ギャンブーをご覧のみなさん、こんにちは
ヤマコウです

寬仁親王牌を境目に
グッと空気が冷えてきました
体調には気を付けてくださいね♡

「京王閣競輪開設70周年記念ゴールドカップレース」は
2日目を迎えています

先日行われた寬仁親王牌は、
村上博幸（京都・86期）が約5年半ぶりの優勝で幕を閉じました
優勝インタビューでは涙も流し
タイトルを獲れなかった間の苦しみも感じました

この開催は、台風の影響もあり1日順延しました
台風の最中、前橋グリーンドーム前の利根川の水位が上がり
関係者は開催するかどうかの決断にも迫られたと思います
それでも無事に開催が終わることができました
ありがとうございました

しかし、競輪ファンの方には
何かモヤモヤの残る開催だったのではないでしょうか。

そうです、川口聖二（岐阜・103期）と山崎賢人（長崎・111期）の
残り2周半あたりの走行についての失格です

聖二の失格は
誘導員に差し込んだ状態で内外線間に入ったのが理由です

前橋ドームはバンクに癖があって
真っすぐ走っているつもりでもフラフラしてしまう難走路です
「内側の選手に気を取られているうちに自転車が降りてしまった」
と故意ではないと主張しています

山崎賢人の場合は
2周半前に誘導員より前に出てしまったのが原因でした
前橋ドームは傾斜が高いため、コーナーの出口が非常に強い下り坂になっています
「下りの惰性と内側の選手が気になったのと、誘導待避線と誘導員の前後感覚がよく掴めなかった」
と言っています

決められたルールですから、それに対応するのがプロだと思います

ただ、
あまりにも制裁に差があり過ぎないでしょうか

今回の失格で、両選手のあっせん停止期間は3カ月とも4カ月ともいわれています
逆に、うっかり落車で失格した選手はだいたい1カ月から2カ月です
後者の失格は、あきらかに実害を加えている上にファンの車券にも迷惑をかけています

それに比べて、誘導員早期追い抜きは誰に迷惑を掛けているのでしょうか？
もし着に絡んでいたら、ファンは怒るでしょう

なぜ、ファンは競馬やボートでなく競輪を支持しているのか？
なぜ、2段掛けを匂わせておいて消極的な走りだったらファンは罵声を浴びせるのか？
なぜ、優勝した選手でも罵声を浴びる時があるのか？
etc…

私は、人間模様に魅せられた人達が競輪を愛していると理解しています
今回の失格で、競輪を見限るファンもいるのではないか…と危惧しています

「日本の競輪は、世界のKEIRINを目指している！」
と考えるならアリでしょうが
今いるファンは他の公営競技に走るでしょう
　
スタートけん制をなくしてレースを円滑の進めたい
という考えもあるでしょうが
スタートけん制があったら1番車が出る等
いくらでも方法はあります
そちらの方が、ファンが予想を立て易く、予想し易くなるでしょう

競輪の魅力とは何なのか、
当たりやすい車券とは何なのか
ここにボタンの掛け違いがあると思います

一番の被害者は
当分彼らを見られない「ファン」なのではないでしょうか？