2020年を迎えました。（喪中のため、失礼致します）
当Gambooコラム（ブログ）にて毎日更新の、Kazzのオートレースコラム。
今年も年中無休を目標に邁進したいと思いますので、変わらぬご愛顧を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

1/1(水・祝)、今日のオートレースは、非開催日となっています。
（次開催は、1/2(木)開幕となる、川口・浜松の普通開催です。）

今日は小休止という感じにはなりますが、コラムの方は連日何らかのネタにて更新していきたいと考えております。

という事で今日は、昨日の振り返りをやっておきましょう。

---昨日の振り返り---

（印は良走路想定）

[2019.12.31]　川口
スーパースターフェスタ・最終日
【12Ｒ】SG第34回スーパースター王座決定戦　5100m（10周）

１着　◎①青山周平　（伊）
２着　△⑥早川清太郎（伊）
３着　　②永井大介　（川）

４着　▲③高橋　貢　（伊）
５着　○④佐藤貴也　（浜）
７着　注⑤鈴木圭一郎（浜）

３単：①⑥②　 58,340円　　ハズレ

＜自賛の弁／反省の弁＞
本命の①青山周に関しては、スタートからゴールまで10周回、期待通りの完璧な走り。試走タイム3.31はやや不安でしたが、トップスタートからその位置を譲らず、終盤には⑥早川清の猛追を凌ぎ切りました。とにかくスタートの安定感は抜群、紙一重の頂上決戦でも全くそれがブレる事は有りません。
その①青山周のスタートに続いていったのは紅一点の⑦佐藤摩。場内が大きくどよめき、そして期待を込めた大声援に変わります。しかし、その後ろにつけていた②永井大に捌かれてしまい万事休す、それでも、この最高峰の大舞台でも「もしかして」と思わせる瞬間を作り出しただけでも、これ以上無い拍手を送りたいと思います。最早、「女性レーサー」という括りをわざわざ付けなくても良いレベルへと到達しています。１人の「オートレーサー」佐藤摩弥の2020年からの活躍に、大いに期待したいところです。季節と展開とメンバーによっては、女性レーサー史上初のSG制覇も、決して遠い未来の話では無いと思っています。
②永井大も、不安視されていたスタートをここ一番で決めてくるあたり、やはり並大抵の選手ではありません。そして、その勝負強さを見抜けずに無印にしてしまった事を悔いています。自身通算100Ｖを、この年末の大一番で決めたいという思いが乗り移り、しかしその先頭の座は遠く・・・終盤これに代わって２番手に抜け出して来たのが、自身初のSG制覇という悲願を目指す⑥早川清。やはりこの選手の後半の追い込み、スピードもまた、業界屈指。最後は、逃げる①青山周を捕らえるか否かに注目が集まりましたが、やはりコースを押さえて走る①青山周を捌くには、そのチャンスが少なすぎました。またしても悲願達成ならず、しかしその瞬間は必ずや、近い将来に訪れるはずです。
一方、人気を集めた⑤鈴木圭、そして下名が期待を寄せていた④佐藤貴は、とにかくスタートの立ち遅れが全て。やはり業界ベスト８の頂上決戦、機力もハイレベルで拮抗という状況では、一旦立ち遅れてしまっては最早勝負の機会は訪れません。⑤鈴木圭が厳しいのは、一旦こうなってしまった場合に後方からでも捌き上げられるような車では無いという事。過去のSG等のビッグレースでの勝利は、概ねスタート速攻でトップスタート、或いは前団の好位置に付けられてこそという面は有り、やはりどうしても「総合力」という点では、まだ完成しきれていない部分が有るような気がします。④佐藤貴も然りで、やはりスタート行ってこそ。期待していたのは、強烈なトップスタートから10周回コースを押さえに押さえて混戦を演出し、その先頭でゴールする事・・・でしたが、その形にすら持ち込めなかったのは、やはり100分の１秒、或いはそれ以上のシビアなスタート争い、僅かな差を制する事が出来なかった、という点に尽きると思います。
いずれにしても、2019年最後の頂上決戦も、手に汗握る、本当に熱い10周回でした。
あくまで、ギャンブルという礎に立った公営競技。それはもちろん百も承知で、この一瞬だけは、車券が当たるか当たらないか、というレベルを遥かに超えた、プロフェッショナル達が火花を散らず、純粋なモータースポーツとしても楽しめる、２分超の死闘でした。

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それでは、また明日、お目にかかります。