一月二十五日の取手FⅠは太田竜馬(徳島109期)が一周以上逃げ、湊聖二(徳島86期)のハコ差し優勝にはすくなからず驚いた――。二月三日の高松記念は捲った太田が嬉しい記念初優勝で番手の小川真太郎(徳島107期)が三着、三番手を固めた渡部哲男(愛媛84期)は八着に沈んだが、五週間後に大きな「返礼」が待っていようとは神のみぞ知るである――。三月三日雛祭りの玉野記念は太田が先輩のためにとド先行、番手の阿竹智史(徳島90期)が優勝、三番手北村信明(徳島93期)は三着「確定板」を挙げた。そして先ほど終幕した松山記念だが、前掲の渡部哲男のハコ差しに橋本強(愛媛89期)が続き、隊列を一本棒にしてしまう逃走で地元ワンツーを「演出」したのはもちろん太田だった。四国地区のS級選手にとり現況の太田竜馬の存在は、まさに「神様、仏様、太田様」であろう。
本日の松山記念決勝戦、別線に策があるのかないのかは意見がわかれるところだろうが、平原康多や郡司浩平や山田英明が「完封負け」に近く見えるのは、これが勝負ごとの勢いというものなのだろう。因みにこの競走の一番時計は最終バック九番手から五着まできた岡光良の11秒1。ま、着外の「時計」など関係ないっちゃないのだが――。
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