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平成貧窮問答歌 其の千五百三十四

2018/03/11 6:49 閲覧数(629)
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ガールズケイリンは大宮と小倉ミッドナイトがともに二日目、大宮では細田愛未と高木真備がそれぞれ連勝を飾った。

6Rは齊藤由紀→細田→中村由香里→田中麻衣美→青木美優→加瀬加奈子→杉沢毛伊子という初手の隊列、打鐘を迎えて最終ホームで加瀬→杉沢が上がっていくと車間を切っていた細田も併せて出ていく。

加瀬は2角で細田の横あたりまでジワリと上昇して両者が並走のまま最終バックを通過、モガキ合いが続くが2センターでは内の細田がやや前に出る。

加瀬を退けた細田はそのまま後続を寄せつけず押し切り快勝、マークの中村が②着となり③着争いは接戦も青木がわずかに齊藤に踏み勝った。

加瀬は直線力尽きて今日も⑤着、まさかの予選落ちとなった。

細田は加瀬をねじ伏せて圧巻の逃げ切り、前受けからそのまま逃がされて瞬発力負けするパターンがよくある選手なので嫌な展開だなと思っていたが、加瀬が一気に仕掛けられずジワジワという形だったので十分に「準備」が整った状態で迎え撃つことができたようだ。

常々申し上げているように基本的に逃げてほしくない選手なのでこれでまた変に動くようになってしまうのは少し心配だが、自力でもこのぐらいは戦えないとトップクラスで通用しないのでそういう意味では勝ちっぷりとしては申し分ない。

今回に関しては高木より明らかに気配は上位、高木の連勝を止めてホームで完全Vなら最高だ。

中村は初手から細田マークで流れ込み②着、今回は連日いい位置にいる。

あの展開ならもっと差を詰めたいところだが、直線まで踏み場がなかったようにも見えるし伸びたというよりは内で我慢していたら外が全滅したという感じにも見える。

青木は中村の後ろ、最終ホームで1車追い上げて中村に続いた。

スピード不足で予選クラスでは苦戦しているがその代わりに車群を苦にしないのがセールスポイント、消耗戦になってしぶとさが出た。

加瀬はなし崩しに脚を使ってしまった印象、2角で一気に叩けたとしても500バンクでそれでは早いし細田に使われるだけだ。

結局はダラダラと外並走させられて直線は力が抜けてしまったような感じ、今回は久々に連日積極的な力勝負を展開したが結果は世代交代を印象づけるものになってしまった。

あの加瀬がヒラ開催で予選落ちというのはなんとも寂しいが、これも時代の流れでありガールズケイリンが飛躍的に発展してきたという何よりの証拠だろう。

7Rは中西叶美→小林莉子→石井貴子(東京)→高木→野口のぞみ→三宅玲奈→山口優衣、打鐘を迎えて最終ホームで玲奈が動くと貴子も併せて出ようとするが玲奈が前に出る。

貴子は残り1周で中西と玲奈の間に挟まれり形、貴子の後ろにいた高木は好機と見て一気に前団を叩いて主導権を取る。

しかし500バンクでこれでは明らかに早いので前に出た後2角で緩めたところを今度は逆に最後方から貴子が一気に捲っていったんは高木を捕らえる。

高木は落ち着いて貴子後位を確保、のぞみも続いて1センターから2角では後方の内になってしまった莉子も貴子の仕掛けに乗って最終バックではのぞみの後ろまで追い上げる。

最後は番手絶好の高木が楽々突き抜けて快勝、のぞみが②着となり莉子は③着で捲った貴子は④着に敗れた。

高木は出入りの激しい展開を制してこれで14連勝、5場所連続完全Vに王手をかけた。

今回は珍しく予選2走ともに追い込みに回ったので調子は分かりにくいが、力は申し上げるまでもなくもちろん優勝候補の筆頭だ。

のぞみは好枠を利して初手から高木マーク、高木が貴子の番手に入ってしまったのでそれを差すのはさすがに難しいがしっかり続いて②着で決勝進出と結果を出してきた。

昨年末の名古屋決勝では太田りゆを追い詰めて②着、今回はもちろんそれ以上を狙う。

莉子は今日はひとつ間違えれば惨敗していてもおかしくないレース、最終ホームのところでもたついている間に一気に高木に出切られて後方の内に置かれてしまった。

そこからまたペースが緩んで貴子が仕掛けてくれたので脱することができたが最後もいったん外に出してから結局また内を突くロスの多い内容、なんとか③着でしのいではいるがこのところはちょっとピリっとしない。

当たり前だがこのコースはほとんどの選手が初めてなのでどうしても手探り状態になり、そうでなくとも500バンクのガールズケイリンは展開の紛れが多くて特に難しい。

3/11
大宮5Rガールズ一般
[車 名 期県]
①中西 叶美  112愛
②山口 優衣  108佐
③加瀬 加奈子 102新◎
④杉沢 毛伊子 104静◯
⑤青木 美優  106栃
⑥高橋 梨香  106埼▲
⑦田中 麻衣美 102新

