウォーズでも見るか。』

みたいな
私の未熟で過剰な自意識に
尾崎の歌がピタリとハマった訳ですが…

没後26年
あらためて尾崎のライブ映像を振り返って見てみると…

尾崎の持つ危うさ…

社会に全く適合していない感じが
強烈な魅力を放っていたような気がします。

社会とうまく折り合いながら
生きていったら、もっと楽なんだけど
普通の感性じゃないので、それが非常に難しい。

尾崎がおかしいのか?
それとも、社会がおかしいのか?

その問いかけが心を揺さぶります…

バイトで金を貯め、遂に!購入したバイクで走り出したり

校舎の窓ガラス補修してまわったんでは

ダメなんです!

あー、よかったね!
で、終わってしまうじゃないですか!

社会不適合から生まれる芸術は
好みの問題はどうあれ

人を惹き付けるのです!

なんて思ってましたら
この瞬間…

ほんとに不本意ながら
一人の男の顔が浮かんでしまいました。

その名は

競輪小僧。

アーティストでもなんでもないくせに…
と、いいたいところですが

己を破滅へ追い込むまで
とことんストイックに車券勝負に向き合う
社会不適合な感じは

まさに
尾崎と同じかも知れません。

いや…違うと思いますが
とりあえず今だけ、話の都合上
同じということにさせてください。
お願いします!

と、言いますか…
よーく考えてみると

競輪小僧は
ストイックに車券を買い続ける
極端に社会不適合な典型例ですが

『あ、僕、趣味は競輪っす!』

みたいな事が世間で普通に言えない
状況ってのがやっぱりあって…

例えばお見合いで
相手の人に

『趣味は何ですか?』

と、聞かれて

『競輪を…少々』

なんて答えようものなら…

破談ですよ!破談!
ハッダーン!ボヨヨン!ボヨヨン!

ですね。

そのくらい、世間一般では
車券を買う!という行為が

社会不適合な要素な訳で…
もちろん
私も世間一般の『清廉』な方々から見ると

不適合者の一人です。

ただ…私の場合
節度を守ってオケラになってしまうんですよね~。

そこが弱い!
自分の弱さなんですよ!

携帯電話を止められたことも
家賃が払えなかったことも

未だかつてありません。

それに引き換え
競輪小僧!

いや

競輪小僧様は!

『おい、お前はそれでいいのか?もっと、ストイックにいかなくていいのか?』

いつも、そう
語りかけてくれます。

『僕が僕であるために、負け続けなきゃならない…正しい事が何なのか、それがこの胸に…』

きっと、一生分からないでしょうね…

てか、そこは負け続けなくてもいいんですが…





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コメント(1)

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やっしー

いやいや、だからと言って、覚醒剤は、駄目でしょ。
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