松浦悠士と清水裕友の盟友が理想とするは武田豊樹と平原康多の連携、おそらくそうだろう。
その武田と平原の連携の肝心は“先頭”を走るものの責任感であった。ゆえに番手の勝率の高さはあたりまえとして、武田-平原の並びなら平原から武田じゃない車券、逆の並びならそっくり真逆の出現率がそれぞれ上がり、その傾向はレベルの高い特別競輪の大舞台で更に顕著だったと記憶する。ま、フランクに記せば、ワンツー車券より番手一気のズブズブや筋違いが読み筋でもあったということだ。
《福井競輪・第四回ウィナーズ・カップ》
清水裕友の競輪頭脳をもってすれば、高橋晋也-守沢太志をスイスイ逃がすことも、そこに単騎の選手たちがアッサリとスイッチし一本棒にすることもしない・させない。そして“平原康多と武田豊樹”を目標とするのなら、かならず最後は仕掛ける・苦しくとも峻烈に仕掛ける――!
◎松浦から〇清水の残りは切る。かといって柏野智典のズブズブは……。誰に頼まれたわけでもないが、「松浦悠士から筋違いを一点で買うなら?」と自問自答してみる。最終四角は対高橋-守沢に勝利している仮定であるから、対象は単騎の四人、吉田敏洋、古性優作、原田研太朗、和田健太郎だ。さあ、どうしよう。自在性か脚力値か……悩んだ末の結論は「一番不器用だけど一番タテがある」ハラケン、⑦⑤の二車単を買います(そうだ、この二人同期だ!)。
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