暴走の懸念はあるが③加瀬、格が違う。

加瀬マークが裏目に出た④杉沢と補充の⑥梨香が相手。

三連単③=④⑥→④⑥

3/11
大宮11Rガールズ決勝
[車 名 期県]
①小林 莉子  102東▲
②細田 愛未  108埼◎
③高木 真備  106東◯
④石井 貴子  104東
⑤齊藤 由紀  110愛
⑥野口 のぞみ 110長△
⑦中村 由香里 102東

気配は申し分ない②細田に①高木の連勝ストップを期待、現実に年始の静岡で負かしているのだから無理筋ではないはずだ。

相手はもちろん高木、あとは軽くは扱えない①莉子と未知の魅力なら⑥のぞみ。

三連単
②→③=①⑥

小倉は奥井迪と石井寛子がこちらも連勝、トップクラスは予選は崩れない。

1Rは中嶋里美→吉原菜那→内村舞織→坂口楓華→矢野光世→奥井→飯田よしのという初手、残り2周を通過して2角過ぎから奥井が動くと内村も併せて斬って打鐘となりそれを坂口が叩いて先頭に立つ。

しかし奥井は別格、例によって最終ホームで大外を一気に叩いて楽々主導権を取る。

坂口は初日同様飛びつこうとするが初日より明らかに脚を使っているので奥井後位には入ったものの最終バックではやや離れてしまう。

奥井は後続を寄せつけず圧勝、苦しくなった坂口の後ろから内村→中嶋が伸びて②③着となり坂口は④着となった。

奥井はいつも通りの力強いレース、このところは抑えて駆けるような形も少なくないが、これが本来のパターンで最終ホームで外をブン回して一気に叩いて後続を突き放してしまう。

これで8連勝、グランプリで差された寛子を封じて3場所連続完全Vに挑む。

あとは内村も中嶋も今日は拾っただけ、もちろんそれで十分だし特に中嶋は初日④着からしっかりポイントを加算しての決勝進出で暴走するよりは全然いい。

逆に奥井とまともに勝負してしまった坂口は直線失速の④着、初日はうまくいったかが今日は離れてしまった。

それでもなんとか決勝進出、さらに上を目指すには内容はこちらの方がいい。

2Rは成田可菜絵→寛子→奈良岡彩子→渡辺ゆかり→藤原亜衣里→山本知佳→板根茜弥、これは初手で決まってしまったかなと思っていたが意外な結果になった。

打鐘の2センターから久々の出走となる知佳が一気に叩いて主導権、寛子は最終ホームで楽々飛びついて番手絶好となる。

成田は前受けで後ろが寛子では用なしかと思っていたら知佳はスルーして最初から寛子後位狙い、内で粘って奈良岡を捌いてしまう。

知佳を追ってきた板根もいて最終バックでは寛子後位で成田と板根が並走、成田に入られてしまった奈良岡は我慢できずに外を捲りにいってしまう。

寛子は2センターから踏み込んで大楽勝、並走を制した成田が続いて②着となりその後ろから伸びてきた渡辺が③着となった。

寛子はここも余裕のレース運び、いわき平の二日目だけはお粗末だったがこのところはグランプリ女王の風格が漂う。

決勝は難敵・奥井が立ちふさがるがグランプリに続いて再度番手奪取から差し切りを狙う。

成田は大健闘の②着、前受けの時点でいらないと思っていたがこれは大変失礼致しましたとしか言いようがない(笑)。

内有利にせよ奈良岡から位置を奪ってさらに板根にも踏み勝って寛子を追走、流石に最後は寛子には突き放されてしまったがこれは満点の内容だ。

渡辺は奈良岡を追おうとしたが内がガラ空きなので冷静に内に入って成田に続いて③着、脚色にはだいぶ余裕があった。

初日は⑦番車ということもありスタートを失敗して⑥着が痛恨、決勝進出はならなかったが二日目は好枠に転じて意地は見せた。

奈良岡は⑥着惨敗でまさかの予選落ち、成田に掬われて1車下がって慌てたのか強引に外を捲ろうとしたがこれはいかにも厳しい。

初日②着なのだから無理をしないでそのままの位置にいれば③着はあった展開、実際に奈良岡の後ろにいた渡辺がいったん奈良岡を追走してから再度内に入って楽々③着に間に合っているのだから外を回したのは判断ミスだ。

3/11
小倉1Rガールズ一般
[車 名 期県]
①飯田 よしの 106東▲
②吉原 菜那  112佐
③山本 知佳  110和△
④奈良岡 彩子 104青◎
⑤渡辺 ゆかり 102梨◯
⑥矢野 光世  104福
⑦藤原 亜衣里 102新

負けられない④奈良岡、近況のレースからはアタマ取りのイメージは湧かないのでやや心配もなくはないが総合力は断然だ。

相手は二日目③着の⑤渡辺と好枠に転じて①飯田、③知佳もこのあたりなら。

三連単
④→①⑤→①③⑤

3/11
小倉6Rガールズ決勝
[車 名 期県]
①石井 寛子  104東◯
②内村 舞織  112福
③坂口 楓華  112京▲
④中嶋 里美  110愛
⑤奥井 迪   106東◎
⑥成田 可菜絵 112大△
⑦板根 茜弥  110東

⑤奥井の逃げ切り、スンナリ番手ならもちろん①寛子の差しも有力だがどの選手もその位置は狙っているうえに奥井としてはこのメンバーなら寛子にさえ番手に入られなければというレースもできる。

寛子はまず前受けだろうが奥井が先に来てくれるとは限らず誰かに斬られた上を奥井に叩かれると最悪、いずれにしても形を作るまでにそれなりに脚を使わされるはずでその分届かないと見た。

あとは予選の内容から③坂口と⑥成田。

三連単
⑤→①=③⑥

ガールズケイリンはさらに久留米がスタートして3場開催、本当に勘弁していただきたい(笑)。

こちらは長澤彩・大久保花梨・林真奈美の三つ巴、実績は長澤だが大久保・林も能力はひけを取らない。

3/11
久留米6Rガールズ予選1
[車 名 期県]
①田仲 敦子  104熊▲
②長澤 彩   106愛◯
③宮安 利紗  106岡
④関口 美穂  102埼
⑤林 真奈美  110福◎
⑥戸田 みよ子 102広△
⑦小林 彩乃  112群

前橋で鈴木美教を撃破した②長澤だが予選は積極的に運ぶこともあり取りこぼしも少なくない。

決め手を研きつつある⑤林がうまく運べれば捲り追い込みで逆転だ。

あとは①田仲と⑥戸田にしておくが、ここはいらない選手が一人もいないので車券はなかなか難しい。

三連単
⑤→②=①⑥

3/11
久留米7Rガールズ予選1
[車 名 期県]
①蓑田 真璃  110千
②梅田 夕貴  108井
③高橋 朋恵  108長◯
④大久保 花梨 112福◎
⑤東口 純   108石△
⑥中川 諒子  102熊▲
⑦荒川 ひかり 110茨

④大久保はかなり強い相手との対戦が続いたが今回はチャンス、ここはもちろん首位有望だ。

相手は③朋恵と⑥中川、大垣を当日欠場した⑤東口は様子見で押さえまで。

三連単
④→③⑥→③⑤⑥

玉野G3「瀬戸の王子杯争奪戦」三日目準決勝はS級S班の三谷竜生が大ピンチも③着でかろうじて決勝進出、記念連覇へ望みをつないだ。

地元勢は期待の新鋭・取鳥雄吾が見事に決勝進出、柏野智典とのラインで上位独占を目指す。

3/11
玉野12R S級決勝
①三谷 竜生 101奈◎
②堤 洋   75徳△
③山中 秀将 95千
④取鳥 雄吾 107岡
⑤井上 昌己 86長
⑥福田 知也 88神
⑦園田 匠  87福
⑧柏野 智典 88岡▲
⑨志智 俊夫 70岐◯

並び
①9 ③6 ⑤7 ④82

準決勝では組み立てミスで厳しい展開になった①三谷だが結果的には自分だけ届いて一番いい形になった。

あの場面で後ろを引っ張っても決勝が面倒になるだけでいい事は何もない。

一番邪魔なのも脱落して好きなレースができるいい流れ、逃げるのは④取鳥だろうが③山中や⑤井上が相手なら位置取りは容易で準決勝では山中に不覚を取ったが最後はきっちり締める。

相手はマークの⑨志智が大本線、早めの仕掛けになった時は裏も少し考えたい。

あとはやはり前にいる可能性が極めて高い⑧柏野と②堤。

ニ車単
①=⑨
①→②⑧
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コメント(2)

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僧侶

おはようございます。
大宮ガールズ
5R:補充だが6梨香の差し。
三連単 6-3-4。

11R:大宮なので2細田の差し脚から。
三連単 2-1,3-1,3,5。

小倉MNガールズ
1R:3知佳の復活弾。
三連単 3-4-5。

6R:5奥井が抜かれるイメージは湧かないので。
三連単 5-1-2。

久留米ガールズ
6R:5林が少し上か。
三連単 5-2-1,4。

7R:雰囲気的には4花梨の押し切り。
三連単 4-5-2,6。

よろしくお願いいたします。
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MAX

僧侶さん

おはようございます。

3場とは具合が悪いですね(笑)。

ガールズは全体的に500は慣れていない感じで紛れますね。

大宮決勝は細田に期待しましょう。

よろしくお願いします。
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